特開2018-205612IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

音声認識装置および音声認識方法に関し、特に、音声認識時に発話ボタンの操作や特定動作などのトリガを不要にした音声認識装置に用いて好適なものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】認識対象ワードの数を制限せず、他処理のレスポンス性能の低下を抑え、車載機で発生された音声による誤認識を抑制できる「音声認識装置および音声認識方法」を提供する。
【解決手段】音声認識装置100は、認識対象ワードの全体と外部入力音声との類似度の算出を行い、第1のレベルより大きくなった時点で当該ワードの前半部分に相当と認識し、第2のレベルより大きくなった時点で当該ワードの全体に相当と認識する第1音声認識部10と、当該ワードの後半部分と内部発生音声との類似度の算出結果に基づいて内部発生音声が当該ワードの後半部分に相当と認識する第2音声認識部12と、第1音声認識部10による認識対象ワードの全体に相当との認識があり、かつ、第2音声認識部12による認識があった場合、第1音声認識部10の認識結果を破棄する認識結果破棄部13とを備え、第2音声認識部12は、第1音声認識部10により算出される類似度が第1のレベルよりも大きくなった時点で認識処理を開始する。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

トリガレス音声認識の場合、マイクより入力される音声が認識対象ワードに該当するかどうかを常時判定するため、車載機のCPUに常に処理負荷がかかっている状態となる。1つの音声認識エンジンで12個の認識対象ワードに対応する場合、5%程度のCPU負荷が増加する。特許文献1のように、2つの音声認識エンジンを同時に動作させた場合、12個の認識対象ワードに対応する場合は合計24ワードとなり、10%程度のCPU負荷を増加させてしまう。 こういった状況では、音声認識処理以外の他処理のレスポンス性能が低下するという問題が生じる。例えば、ナビゲーション装置の地図描画性能(1秒当たりの描画可能フレーム数であるfps=frame per second)の低下を招くといった問題が生じてしまう。他処理のレスポンス性能の低下を抑えるためには、定常的に待ち受ける認識対象ワードの数を少なく制限する必要がある。しかしながら、このようにすると、ごく限られた数の認識対象ワードしか音声認識できないことになり、トリガレス音声認識の利便性が損なわれてしまう。 本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、トリガレス音声認識において定常的に待ち受ける認識対象ワードの数を少なく制限することなく、また音声認識処理以外の他処理のレスポンス性能の低下を極力抑えつつ、車載機で発生された音声による誤認識を抑制することができるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

した課題を解決するために、本発明の音声認識装置は、認識対象ワードの全体が登録された第1音声認識辞書と、認識対象ワードの後半部分のみが登録された第2音声認識辞書とを有する。また、本発明の音声認識装置は、第1音声認識辞書を用いて、マイクより入力された外部入力音声の音声認識を行う第1音声認識部と、第2音声認識辞書を用いて、車載機で発生されスピーカから出力される前の内部発生音声の音声認識を行う第・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
のように構成した本発明によれば、第1音声認識部において外部入力音声が認識対象ワードの前半部分に相当すると認識された場合にのみ第2音声認識部が起動されるので、第2音声認識部が常時動作している場合に比べて処理負荷を小さくすることができる。処理負荷が小さいので、トリガレス音声認識において定常的に待ち受ける認識対象ワードの数を少なく制限する必要がない。そして、第1音声認識部において外部入力音声が認識対象ワードの全体に相当すると認識され、かつ、第2音声認識部により内部発生音声が認識対象ワードの後半部分に相当すると認識された場合には、第1音声認識部による認識結果が、スピーカから出力された内部発生音声がマイクから入力されたために生じた誤認識であるものとして破棄される。これにより、本発明によれば、トリガレス音声認識において定常的に待ち受ける認識対象ワードの数を少なく制限することなく、また音声認識処理以外の他処理のレスポンス性能の低下を極力抑えつつ、車載機で発生された音声による誤認識を抑制することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本音声認識装置の機能構成例を示すブロック図である。

【図2】認識対象ワードの一例を示す図である。

【図3】本第1音声認識辞書および第2音声認識辞書が記憶する情報の一例を示す図である。

【図4】本第1音声認識部および第2音声認識部が算出する距離値の推移の一例を示すグラフである。

【図5】第1音声認識部の動作例を示すフローチャートである。

【図6】第2音声認識部の動作例を示すフローチャートである。

【図7】認識結果破棄部の動作例を示すフローチャートである。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10 第1音声認識部   12 第2音声認識部   13 認識結果破棄部   20 辞書記憶部   20A 第1音声認識辞書   20B 第2音声認識辞書   100 音声認識装置   200 マイク

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