特開2019-219033IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

この発明は、分割型転がり軸受装置

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】分割型転がり軸受装置の2以上の円弧状セグメントの端部同士を突き合わせてリング状に構成される軸端部シール用リングについて、隣り合う円弧状セグメントの端部同士に潤滑油の漏れを起こすような隙間がなく、また外部からの液体等の侵入を防止できるようにすることである。
【解決手段】回転輪である内輪1に保持されて軸端部シール用リング3の内周面に弾性接触するオイルシール4からなる弾性接触シールを備えた二つ割りの分割型転がり軸受装置について、固定輪の一部である上部ハウジング6もしくは下部ハウジング7と軸端部シール用リング3の間に、オイルシール4の接触荷重以上の荷重で軸端部シール用リング3の外周面に弾性接触する高分子材料からなる弾性体5を設ける。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、特許文献1に記載される分割型の転がり軸受装置は、軸端部シール用リングの内周面に径方向から圧接するオイルシールという弾性接触シールが設けられており、リップの圧接力によって軸端部シール用リングは、径方向の外側へ押圧される。 そのため、図8に示されるように軸端部シール用リングは、リング径が拡がり、隣り合う円弧状セグメント3aの端部同士は、隙間Sを空けて対向する状態になり、このような状態では本来のシール性が充分に発揮できない。 そのため、図7に示すように、内輪1と上部ハウジング6の間に端部を挿し入れた状態で外輪側に係合して保持される軸端部シール用リング3は、軸受内部の潤滑油やオイルエアの漏れや、軸受外部からの液体等が、図中矢印で示すように侵入しやすくなる場合があった。 また、した特許文献2に記載されるような分割型転がり軸受は、軸端部シール用リングの内径面と外径面に樹脂製のシールリングを摺接させており、弾性接触シールを径方向から弾性接触させてオイルシールしていないが、その代わりに転がり軸受の軸端部シール用リングより内部側の内輪と外輪の間にオイルシールを設ける必要が生じ、軸受の内部の構造が複雑になる。 そこで、この発明の課題は、した軸端部シール用リングの内周面に圧接する弾性接触シールを備えた分割型転がり軸受装置の問題点を解決し、2以上の円弧状セグメントの端部同士を突き合わせてリング状に構成される軸端部シール用リングに、隣り合う円弧状セグメントの端部同士に潤滑油の漏れを起こすような隙間がなく、また内部構造をできるだけ簡単な構造であるようにしながら、外部からの液体等の侵入を防止でき、本来のシール性を充分に発揮できるようにした分割型転がり軸受装置にすることである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するために、この発明においては、軸周りに分割可能な回転輪及び固定輪と、2以上の円弧状セグメントの端部同士を突き合わせてリング状に形成され、前記回転輪及び固定輪の間に挿入された軸方向端部が前記固定輪に所定位置で係止された軸端部シール用リングと、前記回転輪に保持されて前記軸端部シール用リングの内周面に弾性接触する弾性接触シールと、を備えた分割型転がり軸受装置であって、前記固定輪と前・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
この発明は、分割型転がり軸受装置における軸端部シール用リングの内周面に弾性接触シールを弾性接触させると共に、外周面に高分子材料からなる弾性体を前記弾性接触シールの接触荷重以上の荷重で弾性接触させたので、弾性接触シールの弾性力を受けた軸端部シール用リングが拡径されることなく、軸端部シール用リングを構成する複数の円弧状セグメントの隣接する端部同士が、すき間なく液密に突き合わされ、隣り合う円弧状セグメントの端部同士から潤滑油が漏れず、また外部からの液体等の侵入を防止でき、シール性を充分に発揮できる分割型転がり軸受装置になる利点がある。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】第1実施形態を示す一部切り欠きの分割型転がり軸受装置の断面図

【図2】図1の要部を拡大して示す断面図

【図3】第2実施形態の固定輪と軸端部シール用リングと弾性体を示す断面図

【図4】第3実施形態の固定輪と軸端部シール用リングと弾性体を示す断面図

【図5】第4実施形態の固定輪と軸端部シール用リングと弾性体を示す断面図

【図6】第5実施形態の固定輪と軸端部シール用リングと弾性体を示す断面図

【図7】従来例における図2と同じ要部の拡大断面図

【図8】従来例の軸端部シール用リングの拡径した状態を説明する斜視図

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 内輪   2 外輪   3 軸端部シール用リング   3a 円弧状セグメント   3b 突条   4 オイルシール   5 弾性体   6 上部ハウジング   7 下部ハウジング   8、13 周溝   9 パッキン   10 ラビリンスシール   11 円筒ころ   12 ラビリンス溝   A,C 分割型転がり軸受装置   B 杵型ロール   B1 小径部   B2 大径部   S 隙間

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