技術分野
非消耗電極を用いた溶接方法及び溶接装置に関するものであり、一方の被溶接物及び他方の被溶接物間の溝状溶接部(溶接線)を自動的に検出して倣う機能(ロボット溶接に定義される「溶接線自動倣い」に類する機能)を有する溶接方法及び溶接装置に関するものである。
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】横向き姿勢での倣い溶接を行うに際して、溶接金属の垂れによる溶接欠陥の発生を抑え得る溶接方法及び溶接装置を提供する。 【解決手段】電極尖端11bを有する電極11と、被溶接物Wu,Wl間の横向き開先Waを横切る方向への電極11の往復移動及び開先Waに接近離間する方向の電極11の往復移動をさせる電極駆動機構と、電極11を回転させる回転機構と、溶接箇所に溶接ワイヤ12を供給するフィーダ15と、電極11の開先横断動作の進行側に電極尖端11bを配置する回転機構の制御及び電極11のAVCによる制御を行う制御部10を備え、制御部10は、AVCにより横向き開先Waの一方の溝壁Wubが検出されるまでのオシレート上進動作時のオシレート速度をオシレート下進動作時のオシレート速度よりも遅くするべく制御し、オシレート上進動作時のワイヤ送給速度をオシレート下進動作時のワイヤ送給速度よりも速くするべく制御する。 【選択図】図2
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところが、した開先倣い溶接装置において、横向き姿勢での倣い溶接に用いた場合には、溶接により互いに接合される被溶接物間の横向き開先が狭開先であれば、溶接金属の垂れが生じ難いので、下向き姿勢での溶接と同様に良好な開先倣い溶接を行うことができるものの、横向き開先の開先幅が広くなると、重力の影響による溶接金属の垂れを抑えることができずに溶接欠陥を招いてしまうという問題があり、これを解決することが従来の課題となっていた。
したような従来の課題を解決するためになされたもので、横向き姿勢での倣い溶接を行うに際して、横向き開先の開先幅が広い場合であったとしても、溶接金属の垂れによる溶接欠陥の発生を抑えることが可能な溶接方法及び溶接装置を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本開示の第1の態様は、斜め切りされて成る電極尖端を有し且つ一方の被溶接物及び他方の被溶接物間の溝状溶接部に接近離間する非消耗電極に前記溝状溶接部を横切るオシレート動作を行わせつつ、溶接箇所に溶接ワイヤを送給しながら該非消耗電極を前記溝状溶接部に沿って移動させて横向きアーク溶接を行うに際して、前記非消耗電極のオシレート動作の進行側に前記電極尖端を配置して、前記非消耗電極のアーク長自己制御作用を・・・ 続きを
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【発明の効果】
本開示に係る溶接方法によれば、横向き姿勢での倣い溶接を行うに際して、横向き開先の開先幅が広い場合であったとしても、溶接金属の垂れによる溶接欠陥の発生を抑えることが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本開示の一溶接方法で用いる倣い溶接装置の概略構成説明図(a)及び溶接装置で使用する電極の他の形態例を示す拡大側面説明図(b),拡大正面説明図(c)である。
【図2】 図1の倣い溶接装置により被溶接物間の横向き開先に対して溶接を行う際の電極のオシレート動作を示す横向き開先の拡大断面説明図(a),(b)である。
【図3】 図2(a),(b)の各横向き開先をそれぞれ各黒太矢印方向から見た部分拡大平面説明図(a),(b)である。
【図4】 図1の倣い溶接装置を用いた溶接のタイムチャートである。
【図5】 図1の倣い溶接装置を用いた溶接方法によって一方の被溶接物及び他方の被溶接物を脚長が大きいすみ肉溶接により接合する際の電極の動作を示す拡大断面説明図(a),(b)である。
【図6】 本開示の他の実施形態による溶接方法によって初層が盛られた横向き開先の拡大断面説明図である。
【図7】 本開示の他の実施形態による溶接方法によって肉盛りビードを形成する際の電極のオシレート動作を示す横向き開先の部分拡大平面説明図(a),(b)である。
【図8】 本開示の他の実施形態による溶接方法によって横向き開先にビードを形成する際の溶接のタイムチャートである。
【図9】 本開示の他の実施形態による溶接方法によって一方の被溶接物及び他方の被溶接物を脚長が大きいすみ肉溶接により接合する際の電極の動作を示す拡大断面説明図(a),(b)である。
1 倣い溶接装置(溶接装置)
3 走行部
5 スタンド(電極駆動機構)
6 昇降部(電極駆動機構)
10 制御部
11,11A 電極(非消耗電極)
11b 電極尖端
12 溶接ワイヤ
15 フィーダ
Ar アーク
B,B1,B2,BL ビード
Wa 横向き開先(溝状溶接部)
Wd 入隅部(溝状溶接部)
Wu 上側被溶接物(一方の被溶接物)
Wub 一方の開先壁
Wl 下側被溶接物(他方の被溶接物)
Wlb 他方の開先壁
Wx 一方の被溶接物
Wz 他方の被溶接物
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