技術分野
木質建材及びその製造方法
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】水溶性樹脂の溶出を抑制し、高い寸法安定性を有することが可能な木質建材、及び当該木質建材の製造方法を提供する。
【解決手段】木質建材20は、木材1と、木材の内部に浸透している第1の含浸剤4及び第2の含浸剤5とを有する改質木材10を備える。第1の含浸剤は、かさ効果が70%以上であり、かつ、JIS K1571に規定の耐候操作前後での重量減少比率が40%以上である。第2の含浸剤は、かさ効果が30%以下であり、かつ、JIS K1571に規定の耐候操作前後での重量減少比率が10%以下である。そして、かさ効果は、数式1に示す、JIS Z2101に準じて測定した、含浸剤を含浸していない木材の体積膨張率と含浸剤を含浸した木材の体積膨張率との割合である。
【数1】
【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネートにおけるイソシアネート基は非常に反応性に富み、空気中の水分とも反応する性質を有する。そのため、木質材料にMDIを塗布した場合、MDIは木質材料の表面でウレタン結合を生成し、木質材料の道管内部に浸透したポリエチレングリコールとはウレタン結合を形成し難い。その結果、MDIと反応せず、木質材料の内部に残存するポリエチレングリコールが木質材料から流出し、木質材料の寸法安定性が低下するという問題があった。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、水溶性樹脂の溶出を抑制し、高い寸法安定性を有することが可能な木質建材、及び当該木質建材の製造方法を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題を解決するために、本発明の第一の態様に係る木質建材は、木材と、木材の内部に浸透している第1の含浸剤及び第2の含浸剤とを有する改質木材を備える。第1の含浸剤は、かさ効果が70%以上であり、かつ、JIS K1571に規定の耐候操作前後での重量減少比率が40%以上である。第2の含浸剤は、かさ効果が30%以下であり、かつ、JIS K1571に規定の耐候操作前後での重量減少比率が10%以下・・・ 続きを
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【発明の効果】
本開示によれば、水溶性樹脂の溶出を抑制し、高い寸法安定性を有することが可能な木質建材、及び当該木質建材の製造方法を提供することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 (a)は、木材の内部を拡大して示す概略断面図である。(b)は、木材における道管の周辺組織に、第1の含浸剤が浸透した状態を概略的に示す断面図である。(c)は、木材における道管の周辺組織に第1の含浸剤が浸透した状態で、道管の内面に第2の含浸剤が付着した状態を概略的に示す断面図である。
【図2】 本実施形態の木質建材の一例を示す斜視図である。
【図3】 木材における道管の内部に、第1の含浸剤及び第2の含浸剤を含む含浸剤溶液を浸透させた状態を概略的に示す断面図である。
1 木材
4 第1の含浸剤
5 第2の含浸剤
6 含浸剤溶液
10 改質木材
11 基板
12 表面部材
20 木質建材
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