特許5765706IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

電磁コイルが内設された環状のヨークと、該ヨークに固定された絶縁性の端子ケースとを含む電磁石を備えた電磁連結装置に関し、詳しくは、電磁コイルと端子部材との結線構造

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ここで、電磁コイルの巻線としてエナメル銅線を用い、黄銅製の端子部材に接続させる場合、銅と黄銅とは同種の金属であって熱膨張率が近似するため、温度変化が発生しても、端子部材と電磁コイルの巻線との間における導通を維持できる。
しかし、電磁連結装置の軽量化を図るために、電磁コイルの巻線を、例えば銅線からアルミニウム線に変更した場合、端子部材の材料である黄銅よりもアルミニウムの熱膨張率が高いため、温度上昇したときには、アルミニウム巻線が膨張することで端子部材のスリットを拡張し、逆に、温度低下すると、アルミニウム巻線が収縮することで、端子部材のスリットと巻線との間に隙間が生じ、電磁コイルの巻線と端子部材との間での導通が断たれる可能性があった。 そこで、本発明は、端子部材の圧入による結線構造において、電磁コイルの材料として、端子部材の材料とは異種の金属材料を用いつつ、温度変化に対して、端子部材における導通を安定的に維持できる電磁連結装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するために、本発明に係る電磁連結装置は、電磁コイルが内設された環状のヨークと、前記ヨークに固定された絶縁性の端子ケースとからなる電磁石を備えた電磁連結装置であって、 前記端子ケースは、前記端子ケース内部に導いた前記電磁コイルの巻線の両端部それぞれを互い離れる向きに曲げて嵌め込む第1の溝部と、前記第1の溝部に交差する第2の溝部とが形成される一方、 前記第2の溝部に嵌め込ま・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明に係る電磁連結装置によれば、端子配線と接続片とは同種の金属材料で構成されるから、相互に熱膨張率が近く、温度変化に対して同様に長さ、体積が変化するから、温度変化に伴ってスリットが拡張されたり、端子配線と接続片との間に隙間が生じたりすることを抑制でき、端子配線(電磁コイルの巻線)と接続片(リード線)との導通を安定的に維持できる。また、電磁コイルの巻線は、接続片及び端子配線を構成する材料とは異種の金属材料で構成できるので、例えば、アルミニウム系材料などの軽量な金属材料を用いることで、電磁連結装置の軽量化を図ることが可能となる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の実施形態における電磁連結装置を示す断面図である。

【図2】図1の電磁連結装置の電磁コイルを示す斜視図である。

【図3】図1の電磁連結装置の電磁コイルと電磁コイルを収納するリング体を示した分解斜視図である。

【図4】図1の電磁連結装置の電磁石を示す正面図である。

【図5】図1の電磁連結装置の電磁石におけるコネクタを示す分解斜視図である。

【図6】図5に示したコネクタの組み立て状態を示す斜視図である。

【図7】図5に示したコネクタと蓋とを示す分解斜視図である。

【図8】本発明の実施形態における配線構造を示す概略図である。

【図9】図8の配線構造を適用したコイルボビンを示す図であり、(A)は正面図、(B)は断面図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1…取付板、3…ヨーク、5…電磁コイル(アルミニウム線)、5a,5b…巻線の端部、7…貫通孔、13…端子ケース、15…ダイオード、15a,15b…ダイオードのリード部、18a,18b…リード線、19a,19b…端子部材、19c…スリット、25…第1の溝部、27…第3の溝部、28…第2の溝部、29a,29b…接続片(黄銅製)、51a、51b…端子配線(エナメル銅線)、55…温度ヒューズ、100…電磁連結装置、170…電磁石

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