技術分野
ここに開示された技術は、エンジンの燃焼制御方法及び燃焼制御装置に関する技術分野に属する。
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】非平衡プラズマを適切に利用して、エンジン1の燃焼安定性を向上させる。 【解決手段】少なくとも圧縮行程において、プラズマ生成手段(放電プラグ13)の電極間に、第1パルス電圧を印加して放電させることで非平衡プラズマを生成し、該非平衡プラズマの生成を終了した直後に、プラズマ生成手段(放電プラグ13)の電極間に、第2パルス電圧を印加して放電させることで熱平衡プラズマを生成する。 【選択図】図5
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところで、例えば、エンジンのリーン燃焼時のように、燃焼のきっかけとなる火炎核が形成されにくく、また、火炎伝播しづらいような運転状態では、エンジンの燃焼安定性が低下することがある。これに対して、本発明者らが鋭意研究したところ、プラズマ生成手段の電極間に、燃焼室内に非平衡プラズマが生じるように電圧を印加して放電させると、燃焼室内での燃料の燃焼を促進する物質が生成され、エンジンの燃焼安定性が向上することが分かった。
特許文献1に記載のものでは、非平衡プラズマを生じさせてはいるものの、燃焼室内での燃料の燃焼に利用することが全く開示されていない。このため、非平衡プラズマを利用して、エンジンの燃焼安定性を向上させるという観点からは改良の余地がある。
ここに開示された技術は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、非平衡プラズマを適切に利用して、エンジンの燃焼安定性を向上させることにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題を解決するために、ここに開示された技術では、吸気行程、圧縮行程、膨張行程及び排気行程の各工程がこの順で繰り返される燃焼室を有するエンジン本体と、燃焼室内に臨むように配置され、電極間に電圧を印加することによる放電により燃焼室内にプラズマを生成するプラズマ生成手段と、燃焼室内に燃料を供給する燃料供給手段とを備え、燃料供給手段により供給された燃料によって形成される混合気を上・・・ 続きを
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【発明の効果】
以上説明したように、ここに開示された技術によると、少なくとも圧縮行程において、非平衡プラズマを生成することで、燃焼室内に燃料の燃焼を促進する物質を生成することができる。そして、その後に、熱平衡プラズマを生成することで、物質を利用して火炎核を容易に形成することができる。この結果、エンジンの燃焼安定性を向上させることができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 例示的な燃焼制御装置が適用されたエンジンシステムの概略構成図である。
【図2】 放電プラグの電極周辺を示す概略図である。
【図3】 エンジンの制御系統を示すブロック図である。
【図4】 非平衡プラズマ生成制御を伴わない燃焼制御を模式的に示す図である。
【図5】 非平衡プラズマ生成制御を伴う燃焼制御を模式的に示す図である。
【図6】 非平衡プラズマ及び熱平衡プラズマの生成条件を示すマップである。
【図7】 非平衡プラズマを生成する際のパルス電圧の波形の一例を示すグラフである。
【図8】 熱平衡プラズマを生成する際のパルス電圧の波形の一例を示すグラフである。
【図9】 非平衡プラズマの生成開始時期及び生成期間、並びに、熱平衡プラズマの生成開始時期を示す概念図である。
【図10】 非平衡プラズマ生成制御及び熱平衡プラズマ生成制御を実行する際のPCMの処理動作を示すフローチャートである。
【図11】 燃焼室内での熱発生率の変化を示すグラフである。
1 エンジン
1a エンジン本体
6 燃焼室
13 放電プラグ(プラズマ生成手段)
13a 中心電極(プラズマ生成手段の電極)
13b 接地電極(プラズマ生成手段の電極)
14 インジェクタ(燃焼供給手段)
40 EGR装置(排気還流手段)
100 PCM(制御手段)
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