技術分野
二軸延伸ブロー成形法と呼ばれる成形法により、従来技術では不可能であった非常に厚いプリフォームから樹脂製容器を製造する二軸延伸ブロー成形方法および射出・二軸延伸ブロー成形システムに関する。更に詳しくは、肉厚が6〜8mm若しくはそれ以上のプリフォーム全体を、温度ムラなく、また射出成形による残留歪もなく、二軸延伸ブローに最適な状態に温度調整して、二軸延伸ブロー成形を行い、これによって、偏肉がなく、均一な特性の厚肉ブロー成形容器を製造可能な二軸延伸ブロー成形方法および射出・二軸延伸ブロー成形システム
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
近年において、ブロー成形容器として、化粧料容器等のような厚肉ブロー成形容器に対する需要が高まっている。例えば、ブロー成形容器として一般的に知られている清涼飲料ボトルの場合はボトルの胴部の肉厚が約0.2mm〜0.3mmである。これに対して、化粧料容器等の厚肉容器の胴部の肉厚は約3〜5mm若しくはそれ以上もある。したがって、ブロー成形する前の射出成形品であるプリフォームの肉厚も、前者が約2〜4mmと薄いのに対して、後者は約6mm〜8mm若しくはそれ以上と極めて厚い。
このような厚肉ブロー成形容器を一般的に採用されている2ステージ法によって製造する場合には、次のような問題点がある。まず、厚肉プリフォームを射出成形するステージにおいては、厚肉プリフォームを完全に冷却固化した後に射出成形型から取り出すので、成形サイクルが60〜80秒も掛かる場合がある。成形サイクルが長いと、プリフォームの射出成形の生産性が低下する。ブロー成形のステージにおいても、常温状態にある厚肉プリフォームをブロー成形に適した温度に加熱する必要がある。よって、加熱時間を相当要することとなり、生産性が著しく低下する。
そこで、厚肉プリフォームの射出成形サイクルの短縮化、および厚肉プリフォームの加熱時間の短縮化を図るために、1ステージ法を採用することが考えられる。この場合、各金型キャビティに同時かつ均一に溶融樹脂が射出されるように、各金型キャビティに対する流路長を同一にしたホットランナーを用いる等の対策を採ることで、射出成形後の残留歪、温度ムラの発生を、ある程度まで、抑制することができる。
しかしながら、このような対策を講じたとしても、プリフォーム肉厚が厚くなればなるほど、各キャビティのプリフォームに残留する温度ムラや歪は大きくなる。このため、1ステージ法を採用して製造される厚肉ブロー成形容器は、2ステージ法によって製造される場合に比べると、肉厚、座屈強度等の物性の均一性に劣る、という課題がある。
本発明の課題は、厚肉ブロー成形容器を製造する場合における1ステージ法および2ステージ法のそれぞれの欠点を解消して、肉厚、座屈強度等の物性の均一性に優れた厚肉のブロー成形容器を効率良く製造可能な二軸延伸ブロー成形方法および射出・二軸延伸ブロー成形システムを提案することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
の課題を解決するために、本発明の二軸延伸ブロー成形方法は、
射出成形装置によって射出成形された熱可塑性樹脂製の有底筒状のプリフォームを、前記射出成形装置の射出成形型から所定の第1残熱状態のうちに取り出すプリフォーム取り出し工程と、
前記プリフォームの口部から、設定温度状態のコア外周面を備えた温度調整コアを挿入して、前記コア外周面が、前記プリフォームの胴部内周面および底部内周面に密・・・ 続きを
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この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 プリフォームおよび広口ブロー成形容器を示す断面図である。
【図2】 本発明を適用した射出・二軸延伸ブロー成形システムの全体構成を示す概略平面図である。
【図3】 プリフォーム温度調整装置を示す概略平面図および概念図である。
【図4】 プリフォーム温度調整装置において温度調整コアが待機位置にある状態およびプリフォームに挿入されて密接した状態を示す説明図、並びに、二軸延伸ブロー成形装置に送り込まれたプリフォームおよび二軸延伸ブローにより得られた広口ブロー成形容器を示す説明図である。
P プリフォーム
Pa 円筒状胴部
Pb 底部
Pc 口部
Pd 雄ねじ部
Pf 胴部内周面
Pg 底部内周面
Ph テーパ状内周面部分
B 広口ブロー成形容器
Ba 円筒状胴部
Bb 底部
Bc 口部
Bd 雄ねじ部
Be 肩部
1 射出・二軸延伸ブロー成形システム
2 射出成形装置
3 自動取り出し機
4 プリフォーム供給ステーション
5 マンドレル
5a 中心軸線
6 供給路
7 プリフォーム温度調整装置
8 水平回転板
8a マンドレル搬送溝
8b 垂直回転軸
9 搬送路
10 プリフォーム投入口
11 投入用スターホィール
11a 移送用凹部
12 コア挿入位置
13 コア引抜位置
14 プリフォーム送り出し位置
15 外部加熱機構
16 送り出し用スターホィール
17 送り出し路
18 ピッチ変換機構
19 ピッチ変換腕
20 搬送経路
21 二軸延伸ブロー成形装置
22 成形金型
22a キャビティ
23 搬出路
24 製品排出ステーション
25 製品排出路
26 製品回収機構
26a 腕
26b 開閉チャック
26c 水平回転軸
27 水平ターンテーブル
28 マンドレル供給路
30 温度調整コア
31 円柱部
31a 供給路
31b 回収路
32 空洞部
33 円筒状頭部
34 円筒状スカート部
35 コア外周面
35a 円形外周面部分
35b 円形端面部分
35c テーパ状外周面部分
36 供給管
37 ノズル
38 回収管
40 コア挿入・引抜機構
50 中空貫通穴
51 円筒体
52 外側円筒
53 内側円筒
54 外側リング
55 内側リング
56 差込溝
57、58 円環状フランジ
60 コア回転機構
70 カム機構
71 カム面
72 カム部材
73 カムフォロワ
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