特許5686299IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

建築物の鉄骨躯体に取付けられて壁、屋根、天井等を構成する軽量ALCパネル(気泡コンクリートパネル)の製造方法に係り、特に半硬化体をピアノ線で切断する際に発生する表面の線状の傷による不具合を防止するパネル製造技術

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、前記した従来の篩分けによる方法は、原料スラリーから1.0mm以上の粗大な異物を除去することができるが、パネル表面に発生する線状の傷の太さや深さがそれより小さい0.2〜1.0mmであるため、十分な解決策となりえていないこと、又、大きさが0.2〜1.0mm程度の異物を除去するために、例えば目開き0.2mmの篩を用いると、篩残分が大量に発生し、不必要に原料を損失してしまうこと、さらに篩に振動を与えた場合、原料スラリー中のアルミニウム粉末が反応を始めるまでに型枠内への注入を完了とする時間的な制約を受けること、といった問題点を生じる。 本発明はかかる問題点に鑑みなされたもので、原料スラリーに混入した異物を除去する篩の目開きを特定の範囲とすることによって、半硬化体(半可塑体)をピアノ線で切断する際に発生する表面の線状の傷を効果的に防止し得るALCパネルの製造方法を提案しようとするものである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、半硬化体(半可塑体)をピアノ線で切断する際に発生する表面の線状の傷を可及的に減少させる方法について種々検討した結果、ALC原料スラリーを型枠に注入する際に、ピアノ線の線径よりも小さい網目径を有する篩により原料スラリー中の異物を除去することにより、ALCパネル表面に発生する傷を著しく減少できることを見出し、本発明に至った。 即ち、本発明に係るALCパネルの製造方法は、珪石、生石・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明のALCパネルの製造方法によれば、ALC原料スラリーを型枠に注入する際に用いる篩の網目径dを特定の範囲とすることにより、ALC原料スラリー中の粗粒分を効果的に除去することができるので、ピアノ線に小塊等の粗粒分が引っ掛かったり付着することがほとんど無くなり、ALC表面に発生する線状の傷を大幅に減少させることができ、外観品質に優れたALCパネルを提供することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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