特開2018-197505IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

エンジンの失火検出装置に関し、特に気筒数制御手段と遠心式ダンパ手段とを備えたエンジンの失火検出装置

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】エンジンのトルク変動に起因する駆動系の捩り振動を低減しつつ、減筒運転中のエンジンの失火誤検出を回避することができるエンジンの失火検出装置を提供する。
【解決手段】減筒運転の実行条件成立により全筒運転から一部の気筒の運転を休止する減筒運転に切替える弁停止機構制御部12と、エンジン1に起因した振動の発生を抑制可能な遠心式ダンパ機構Dと、エンジン1の角速度変動Δωに基づいて失火判定可能な失火判定部13と、エンジン1に対する付加的負荷42,43を制御する付加的負荷制御部14とを有し、エンジン1の運転領域が遠心式ダンパ機構Dの振動特性に起因して失火振動に相当する失火相当振動が発生する共振領域A3のとき、付加的負荷制御部14は、付加的負荷42,43を付加するように構成されている。
【選択図】 図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、減筒運転の実行条件成立により全筒運転から一部気筒の運転を休止する減筒運転に切替える気筒数制御手段と、エンジンに起因した振動の発生を抑制可能な遠心式ダンパ手段と、エンジンの角速度変動に基づいて失火可能性を判定可能な失火判定手段とを備えたエンジンの失火検出装置では、エンジンの失火を誤検出する虞がある。
通常、エンジンの失火は、各気筒の燃焼行程に応じたエンジン(クランクシャフト)の角速度変動に基づいて検出されている。具体的には、予め設定された設定値よりも大きなエンジンの角速度変動の発生回数をカウントし、そのカウント値が所定の閾値を超えたとき、エンジンの失火を検出している。 本発明者が検討した結果、減筒運転が実行される低負荷領域では、エンジンから伝達される出力トルクが小さいため、スプリング保持プレート53に保持されたダンパスプリング51の撓み速度がクラッチドラムの回転速度よりも速くなり、ダンパスプリング51の周方向一端部とスプリング受け部材52の受け部52aとが一旦離間した後衝突する、所謂周期的移動現象が生じること(図7(c)参照)、更に、この周期的移動現象によりダンパスプリング51周辺の構成要素が共振することを知見した。
ダンパスプリング51とスプリング受け部材52による周期的移動現象に伴う共振は、実失火時のエンジンの角速度変動に相当(類似)するクランクシャフトによる0.5次振動を発生させる。即ち、失火相当振動であるクランクシャフトによる0.5次振動によって、エンジンの失火時と同様に設定値よりも大きなエンジンの角速度変動が検出されることから、エンジンが実際に失火していないにも拘らず、エンジンの失火が誤検出される。 本発明の目的は、減筒運転中のエンジンの失火誤検出を回避できるエンジンの失火検出装置等を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1のエンジンの失火検出装置は、減筒運転の実行条件成立により全筒運転から一部の気筒の運転を休止する減筒運転に切替える気筒数制御手段と、エンジンに起因した振動の発生を抑制可能な遠心式ダンパ手段とを備えたエンジンの失火検出装置において、エンジンの角速度変動に基づいて失火判定可能な失火判定手段と、エンジンに対する付加的負荷を制御する付加的負荷制御手段とを有し、エンジンの運転領域が前記遠心式ダン・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明のエンジンの失火検出装置によれば、エンジンのトルク変動に起因する駆動系の捩り振動を低減しつつ、減筒運転中のエンジンの失火誤検出を回避することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】実施例1に係るパワートレインの全体構成を示す部分断面図である。

【図2】遠心式ダンパ機構の斜視図である。

【図3】全筒運転領域と減筒運転領域を設定したマップである。

【図4】気筒数制御の処理内容を示すフローチャートである。

【図5】失火判定の処理内容を示すフローチャートである。

【図6】実施例2に係る気筒数制御の処理内容を示すフローチャートである。

【図7】遠心式ダンパ機構の要部拡大図であって、(a)は、初期状態、(b)は、正常時の作動状態、(c)は、周期的移動現象発生時の作動状態を示している。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 エンジン   12 弁停止機構制御部   13 失火判定部   14 付加的負荷制御部   26,27 ダンパスプリング   30 スプリング受け部材   31 スプリング保持プレート   42 オルタネータ   43 空調装置   D 遠心式ダンパ機構

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