特開2018-28126IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

ボイラの水処理剤およびそれを用いるボイラの水処理方法に関する。
本発明のボイラの水処理剤は、腐食・孔食防止性能と抗菌性能とを併せ持ち、特に小型貫流ボイラに好適に用いることができる。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】ボイラ水系、特に給水のpHが9以下のボイラ水系や、高濃縮運転されている小型貫流ボイラブロー水系の中和装置や中和槽、給水配管からエコノマイザーの間において、微生物トラブルが起こる場合、ボイラ缶内の腐食やスケール付着を防止するために用いられる水処理剤の中でも、抗菌性能を有するボイラの水処理剤を提供することを課題とする。
【解決手段】防食・孔食防止有効量の酒石酸またはその塩およびクエン酸またはその塩と、抗菌有効量の式:H2N(CH2CH2NH)nH(式中、nは2〜5の整数である)で表されるポリアミンとを含有することを特徴とするボイラの水処理剤により、の課題を解決する。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、の特許文献1の腐食・孔食防止剤およびそれを用いるボイラの腐食・孔食防止方法では、通常、その目的を達成することができるが、ボイラ給水の水質やボイラの運転条件などによっては、スライムが発生するなどの微生物トラブルが起こることがあった。
そこで、本発明は、ボイラ水系、特に給水のpHが9以下のボイラ水系や、高濃縮運転されている小型貫流ボイラブロー水系の中和装置や中和槽、給水配管からエコノマイザーの間において、微生物トラブルが起こる場合、ボイラ缶内の腐食やスケール付着を防止するために用いられる水処理剤の中でも、抗菌性能を有するボイラの水処理剤を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の発明者らは、の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、防食・孔食防止成分としての酒石酸またはその塩およびクエン酸またはその塩に、抗菌成分として特定のポリアミンを併用することにより、意外にも優れた腐食・孔食防止性能(効果)と抗菌性能(効果)とを発揮することを見出し、本発明を完成するに到った。
【発明の効果】
本発明によれば、ボイラ水系、特に給水のpHが9以下のボイラ水系や、高濃縮運転されている小型貫流ボイラブロー水系の中和装置や中和槽、給水配管からエコノマイザーの間において、微生物トラブルが起こる場合、ボイラ缶内の腐食やスケール付着を防止するために用いられる水処理剤の中でも、抗菌性能を有するボイラの水処理剤を提供することができる。
すなわち、本発明の水処理剤は、ボイラの水処理剤として公知の成分であるポリアミンの中でも特定のポリアミンを用いることで、新たに殺菌剤(抗菌剤)を添加する必要もなく、アルカリや還元性物質が存在する苛酷な条件下においても、一液製剤としてボイラ缶内の腐食・孔食を防止し、抗菌効果も併せて発揮する。 本発明のボイラの水処理剤は、次の要件のいずれか1つを満たす場合に、の効果をより発揮する。
(1)酒石酸またはその塩とクエン酸またはその塩との含有割合が、重量比で1:0.2〜5である。
(2)ポリアミンが、ジエチレントリアミンおよび/またはテトラエチレンペンタミンである。
(3)ボイラが、小型貫流ボイラである。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります