技術分野
ガスシールドアーク溶接方法及び溶接構造物の製造方法
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】高張力鋼板、特に引張強さが780MPa以上の鋼板を溶接するにあたり、溶接部の耐疲労性及び耐食性(塗装性)に優れ、かつ、溶接を低コストで行うことができるガスシールドアーク溶接方法並びに溶接構造物の製造方法を提供すること。
【解決手段】溶接トーチを介して消耗式電極を送給し、シールドガスを流しながら、引張強さが780MPa以上の鋼板の溶接を行うガスシールドアーク溶接方法であって、前記消耗式電極は、前記消耗式電極の全質量に対する質量%で、C:0.20%以下(0%を含む)、Si:0.50%以下(0%を含む)、Mn:0.50%以下(0%を含む)、Cr:1.00〜9.00%、S:0.0020〜0.0600%、及びNi:0.50%以下(0%を含む)を含有し、かつ、前記シールドガスは、体積%で、CO2及びO2から選ばれる少なくとも1種の合計:1〜15%を含み、残部がAr及び不可避的不純物であり、下記式(1)を満たす条件で溶接を行う、ガスシールドアーク溶接方法。
1≦{−0.05×[CO2+O2]}+[Cr]≦8.3 (1)
(式(1)中、[Cr]は前記消耗式電極中のCrの含有量(質量%)を表し、[CO2+O2]は前記シールドガス中のCO2及びO2から選ばれる少なくとも1種の合計量(体積%)を表す。)
【選択図】なし
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、MnやSiは酸化し易い成分であり、ビード表面に剥離し難いスラグを発生させる。ここで、車両等に用いられる溶接構造物には、通常、塗装を行うが、ビード表面に残ったスラグは剥離し難いため、スラグの上に塗装を施すことになる。したがって、塗装後、スラグが剥離した場合には、その剥離部位が起点となって錆が発生してしまうという問題があった。
また、NiやMoは高価な元素であるため、多量に添加することによりコストが増大してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、高張力鋼板、特に引張強さが780MPa以上の鋼板を溶接するにあたり、溶接部の耐疲労性及び溶接部の耐食性(塗装性)に優れ、かつ、溶接を低コストで行うことができるガスシールドアーク溶接方法並びに溶接構造物の製造方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
すなわち、本発明は、溶接トーチを介して消耗式電極を送給し、シールドガスを流しながら、引張強さが780MPa以上の鋼板の溶接を行うガスシールドアーク溶接方法であって、
前記消耗式電極は、前記消耗式電極の全質量に対する質量%で、
C: 0.20%以下(0%を含む)、
Si:0.50%以下(0%を含む)、
Mn:0.50%以下(0%を含む)、
Cr:1.00〜9.00%、
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【発明の効果】
本発明のガスシールドアーク溶接方法並びに溶接構造物の製造方法によれば、耐疲労性及び耐食性(塗装性)に優れた溶接部を得ることができ、かつ、溶接を低コストで行うことができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】図1は、本発明に係るガスシールドアーク溶接方法に用いられる溶接装置の一例を示す全体構成図である。
【図2】図2は、本発明に係る溶接構造物の製造方法により得られる溶接構造物の一例を示す概要図である。
1 溶接装置
10 ロボット
11 溶接トーチ
20 ロボット制御部
30 溶接電源部
41 溶接構造物
42 鋼板
43 溶接部
α 溶接ビード止端部のフランク角
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