技術分野
鉄道の軌道下の地盤を改良するための地盤改良装置および地盤改良方法に関し、より詳細には、鉄道の終列車から始発列車までの間の短時間で、装置の展開・回収を迅速に行うことが可能な、地盤改良方法
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】鉄道の軌道下の地盤改良作業において、施工箇所までの装置の展開・回収をより迅速に行うことが可能な手段を提供する。 【解決手段】鉄道の軌道下の地盤を改良するための地盤改良方法であって、走行機能を設けた地盤改良機10を、保管箇所に予め設置してある第1の走行路30に載せた状態で保管しておく工程と、第1の走行路30と軌道B上の台車20との間を架け渡すように第2の走行路40を配置して、地盤改良機10を台車20まで運搬する工程と、台車20を、地盤改良を行う施工箇所D周辺まで移動する工程と、施工箇所Dに配置した高さ調整材51と台車20との間を架け渡すように第3の走行路50を配置して、地盤改良機10を施工箇所Dまで水平移動する工程と、地盤改良機10によって、軌道B下の地盤改良を行う工程と、を少なくとも含む。 【選択図】図5
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかし、した従来発明では、以下に記載する問題を有する。
(1)作業架台の構造が複雑となる。
作業架台自体が、混合攪拌機を待避部から軌道上に乗り入れする機能と、軌道上での移動機能を兼ねた構成となっているため、構造が複雑である。
(2)作業架台が大きくなる。
軌道が複数線存在する場合には、作業架台の長さを全線まとめた幅方向の分だけ確保しなければならず、この作業架台を収容するために、待避部の確保領域も大きくなってしまう。よって、限られたスペースの中での施工が困難となる。
(3)高低差を考慮していない。
作業架台を支持する架設の支持レールを、軌道上に設置する都合上、待避部の設置箇所の高さを、施工箇所の高さに揃える必要がある。
よって、待避部をホーム上に設けるような場合には、適用が困難である。
本発明は、軌道下の地盤改良作業において、施工箇所までの装置の展開・回収をより迅速に行うことが可能な方法の提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題を解決すべくなされた本願の第1発明は、鉄道の軌道下の地盤を改良するための、地盤改良方法であって、走行機能を設けた地盤改良機を、保管箇所に予め設置してある第1の走行路に載せた状態で保管しておく工程と、前記第1の走行路と軌道上の台車との間を架け渡すように第2の走行路を配置して、前記地盤改良機を前記台車まで運搬する工程と、前記台車を、地盤改良を行う施工箇所周辺まで移動する工程と、前記施工箇・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、以下に記載する効果を奏する。
(1)施工箇所までの装置の展開・回収をより迅速に行うことができる。
地盤改良機に車輪などの走行機能を設けることで、保管箇所から台車、および台車から施工箇所までの地盤改良機の移動をスムーズに行うことができる。
(2)地盤改良の施工時間を長く確保できる。
第1の走行路は常設しておき、終列車の通過後には第2の走行路を設置するだけで、地盤改良機を軌道上へと迅速に移動させることができる。
また、施工箇所が、軌道から離れた場所にあっても、第3の走行路でもって台車から施工箇所までの移動を迅速に行うことができる。
よって、終列車から始発列車までの限られた時間の中で実際の施工時間をできる限り長く確保することができる。
(3)限られたスペースでの施工に適する。
保管箇所で地盤改良機を載置しておく第1の走行路と、軌道上の台車に地盤改良機を搭載するための第2の走行路と、台車から施工箇所まで地盤改良機を移動するための第3の走行路と、をそれぞれ分離独立して構成したため、特許文献1に示すような大規模の作業架台を必要としない。
よって、保管箇所は、前記した大規模な作業架台を収容可能なスペースを確保する必要はなく、地盤改良機を収容できる程度の大きさで足りることとなる。このため、施工エリア内または近接するエリアでの保管が可能となる。よって、限られたスペースの中での施工に好適である。
(4)地盤改良の作業性が向上する。
地盤改良機の大規模な作業架台が不要であり、軌道上で作業が出来るため、施工箇所における制限空頭が広くなり、地盤改良の作業性が向上する。
(5)時間的、空間的な制約が少なくなる。
簡単な機械構成で、各々の走行路および台車に使用している部材は軽量で人力での運搬が可能であることから、地盤改良機の運搬にモーターカーが不要であり、荷下ろしのためのクローラークレーンやフォークリフトなどの揚重機械も不要となる。このため、これらの重機を保管するスペースも不要となる。
また、隣接工区において作業が行われている場合、搬入・搬出や緊急退避を行う際に、モーターカーが必要な場合には多くの時間的、空間的な制約を受けることになるが、これらの重機が不要であるため、時間的、空間的な制約がなくなる。
(6)緊急退避が短時間で可能となる。
上述のように人力で運搬が可能であり、保管場所への移動距離を短くすることができることから、施工中の緊急退避も容易に行え、十数分の時間で軌道を開放することが可能である。特に、隣接工区の作業等の影響を受けることがなくなるため、より短時間での緊急退避が可能となり、安全性も向上する。
(7)美観を損ねることなく工事が可能である。
通常、駅構内での工事においては駅ホーム上に仮設スペースを設け資機材を格納するが、本発明では仮設スペースを不要もしくは縮小できるため、ホーム上の歩行に対する障害も減り美観も損ねない。
(8)のように、施工性や作業性が向上することから、施工費の減縮や工期の短縮が図られ、安全性も向上する。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 保管箇所からの地盤改良機の運搬作業を示す概略図
【図2】 施工箇所での準備作業を示す概略図(1)
【図3】 施工箇所での準備作業を示す概略図(2)
【図4】 施工箇所での準備作業を示す概略図(3)
【図5】 地盤改良機の運搬作業の一連の流れを示す概略図
【図6】 軌道下の地盤改良作業を示す概略図
10 地盤改良機
11 車輪
20 台車
21 載置台
30 第1の走行路
31 高さ調整材
40 第2の走行路
41 高さ調整材
50 第3の走行路
51 高さ調整材
61 口元管
62 ゲートバルブ
A 保管場所
B 作業空間
C 軌道
D 施工箇所
D1 バラスト
D2 バラスト止め
D3 隙間
D4 コアドリル
D5 バラストP袋
E 改良体
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