特開2017-221794IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

第1設定作動距離に設定された第1測定部と、第2設定作動距離に設定された第2測定部と、が設けられた複合型の眼科装置

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】測定後に被検者が顔を動かしてしまった場合であっても、その動かされた顔における一方の被検眼の位置を基準とすることのできる眼科装置を提供することを目的とする。
【解決手段】被検者の被検眼Eを測定する測定部(40)と、被検眼Eに対して測定部(40)を移動させる駆動部12と、測定部(40)と駆動部12とを制御する制御部33と、を備える眼科装置10である。制御部33は、一方の被検眼Eに対する測定部(40)のアライメントを行った後に測定部(40)で一方の被検眼Eを測定し、一方の被検眼Eの測定の後に一方の被検眼Eに対する測定部(40)のアライメントを行い、そのアライメントが完了した状態における測定部(40)の位置を記憶する。
【選択図】 図9

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、した従来の眼科装置では、第1測定部および第2測定部を、一方の被検眼に適合する位置から他方の被検眼に適合する位置へと自動で移動させる必要が生じるが、この移動距離すなわち両被検眼の両眼間隔は被検者によって異なるものである。このため、多数の被検者の両眼間隔の平均値を利用して移動させることが考えられるが、全ての被検者に適切に対応することは困難である。 このことから、第1測定部および第2測定部のそれぞれにおいて観察光学系で取得した被検眼の画像を利用して、被検眼(その瞳孔等)を検出して移動の目標とすることが考えられる。ところが、第2測定部では、第2設定作動距離が非常に小さな値とされていることから、一方の被検眼に適合する位置から他方の被検眼に適合する位置へと移動させる際、被検者の鼻等への干渉を起こさないように後退させて被検眼から離れた状態とする必要がある。このため、第2測定部では、第2設定作動距離よりも大きく離れた状態で被検眼(瞳孔等)を検出することとなるので、自らに設けられて第2設定作動距離に適合する観察光学系では被検眼(瞳孔等)を適切に検出出来ない場面が生じてしまう虞がある。 本発明は、の事情に鑑みて為されたもので、測定後に被検者が顔を動かしてしまった場合であっても、その動かされた顔における一方の被検眼の位置を基準とすることのできる眼科装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

した課題を解決するために、請求項1に記載の眼科装置は、被検者の被検眼を測定する測定部と、前記被検眼に対して前記測定部を移動させる駆動部と、前記測定部と前記駆動部とを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、一方の前記被検眼に対する前記測定部のアライメントを行った後に前記測定部で一方の前記被検眼を測定し、一方の前記被検眼の測定の後に一方の前記被検眼に対する前記測定部のアライメントを行い、その・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明の眼科装置によれば、測定後に被検者が顔を動かしてしまった場合であっても、その動かされた顔における一方の被検眼の位置を基準とすることができる。 被検者の被検眼を測定するために第1設定作動距離に設定された第1測定部と、前記被検眼を測定するために前記第1設定作動距離よりも短い第2設定作動距離に設定された第2測定部と、前記被検眼に対して前記第1測定部と前記第2測定部とを移動させる駆動部と、前記第1測定部と前記第2測定部と前記駆動部とを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1測定部を用いて前記被検者の左右の前記被検眼を測定すべく前記第1測定部を移動させた際に左右の前記被検眼の両眼間隔を求め、前記第2測定部を用いて一方の前記被検眼を測定した後、求めた前記両眼間隔だけ他方の前記被検眼側へと前記第2測定部を移動させる眼科装置によれば、第1設定作動距離よりも小さな値の第2設定作動距離に設定された第2測定部を、一方の被検眼に適合する位置から他方の被検眼に適合する位置へと自動で適切に移動させることができる。 した構成に加えて、前記制御部は、前記第2測定部を用いて一方の前記被検眼を測定した後、一方の前記被検眼に対する前記第2測定部のアライメントを行ってから求めた前記両眼間隔だけ他方の前記被検眼側へと前記第2測定部を移動させることとすると、より適切に他方の被検眼に対向する位置へと自動で第2測定部を移動させることができる。 した構成に加えて、前記制御部は、一方の前記被検眼に対してアライメントを行った前記第1測定部の位置と、他方の前記被検眼に対してアライメントを行った前記第1測定部の位置と、に基づいて前記両眼間隔を求めることとすると、より適切に両眼間隔を求めることができる。 した構成に加えて、前記制御部は、前記第1測定部を用いて一方の前記被検眼を測定した後に一方の前記被検眼に対してアライメントを行った前記第1測定部の位置と、その後に他方の前記被検眼に対してアライメントを行った前記第1測定部の位置と、に基づいて前記両眼間隔を求めることとすると、被検者が顔を動かしてしまった場合であっても、適切に両眼間隔を求めることができる。 した構成に加えて、前記第2測定部は、前記被検眼の角膜に流体を吹き付けて前記角膜を変形させて眼圧を測定する眼圧測定部であることとすると、流体の吹き付けにより被検者が顔を動かしてしまった場合であっても、より適切に他方の被検眼に対向する位置へと自動で第2測定部を移動させることができる。 した構成に加えて、前記第1測定部は、前記被検眼の前眼部の画像を取得する第1観察光学系を有し、前記制御部は、前記第1観察光学系で取得した前記前眼部の画像に基づいて前記前眼部における瞳孔の位置を取得可能であり、前記第1測定部を用いて一方の前記被検眼を測定した後、前記前眼部の画像に基づいて取得した他方の前記被検眼の瞳孔の位置を目標として他方の前記被検眼側へと前記第1測定部を移動させることとすると、第1測定部により高い精度で両眼間隔を求めることができ、その両眼間隔を用いて第2測定部を他方の被検眼側へと移動させるので、当該第2測定部を他方の被検眼に対向する位置へと自動で適切に移動させることができる。 した構成に加えて、前記制御部は、前記両眼間隔として前記眼科装置における互いに直交する上下方向と左右方向と前後方向とのそれぞれの前記第1測定部の移動量を求め、前記両眼間隔として求めた前記上下方向と前記左右方向と前記前後方向とのそれぞれの移動量で前記第2測定部を移動させることとすると、移動のための制御を簡易なものとしつつ、第2測定部を他方の被検眼とより適切に対向する位置へと自動で移動させることができる。 した構成に加えて、前記制御部は、左右の前記被検眼の角膜頂点の位置から前記両眼間隔を求めることとすると、例えば、第2測定部が被検眼の角膜の角膜頂点(その位置)に光軸を一致させて測定を行うものである場合、その第2測定部の態様により適切に合致させることができ、第2測定部を他方の被検眼とより適切に対向する位置へと自動で移動させることができる。 した構成に加えて、前記第1測定部は、前記被検眼の前眼部の画像を取得する第1観察光学系を有し、前記第2測定部は、前記被検眼の前眼部の画像を取得する第2観察光学系を有し、前記第2観察光学系は、前記第1観察光学系よりも高い倍率に設定されていることとすると、両眼間隔を用いて第2測定部を他方の被検眼側へと移動させることを、より効果的なものとすることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明に係る実施例の眼科装置10の構成を模式的に示す説明図である。

