技術分野
タッチパネルを搭載した液晶表示装置に関し、特に、液晶表示装置に応力が加わった際に発生する液晶表示画面の変色を抑制する方法
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】 タッチパネルへの押下があった際に、表示画面の品質を保持しつつ表示ムラを抑制するタッチパネル式液晶表示装置を提供する。
【解決手段】 本発明のタッチパネル式液晶表示装置100は、タッチパネル120と、液晶パネル130と、RGBの階調を規定する画像データに基づき液晶パネル130を駆動する液晶駆動部140と、タッチパネル120へのタッチを検出する検出手段と、タッチが検出された場合、RGBの階調が最大階調とならないように画像データの階調を変更する変更手段とを有する。
【選択図】 図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
通常、液晶配列は、タッチパネルからの応力が解放されると、駆動電圧により復元し、リフレッシュされる。しかし、IPS(In-Plane Switching)やVA(Vertical Alignment)の液晶では、駆動電圧が飽和しているとき、すなわち、液晶が最大階調で安定しているとき、応力が解放されても元の状態に戻り難くなる。例えば、R(赤)、G(緑)、B(青)の三原色の階調を8ビットで規定する24ビットカラーのノーマリーブラック型の液晶パネルの場合、RGB=(255,255,255)が最大階調であり、バックライトの光の透過が最大となり、白色の輝度が最大となる。この安定した状態で、タッチパネル上の白色部分が押圧され、液晶パネルに応力が加わると、液晶の配列が乱れ、元の状態に戻り難くなる。すろと、タッチパネルで押圧した場所が暗い表示ムラになって残ってしまう。他方、液晶が不安定な状態であれば、応力が解放されれば液晶は元に戻り易く、表示ムラは押圧時の一時的なものとなる。
図12は、したタッチパネル式液晶表示装置の課題を説明する図である。図12(A)に示すように、タッチパネル10の白色部分11を押圧すると、液晶パネルが撓みそこに暗い表示ムラ12が生じる。これは、図12(B)に示すように最大階調で安定した状態にある液晶体13が、図12(C)に示すようにタッチパネルへの押圧によって配列を乱され、バックライトの光の一部が遮断されるために生じる。タッチパネルへの押圧が終わった後に、液晶体13が図12(B)に示す元の状態に戻らないと、白色部分11に表示ムラが残存してしまう。
図12(D)は、エアギャップタイプの液晶表示装置の概略断面、図12(E)は、ボンディングタイプの液晶表示装置の概略断面である。エアギャップタイプは、タッチパネル10と液晶パネル14との間にエアギャップ15が形成されるため、タッチパネルが押圧されても液晶パネル14が撓まず、表示ムラは発生し難い。16は、カバーレンズである。これに対し、ボンディングタイプは、タッチパネル10が液晶パネル上に、接着剤やOCAを介して直接接合されているため、タッチパネル10の押下により液晶パネル14が撓み、そこに表示ムラが発生しやすい。エアギャップタイプを採用すれば、表示ムラを抑制することができるが、エアギャップタイプは、製品の薄型化や高品質化が難しい。
表示ムラを解消する方法としては、タッチパネルの押下後に、液晶パネルを黒色に駆動したり、あるいは電源を再投入することで液晶の配列を一旦他の状態に強制的に変化させるといったリフレッシュ方法も提案されている。しかし、このようなリフレッシュ方法は、液晶パネルの表示が一時的に暗くなるため、結果として、ユーザーには、画面ちらついて見えてしまい、商品品質として望ましくない。また、タッチパネルへの押下のたびにユーザーに電源のオン/オフをさせることは、非常に煩雑である。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、タッチパネルへの押下があった際に、表示画面の品質を保持しつつ表示ムラを抑制するタッチパネル式液晶表示装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明に係るタッチパネル式液晶表示装置は、タッチパネルと液晶パネルとを備えたものであって、RGBの階調を規定する画像データに基づき前記液晶パネルを駆動する駆動手段と、前記タッチパネルを介して前記液晶パネルに応力が印加される事象を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段により事象が検出された場合、RGBの階調が最大階調とならないように前記画像データの階調を変更する変更手段と、を有する。
【発明の効果】
本発明によれば、液晶パネルに応力が印加される事象が検出されたとき、画像データが最大階調とならないように画像データの階調を変更して液晶パネルを駆動するようにしたので、液晶パネルへの応力が解放されたとき、液晶の配列の乱れが元の配列に戻り易くなり、表示ムラの残存を抑制することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】本発明の実施例に係るタッチパネル式液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例に係る液晶表示装置の表示制御プログラムの機能的な構成を示す図である。
【図3】本発明の実施例に係る階調変更部による階調変更の一例を説明する図である。
【図4】図4(A)は、RGBが最大階調であるときの階調変更前の液晶配列を示し、図4(B)は、階調変更後の液晶配列を示す。
【図5】本発明の実施例に係る液晶表示装置においてタッチパネルが押下された際の液晶パネルの表示制御動作を説明するフローである。
【図6】本発明の実施例に係る他の階調変更の例を説明する図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る表示制御プログラムの機能的な構成を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係る液晶パネルの表示制御動作を説明するフローである。
【図9】本発明の第3の実施例に係る表示制御プログラムの機能的な構成を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施例に係る液晶パネルの表示制御動作を説明するフローである。
【図11】本発明の実施例による表示ムラの抑制の効果を説明する図である。
【図12】従来のタッチパネル式液晶表示装置の課題を説明する図である。課題を示す図である。
100:液晶表示装置 110A:表示ユニット
110B:制御ユニット 120:タッチパネル
130:液晶パネル 140:液晶駆動部
150:記憶部 160:制御部
200、200A、200B:表示制御プログラム
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