技術分野
インク組成物、インクセット及び記録方法
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】インク組成物のpHの経時変化を起こしにくく、布帛対応性が良好で、かつ、耐光性が良好で、ガマットの範囲が良好なインク組成物を提供すること。
【解決手段】第1染料(C.I.リアクティブレッド)と、第2染料(C.I.リアクティブバイオレット)と、を含む、インクジェット捺染用のインク組成物。pHが、6.0〜8.5で、沸点が260℃を越える多価アルコールの含有量がインク全量に対して5質量%以下であるインク組成物が好ましい。
【選択図】なし
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
捺染用のインク組成物に配合される色材は、例えば染料であり、非常に多くの種類が存在している。しかしながら、例えば、布帛の種類、インク組成物の液性(水性、油性等)に応じたり、所望の色となるように種類を選ぶ場合、染料の選択の幅は必ずしも広くはない。例えば、捺染する布帛が綿及び絹である場合、これらの布帛の両者を捺染可能で、かつ、水性インク組成物として好適な染料として選択される一種として、C.I.リアクティブレッド(Reactive Red)31がある。
ところが、発明者らの検討によると、C.I.リアクティブレッド31は、水性捺染インクに用いられた場合、経時変化によりインクのpHの低下を生じることが分かってきた。このような経時変化によりインクのpHの変化が生じたインクで布帛を捺染すると、変化前のインクで捺染した部分と色相が変化し、布帛をデザイン通りの色で印刷することが難しくなる場合があった。さらに、このようなインクを用いて布帛を染色する場合、特にポリアミド系である絹(シルク)や羊毛(ウール)等を染色すると、布帛の製造ロット違いによる色相の変化を生じ易く、即ち布帛対応性(布帛の種類や製造ロット違いによる繊維の性質のズレに対する色相ズレが少ないこと)が不十分であることも分かってきた。
また、複数の染料を組み合わせてガマットを拡大しようとする場合に、染料間の相性を考慮しないで単純に複数色の染料を混合するだけでは、色相、pHの安定性、耐光性、及びガマットの全ての特性を満足するインク組成物を得ることは困難であった。
本発明の幾つかの態様に係る目的の一つは、インク組成物のpHの経時変化を起こしにくく、印捺物における発色性、布帛対応性及び耐光性が良好で、かつ、インクセットに用いた場合にガマットの範囲を良好にできるインク組成物を提供することにある。また、本発明の幾つかの態様に係る目的の一つは、ガマットの範囲が良好なインクセット及び記録方法を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】インクジェット記録装置を示す概略斜視図。
【図2】インクジェット記録ヘッドを示す概略斜視図。
【図3】ノズルプレート表面の状態を示す概念図。
1…プリンター、2…記録媒体、3…ヘッド、4…キャリッジ、5…主走査機構、6…プラテンローラー、7a,7b,7c,7d…インクカートリッジ、8…タイミングベルト、9…モーター、10…ガイド軸、51…ノズルプレート、51a…ノズル面、52…ノズル、52a,52b…ノズル列、53…導入部、55…ヘッド基板、56…ヘッド本体、54…接続針、57…加圧部、58…コネクター、126…プラズマ重合膜、128…フッ素樹脂膜、128a…フッ素を含む長鎖高分子鎖
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録