【図2】眼科装置10の眼圧測定部20の光学的な構成を説明するための説明図である。

【図3】眼科装置10の眼圧測定部20の光学的な構成を説明するための図2とは異なる方向から見た説明図である。

【図4】眼科装置10の眼特性測定部40の光学的な構成を説明するための説明図である。

【図5】装置本体部13を移動させて測定モードを切り替える様子を説明するための説明図であり、(a)は眼圧測定モードとされた状態を示し、(b)は眼特性測定モードとされた状態を示す。

【図6】装置本体部13と額当部16との位置関係を用いて所定の高さ位置HLおよび所定の前方位置FLを説明するための説明図であり、(a)は所定の高さ位置HLを示し、(b)は所定の前方位置FLを示す。

【図7】眼科装置10の眼特性測定部40において、左側の被検眼ELに適合する位置から、右側の被検眼ERに適合する位置への切換動作を説明するための説明図であり、(a)は左側の被検眼ELに眼特性測定部40の主光軸O10が合わせられた様子を示し、(b)は右側の被検眼ERに眼特性測定部40の主光軸O10が合わせられた様子を示す。

【図8】装置本体部13(眼特性測定部40)を被検眼EL側から被検眼ER側へと移動した際の観察光学系42で取得される画像(そのデータ)において両被検眼Eが移動する様子を説明するための説明図であり、(a)は被検眼ELが画像から外れていく場面を示し、(b)は(a)の後であって被検眼ERが画像に入り始めた場面を示し、(c)は(b)の後であって被検眼ERの瞳孔Epが画像に入った場面を示す。

【図9】本実施例における制御部33にて実行される左右眼切換動作処理(左右眼切換動作方法)を示すフローチャートである。

【図10】眼科装置10の眼圧測定部20において、右側の被検眼ERに適合する位置から、左側の被検眼ELに適合する位置への切換動作を説明するための説明図であり、(a)は右側の被検眼ERに眼圧測定部20の光軸O1が合わせられた様子を示し、(b)は(a)の状態から眼圧測定部20が後退する様子を示し、(c)は(b)の状態から眼圧測定部20がX軸方向へ移動して左側の被検眼ELに眼圧測定部20の光軸O1が合わせられた様子を示し、(d)は(c)の状態から眼圧測定部20が被検眼EL側に移動された様子を示している。

【図11】前眼部観察光学系21で取得される画像(そのデータ)において、ピントのずれた状態の気流吹付ノズル21bが存在している様子を示す説明図である。

選択図 図9出願人が指定した本件の代表的な図

10 眼科装置   12 駆動部   20 (測定部の一例としての)眼圧測定部   33 制御部   40 (測定部の一例としての)眼特性測定部   E 被検眼   dm 両眼間隔

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