特開2017-220417IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

電線の端部に端子が良好に圧着されたか否かを判定する端子圧着の良否判定装置および良否判定方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】より精度の高い良品判定を行うことができる端子圧着の良否判定装置を提供する。
【解決手段】良否判定装置100は、端子圧着時の圧力波形を取得する圧力波形取得部40と、前記圧力波形を複数のエリアに分割し、エリア毎にエリア面積を算出するエリア面積算出部50と、前記複数のエリアに含まれる1つまたは2つ以上のエリアを用いて判定エリアを抽出する判定エリア抽出部60と、前記判定エリアにおける複数の良品サンプルおよび不良品サンプルのエリア面積の平均値および標準偏差に基づいて閾値を設定する閾値設定部70と、前記端子圧着装置により検査品の端子圧着が行われたときに、前記検査品の前記判定エリアにおけるエリア面積と前記閾値とを比較することにより、前記検査品の端子圧着の良否を判定する判定部80と、を備える。
【選択図】図4

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1および2の良否判定装置では、良否判定の基準となる値(閾値)は、良品サンプルの平均値からどれだけずれているかに基づいて設定されている。閾値の設定にあたって、不良品のばらつきは考慮されていない。ところが、たとえ不良品の平均値が同じであっても、不良品のばらつき度合いが異なると、不良品が良品と見なされる可能性は異なることとなる。 図27(a)および(b)は、良品の平均値、良品の標準偏差、および不良品の平均値は同じであるが、不良品の標準偏差が異なる場合の例を示す図である。図27(b)の方が図27(a)よりも不良品のばらつきが大きく、標準偏差が大きい。閾値は良品の平均値、または平均値および標準偏差に基づいて設定されるので、図27(a)および(b)の例において閾値は等しい。なお、ここでは、公差D=(良品平均−不良品平均)/2としている。ただし、公差D=6σ(X)/AVE(X)であっても同様である。この例では、図27(b)の不良品の方が、図27(a)の不良品よりも、閾値を超える割合が多いことが分かる。すなわち、図27(b)の方が、不良品が良品と誤認される可能性が高いことが分かる。従来の良否判定装置では、このようなばらつきの相違を考慮することができなかった。 本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、より精度の高い良品判定を行うことができる端子圧着の良否判定装置および良否判定方法を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明に係る端子圧着の良否判定装置は、端子圧着装置による端子圧着の進行度合いと前記端子圧着装置に発生する圧力との関係を表す圧力波形を取得する圧力波形取得部と、前記圧力波形を端子圧着の進行度合いにより複数のエリアに分割し、前記圧力波形により囲まれる部分の面積であるエリア面積をエリア毎に算出するエリア面積算出部と、前記複数のエリアに含まれる1つまたは2つ以上のエリアを用いて判定エリアを抽出する判・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、より精度の高い良品判定を行うことができる端子圧着の良否判定装置および良否判定方法を提供することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】端子圧着装置の正面図である。

【図2】端子圧着装置の側面図である。

【図3】良否判定装置のブロック図である。

【図4】CPUの機能ブロック図である。

【図5】閾値の設定方法のフローチャートである。

【図6】(a)は良品サンプルの平面図、(b)〜(d)は不良品サンプルの平面図である。

【図7】圧力波形および分割エリアを表す図である。

【図8】各エリアにおける各サンプルの正規分布データを表す図である。

【図9】エリアA1における良品サンプルおよび不良品サンプルの正規分布データを表す図である。

【図10】エリアA2における良品サンプルおよび不良品サンプルの正規分布データを表す図である。

【図11】エリアA3における良品サンプルおよび不良品サンプルの正規分布データを表す図である。

【図12】エリアA4における良品サンプルおよび不良品サンプルの正規分布データを表す図である。

【図13】エリアA5における良品サンプルおよび不良品サンプルの正規分布データを表す図である。

【図14】エリアA6における良品サンプルおよび不良品サンプルの正規分布データを表す図である。

【図15】エリアA7における良品サンプルおよび不良品サンプルの正規分布データを表す図である。

【図16】エリアA8における良品サンプルおよび不良品サンプルの正規分布データを表す図である。

【図17】エリアA9における良品サンプルおよび不良品サンプルの正規分布データを表す図である。

【図18】エリアA10における良品サンプルおよび不良品サンプルの正規分布データを表す図である。

【図19】分離度C=B/AのうちのAおよびBの説明図である。

【図20】組合せエリアA5+A6における良品サンプルおよび不良品サンプルの正規分布データを表す図である。

【図21】組合せエリアA6+A7における良品サンプルおよび不良品サンプルの正規分布データを表す図である。

【図22】組合せエリアA5+A7における良品サンプルおよび不良品サンプルの正規分布データを表す図である。

【図23】組合せエリアA5+A6+A7における良品サンプルおよび不良品サンプルの正規分布データを表す図である。

【図24】判定エリアにおける閾値を表す図である。

【図25】端子圧着の良否判定方法のフローチャートである。

【図26】他の端子圧着の良否判定方法のフローチャートである。

【図27】(a)および(b)は、良品および不良品の確率分布と閾値との関係を表す図である。

選択図 図4出願人が指定した本件の代表的な図

1 端子圧着装置   2 アンビル   3 クリンパ   4 モータ   10 端子   12 電線   20 コントローラ   21 圧力センサ   40 圧力波形取得部   50 エリア面積算出部   60 判定エリア抽出部   70 閾値設定部   80 判定部   100 良否判定装置

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