特開2019-161734IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

この発明は、電線同士を接続した中間スプライス部に水が侵入することを抑制する技術

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】なるべく小型及び軽量な構成で、スプライス部から延出する比較的細い電線延出部側からスプライス部に水が侵入することを抑制すること。
【解決手段】スプライス部の水侵入抑制構造1は、複数の電線10、14の芯線11、15同士が接続されたスプライス部20と、スプライス部20の一端から延出する第1電線延出部30と、スプライス部20の他端から延出し、第1電線延出部30よりも太い第2電線延出部40とを備える。第1シート50が、スプライス部20の一端側で、第1電線延出部30に含まれる電線10の被覆12からスプライス部20に至る部分を含み、第2電線延出部40に含まれる電線10、14の被覆12、16よりも手前までの領域を覆う。第2シート60が、第1シート50に重なると共に、スプライス部20の他端側で、第2電線延出部40に含まれる電線10、14の被覆12、16からスプライス部20に至る部分を含む領域を覆う。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1では、スプライス部の一端から1本の電線が延出し、他端から2本の電線が延出する例が示されている。このスプライス部及び両端の電線群に単一のテープを巻付けようとすると、テープの巻付長さとして、2本の電線の太さに応じた長さが必要となる。すると、1本の電線にテープを巻付ける箇所では、テープが余ってしまい、隙間が生じてしまう恐れがある。 特許文献2では、ワイヤーハーネスの電線相互のジョイント部を熱可塑性の合成樹脂でモールドしているため、大型化及び質量増を招く恐れがある。 そこで、本発明は、なるべく小型及び軽量な構成で、スプライス部から延出する比較的細い電線延出部側からスプライス部に水が侵入することを抑制することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するため、第1の態様に係るスプライス部の水侵入抑制構造は、複数の電線の芯線同士が接続されたスプライス部と、前記複数の電線のうちの少なくとも1つを含み、前記スプライス部の一端から延出する第1電線延出部と、前記複数の電線のうちの少なくとも1つを含み、前記スプライス部の他端から延出し、前記第1電線延出部よりも太い第2電線延出部と、前記スプライス部の一端側で、前記第1電線延出部に含まれ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
第1の態様によると、第1シートは、前記スプライス部の一端側で、前記第1電線延出部に含まれる電線の被覆から前記スプライス部に至る部分を含み、前記第2電線延出部に含まれる電線の被覆よりも手前までの領域を覆うため、比較的太い第2電線延出部に影響されることなく、第1シートを第1電線延出部に隙間無く巻付け易い。また、第2シートは、第1シートに重なると共に、スプライス部の他端側で、第2電線延出部に含まれる電線の被覆からスプライス部に至る部分を含む領域を覆うため、第1電線延出部を伝う水は、第1シートの外周及び第2シートの外周を伝って、第2電線延出部の被覆外周に伝わり易い。このため、なるべく小型及び軽量な構成で、比較的細い第1電線延出部30側からスプライス部に水が侵入することを抑制できる。 第2の態様によると、第1電線延出部は、電線を1本のみ含むため、第1シートと、当該1本の電線の周囲に隙間無く巻付け易い。 第3の態様によると、第1シートを、第2シートの巻付状態に影響されずに、第1電線延出部に巻付けることができる。このため、第1シートと第1電線延出部との間に隙間が生じ難い。 第4の態様によると、スプライス部に、銅又は銅合金で形成された部材と、アルミニウム又はアルミニウム合金で形成された部材とが、混在していると、水により腐食が生じ易い。このようなスプライス部に対して、水の侵入を抑制できる。 第5の態様によると、ワイヤーハーネスに設けられたスプライス部に対して水の侵入を抑制できる。 第6の態様によると、第1電線延出部を伝う水が第1シートの外周から第2シートの外周を伝って第2電線延出部に伝い易い。第1シートは第1電線延出部になるべく隙間無く巻付けられているため、スプライス部に対する水の侵入を抑制できる。 第7の態様によると、第2電線延出部に含まれる少なくとも1つの電線の少なくとも一部が、スプライス部よりも下側に位置しているため、この部分及びこれよりも先端で、第2電線延出部が被水したとしても、当該水がスプライス部に伝わり難い。 第8の態様によると、堰き止め部材によって、スプライス部に向けて伝わる水を堰き止めることができ、スプライス部の水侵入を抑制できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】第1スプライス部の水侵入抑制構造を示す平面図である。

【図2】図1のII−II線断面図である。

【図3】スプライス部の水侵入抑制構造の製造工程を示す説明図である。

【図4】スプライス部の水侵入抑制構造の製造工程を示す説明図である。

【図5】スプライス部の水侵入抑制構造の製造工程を示す説明図である。

【図6】比較例に係るスプライス部の水侵入抑制構造を示す平面図である。

【図7】図6のVII−VII線断面図である。

【図8】第2ワイヤーハーネスを示す概略図である。

【図9】第1変形例に係るワイヤーハーネスを示す概略図である。

【図10】第2変形例に係るワイヤーハーネスを示す概略図である。

【図11】第3変形例に係るワイヤーハーネスを示す概略図である。

【図12】第4変形例に係るワイヤーハーネスを示す概略図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 スプライス部の水侵入抑制構造   10、14 電線   11、15 芯線   11a、15a 芯線露出部   12、16 被覆   14U U字状をなす部分   18 スプライス端子   20 スプライス部   30 第1電線延出部   40 第2電線延出部   50 第1シート   60 第2シート   200、202、210 堰き止め部材   WH、WH1、WH2 ワイヤーハーネス

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