技術分野
ここに開示する技術は、エンジンの制御装置及びエンジンの制御方法
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】煤の排出を抑制することと、燃費を向上させることとを両立させる。
【解決手段】エンジン1の制御装置は、キャビティ140を有するピストン14と、燃料噴射弁(インジェクタ18)と、を備える。燃料噴射弁は、ピストンが圧縮上死点付近に位置しているタイミングで、第1噴射を実行すると共に、第1噴射の燃料は、燃料噴射弁からキャビティの内部に向かって噴孔軸に沿って進んでキャビティの内面に衝突した後、内面に沿って流れることにより、噴孔軸に対しずれた位置でかつ、キャビティから燃料噴射弁に向かう方向に折り返して進む。燃料噴射弁は、第1噴射の終了後でかつ、第1噴射の燃料が折り返して進むタイミングで、キャビティの内部に向かって第2噴射を実行する。
【選択図】図6
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
特許文献1に記載されたディーゼルエンジンでは、燃料噴射弁から噴射した燃料の一部が、ピストンに設けたキャビティの外に至るタイミングで後段噴射を行う。つまり、後段噴射を、圧縮上死点からピストンの下降が進んだ膨張行程中において行う。そのため、後段噴射の燃料は、エンジンのトルクの発生には余り寄与しない。後段噴射は、煤の排出を抑制することには有効であるが、燃費性能には不利である。
後段噴射のタイミングを早めると、エンジントルクの増大及び熱効率の向上に有利になる。しかしながら、主噴射と後段噴射との間隔が狭くなるため、燃料濃度が局所的に濃くなる部分が生じてしまい、煤の発生を招いてしまうという新たな問題が生じる。
ここに開示する技術はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、煤の排出を抑制することと、燃費を向上させることとを両立させることにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
具体的に、ここに開示する技術は、エンジンの制御装置に係る。エンジンの制御装置は、キャビティを有しかつ、シリンダ中心軸に沿って往復動するピストンと、前記ピストンの頂面に対向して配設されかつ、噴孔軸に沿って燃料を噴射するよう構成された燃料噴射弁と、を備える。
【発明の効果】
以上説明したように、前記のエンジンの制御装置によると、二回の噴射による燃料が重ならずに、煤の酸化を促進する第2噴射の燃料をエンジンのトルクの発生に寄与させることができるから、煤の排出の抑制と、燃費の向上とを両立させることができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】図1は、ディーゼルエンジンシステムの構成を例示する概略図である。
【図2】図2は、燃焼室の構造を例示する概略断面図である。
【図3】図3は、燃焼室の概略上面図である。
【図4】図4は、ディーゼルエンジンの制御に係るブロック図の一例である。
【図5】図5は、PCMが実行する燃料噴射に係る制御手順を例示するフローチャートである。
【図6】図6は、ここに開示する技術が適用された燃料噴射態様における燃焼室内の様子を例示する遷移図である。
【図7】図7は、燃料噴射態様の比較例における燃焼室内の様子を例示する図6対応図である。
【図8】図8は、図6の燃料噴射態様時と、図7の燃料噴射態様時との燃焼波形を比較する図である。
【図9】図9は、PCMが出力する噴射指示パルスと、燃料噴射弁のリフトの変化との対応を例示する図である。
【図10】図10は、インターバルの設定に係るマップを例示する図である。
【図11】図11の上図は、噴射量を変えたときの、インターバルと煤発生量との関係を示す図であり、図11の下図は、噴射量を変えたときの、インターバルと熱効率との関係を示す図である。
【図12】図12は、エンジンの負荷又は回転数が低いときの、第2噴射時における燃焼室内の様子を例示する図である。
【図13】図13は、主噴射の噴射量とインターバルとの関係を例示する図である。
1 エンジン
14 ピストン
140 キャビティ
141b 中央隆起部
141c 膨出部
141d リップ部
18 インジェクタ(燃料噴射弁)
18a 噴孔
61 大型ターボ過給機
62 小型ターボ過給機
X シリンダ中心軸
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