技術分野
例えば塵芥収集車などの特装車両に関し、特に、車台上に架装された可動装置の近傍に人物がいると判定すれば、その可動装置の作動を停止させるようにしたものに係る。
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】車台1上に塵芥積込装置のような可動装置が架装された特装車両(例えば塵芥収集車100)において、万が一の緊急停止システムを備える場合に、日常の作業にも寄与する付加価値を追加することによって、その普及を促進する。
【解決手段】可動装置の近傍に予め設定された第1のエリア(危険なエリア)に人物がいると判定すれば(ステップS6)、可動装置の作動を停止させる緊急停止装置を備える。第1のエリアよりも離れた第2のエリア(通常エリア)に人物Hがいるか否か、および、さらに離れた第3のエリア(増速エリア)に人物がいるか否かも判定し(ステップS8)第3のエリアに人物がいるときには、第2のエリアにいるときよりも作動速度が高くなるように可動装置を制御する(ステップS9)。
【選択図】図8
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところで、前記従来例のような監視システムにおいて、塵芥投入口の近傍を撮影するカメラとしては、塵芥収集車の運転者が後方を監視するためのバックカメラを利用することができるものの、その画像のデータを入力する画像処理装置は専用に設けなくてはならないので、コストアップが問題となる。
すなわち、近年の画像処理技術の向上によりカメラの画像において人物を認識し、その位置が予め設定した領域(従来例の進入禁止領域)内か否かをかなり正確に判定できるようになっているが、そのような万が一の安全装置としての機能だけでは、システムのコストに見合った導入メリットがあるとは言えず、このことが普及の妨げとなっていると考えられる。
本発明は、かかる問題点に着目してなされたものであり、例えば塵芥積込装置のような可動装置の近傍に人物がいることを判定し、必要に応じて可動装置を緊急停止させるようにしたシステムに、日常の作業にも寄与する付加価値を追加することによって、その普及を促すことを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
前記の目的を達成するために本発明は、車台上に可動装置が架装された特装車両を対象として、前記可動装置の近傍に予め設定された第1のエリアに人物がいることを判定する判定装置と、この判定装置によって第1のエリアに人物がいると判定されれば、前記可動装置の作動を停止させる緊急停止装置とを備えている。
【発明の効果】
本発明に係る特装車両は、車台に架装された可動装置の近傍に人物がいることを判定し、必要に応じて可動装置を緊急停止させるシステムを利用して、その人物が可動装置から所定以上、離れていて、直ちに危険なエリアに入る心配がないときには、可動装置の作動速度を高め、作業効率を高めるようにしている。これにより、作業者などの人物の安全性を確保しつつ、日常の作業にも寄与する付加価値を追加して、システムの普及を促進することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】本発明の塵芥収集車を示す側面図である。
【図2】図1の塵芥収集車に装備された塵芥積込装置の作動の説明図である。
【図3】図1の塵芥収集車の塵芥積込装置の油圧回路図である。
【図4】図1の塵芥収集車の制御装置とその入出力状態を示す概略図である。
【図5】図1の塵芥収集車に装備された人物認識装置の概略構成を示す説明図である。
【図6】ごみ袋を塵芥投入口に積み込む作業者を斜め後方から示す説明図である。
【図7】カメラによって撮影された画像の一例を示す説明図である。
【図8】画像処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図9】作業者が増速エリアにいる場合について示す図5相当図である。
100 塵芥収集車(特装車両)
1 車台
2 塵芥収容箱
3 塵芥投入箱
4 塵芥投入口
7 カメラ
9 画像処理ユニット(画像処理装置:判定装置)
10 回転板(塵芥積込装置:可動装置)
13 油圧モータ(塵芥積込装置:可動装置)
20 押込板(塵芥積込装置:可動装置)
24 押込シリンダ(塵芥積込装置:可動装置)
H 人物
CPU 画像処理ユニットの中央処理部(緊急停止装置)
DSP 画像処理ユニットの画像処理部(人物識別部、人物位置判定部)
SW4 画像処理ユニットのリレースイッチ(緊急停止装置)
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録