特開2017-214276IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

合わせガラスを得るために用いられる合わせガラス用中間膜に関する。また、本発明は、合わせガラス用中間膜を用いたロール体及び合わせガラス

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】合わせガラスの作製時の取扱性を高めることができる合わせガラス用中間膜及び合わせガラス用中間膜を用いたロール体及び合わせガラスの提供。
【解決手段】合わせガラス用中間膜11は、一端11aと、一端11aの反対側に他端11bとを有し、他端11bの厚みが、一端11aの厚みよりも大きく、最大厚み部位の表面の光沢度が3%以上、好ましくは5%以上、より好ましくは7%以上で40%以下であるので、合わせガラスの作製時の取扱性を高めることができ、楔角θが大きい部分を有する楔状の中間膜11が要求されることがある場合、ロール体における中間膜11の位置ずれや段差を効果的に抑えることができる。また、楔角θが小さくても、ロール体における中間膜11の位置ずれを効果的に抑えることができる。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

中間膜は、一般に溶融押出成形により得られている。この場合に、楔状の中間膜では、中間膜の幅方向において厚みを変えている。 合わせガラスを得る前に楔状の中間膜が長さ方向に巻かれ、中間膜がロール体とされる場合がある。この場合に、中間膜の幅方向における厚み差によって、内周の中間膜部分と外周の中間膜部分との位置ずれが生じやすい。この結果、ロール体において、中間膜の幅方向の両端において、内周から外周にかけて位置ずれや段差が生じやすい。 近年、自動車のダッシュボード形状及び自動車への合わせガラスの取付角度の多様化に対応して、楔角が大きい部分を有する楔状の中間膜が要求されることがある。この場合に、ロール体における中間膜の位置ずれや段差が特に生じやすい。 また、楔状の中間膜がロール状に巻かれたロール体は、軸心が鉛直方向になるように、縦置きされることがある。縦置きされた状態においては、ロール体における中間膜の位置ずれや段差が特に生じやすい。 ロール体における中間膜の位置ずれや段差が生じると、合わせガラスの作製時に中間膜の取扱性が大きく低下する。この結果、合わせガラスの製造効率が悪くなったり、合わせガラスの不良品が発生したりしやすくなる。 また、中間膜の位置ずれを抑えるために、中間膜の巻き取り時の張力を高くすることが考えられる。しかしながら、張力を高くすると、中間膜の厚みの薄い部位において、しわが生じやすくなる。しわが生じた中間膜を用いて合わせガラスを作製すると、光学歪が発生しやすくなる。 本発明の目的は、合わせガラスの作製時の取扱性を高めることができる合わせガラス用中間膜を提供することである。また、本発明は、の合わせガラス用中間膜を用いたロール体及び合わせガラスを提供することも目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の広い局面によれば、一端と、前記一端の反対側に他端とを有し、前記他端の厚みが、前記一端の厚みよりも大きく、最大厚み部位の表面の光沢度が3%以上である、合わせガラス用中間膜(本明細書において、中間膜と記載することがある)が提供される。
【発明の効果】
本発明に係る合わせガラス用中間膜は、一端と、一端の反対側に他端とを有し、他端の厚みが、一端の厚みよりも大きく、最大厚み部位の表面の光沢度が3%以上であるので、合わせガラスの作製時の取扱性を高めることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、本発明の第1の合わせガラス用中間膜を模式的に示す断面図である。

【図2】図2は、本発明の第2の合わせガラス用中間膜を模式的に示す断面図である。

【図3】図3は、合わせガラス用中間膜の厚み方向の断面形状の第1の変形例を示す断面図である。

【図4】図4は、合わせガラス用中間膜の厚み方向の断面形状の第2の変形例を示す断面図である。

【図5】図5は、合わせガラス用中間膜の厚み方向の断面形状の第3の変形例を示す断面図である。

【図6】図6は、合わせガラス用中間膜の厚み方向の断面形状の第4の変形例を示す断面図である。

【図7】図7は、合わせガラス用中間膜の厚み方向の断面形状の第5の変形例を示す断面図である。

【図8】図8は、図1に示す合わせガラス用中間膜を用いた合わせガラスの一例を示す断面図である。

【図9】図9は、図1に示す合わせガラス用中間膜が巻かれたロール体を模式的に示す斜視図である。

【図10】図10(a)及び(b)は、巻き取り外観の評価方法を説明するための模式図である。

【図11】図11は、二重像の評価における予備プレス方法を説明するための図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1,1A,1B,1C,1D,1E,1F…第1の層   2,2B,2C,2D,2E,2F…第2の層   2Fa…厚み方向の断面形状が矩形である部分   2Fb…厚み方向の断面形状が楔状である部分   3,3B,3C,3D…第3の層   11,11A,11B,11C,11D,11E,11F…中間膜   11a…一端   11b…他端   21…合わせガラス   22…第1の合わせガラス部材   23…第2の合わせガラス部材   51…ロール体   61…巻き芯   71…巻き芯   72…中間膜   72a…一端   72b…他端

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