特開2021-187941IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

樹脂組成物シート、当該樹脂組成物シートを用いた剥離フィルム付樹脂組成物シート、当該樹脂組成物シートを用いた、Bステージ化樹脂複合シートの製造方法、硬化樹脂複合シートの製造方法、および炭素化樹脂複合シートの製造方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】有機溶剤の揮発の問題がなく、取り扱い性や作業性が優れるとともに、繊維基材に対する含浸性が良好である、シート状のフェノール樹脂組成物を提供する。
【解決手段】シート状基材の少なくとも一表面上に樹脂組成物の層を配置し、前記樹脂組成物の層を加熱することにより前記樹脂組成物を溶融して液状化し、前記基材に含浸させる工程に用いられる、樹脂組成物シートであって、熱硬化性樹脂と、ポリビニルブチラールと、を含み、Bステージ状であり、シート状であり、当該樹脂組成物シートのJIS K6910に準じて測定される残炭率が、30質量%以上である、樹脂組成物シート。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら繊維基材に含浸させて使用する有機溶剤を含む室温で液状のフェノール樹脂は、摩擦材の製造工程において有機溶剤が揮発するため、環境負荷や作業環境の観点から不利であった。 本発明は、課題に鑑みてなされたものであり、有機溶剤の揮発の問題がなく、取り扱い性や作業性が優れるとともに、繊維基材に対する含浸性が良好であり、高い耐熱性を有する湿式摩擦材用の樹脂組成物として使用可能な、シート状の樹脂組成物を提供するものである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、有機溶剤を含まないシート状物として提供することにより、揮発溶剤の問題が生じず、取り扱い性に優れ、特定の成分を含む特定の配合量で含む樹脂組成物を用いることにより溶融時の繊維基材に対する良好な含浸性を実現でき、さらに残炭率が30質量%以上とすることにより高耐熱性を有し、よって湿式摩擦材の材料として好適に使用できる樹脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【発明の効果】
本発明の樹脂組成物によれば、シート形状であることにより、湿式摩擦材の製造において使用する際の取り扱い性に優れる。また本発明の樹脂組成物は、特定の組成を有することにより、加熱により溶融された際に、繊維基材に対する良好な含浸性を備える。さらに本発明の樹脂組成物は、残炭率が30質量%以上であるため、これを用いて製造される湿式摩擦材は耐熱性に優れる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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