技術分野
耐火多層シートに関し、特に、粉体塗装等の塗装が施される耐火多層シート
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】製造工程においてゴム製のコンベアベルトに対し良好な搬送性を発揮し得る耐火多層シートの提供。
【解決手段】第1の基材12と熱膨張樹脂層14と第2の基材16とをこの順に備え、熱膨張樹脂層14が樹脂及び熱膨張性黒鉛を含み、第1の基材12における熱膨張樹脂層14が設けられていない側の面12Aの表面粗さRaが、0.2μm〜50μmである耐火多層シート10。
【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところで、塗料等で塗装する方法は種々あるが、なかでも粉体塗装は、溶剤の代わりに空気を用いるので溶剤による火災及び毒性の危険がなく、塗装機の自動化が容易なため塗膜品質が安定する等といったメリットがあり、耐火多層シートに対してもその適用が検討されている。
耐火多層シートの構成として、例えば、熱膨張材からなる熱膨張樹脂層の上下それぞれをポリエチレン等の接着層を介して不織布で両面を挟んだものが挙げられる。このような耐火多層シートに対し粉体塗装を行うと、その後の焼き付けで不織布が脱落してしまう問題があった。
そこで本発明者らは、脱落が起こらないように、の不織布及び接着層を、ポリエステル(具体的にはPET:ポリエチレンテレフタレート)で代替することを考えた。しかし、通常のPETを使用する場合、耐火多層シートを作製する際、あるいは耐火多層シートに粉末塗装をする際にゴム製のコンベアベルトで当該PETを搬送するが、このPETと搬送する際のコンベアベルトとの摩擦が大きくなり、搬送性が低下する問題が生じた。
以上から、本発明では、ゴム製のコンベアベルトに対し良好な搬送性を発揮し得る耐火多層シートを提供することを課題とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明者らは、ゴム製のコンベアベルトに接触する耐火多層シートの基材表面の表面粗さを特定の範囲に小さくすることで、摩擦が低減して搬送性が良好になることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は下記のとおりである。
【発明の効果】
本発明によれば、ゴム製のコンベアベルトに対し良好な搬送性を発揮し得る耐火多層シートを提供することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】耐火多層シートの一概略的な断面図である。
【図2】耐火多層シートを製造する際の積層方法を概略的に説明する説明図である。
【図3】実施例における耐火多層シートの摩擦試験方法を概略的に説明する説明図である。
10 耐火多層シート
12 第1の基材
12A 熱膨張樹脂層14が設けられていない側の面
14 熱膨張樹脂層
16 第2の基材
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録