特許5768552IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

この発明は、港湾のコンテナターミナル内等で使用されるコンテナクレーン等の荷役用クレーンの走行制御装置に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

一般的に、上述したコンテナクレーンが停止状態から走行動作を開始する場合には、ブレーキ開放指令が出された後、運転指令が出されて走行モータに電流が流される。風が無い場合には、この運転手順で問題ないが、コンテナクレーンは海に面した場所に設置されるため風の影響を強く受けやすい。特に地域によっては常に風が吹いている場所もある。そのため、風がある場合には、ブレーキ開放指令後から走行モータに電流が流されて走行モータのトルクが確立されるまでの間に、走行方向への風荷重によってコンテナクレーンが押し流されてしまうという課題があった。 その結果、インチング操作(コンテナ船のコンテナ列に合わせてコンテナクレーンの位置を微調整する際の操作方法をいう。)の際に少し移動したいにも関わらず、風に流されてしまうため大幅な作業効率の低下を招く場合があった。 この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、コンテナクレーンの停止状態からの走行開始時に、走行方向への風荷重によってコンテナクレーンが押し流されることを防止することのできる荷役用クレーンの走行制御装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

この発明は、の目的を達成するため、走行用レール上を走行する荷役用クレーンの走行位置制御装置において、荷役用クレーンの走行方向への駆動力を供給する走行モータと、走行モータの回転を制動するブレーキと、走行方向の風速を取得する風速取得手段と、荷役用クレーンの走行停止時に、走行方向の風速に応じて走行モータのトルクを制御し、荷役用クレーンを零速度状態とする零速度制御手段と、零速度状態における走行方・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
この発明によれば、コンテナクレーンの停止状態からの走行開始時に、走行方向の風速に応じた起動トルクを確立させてからブレーキを開放するため、走行方向への風荷重によってコンテナクレーンが押し流されることを防止することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】港湾のコンテナターミナル内等に形成された荷役用クレーンの構成を説明するための側面図である。

【図2】港湾のコンテナターミナル内等に形成された荷役用クレーンの構成を説明するための正面図である。

【図3】コンテナクレーンの走行動作を制御する制御装置のブロック図である。

【図4】本発明の実施の形態1における走行停止の手順を表したフローチャートである。

【図5】走行方向の風速Vgとトロリ方向の風速Vtとのベクトル分解図である。

【図6】コンテナクレーン係数αに関する走行方向の風速Vgと走行モータトルクTとの関係を示す図である。

【図7】コンテナクレーン係数αの分布グラフである。

【図8】本発明の実施の形態1における走行開始の手順を表したフローチャートである。

【図9】逆風がある場合における本発明の走行制御の例を示すタイミングチャートである。

【図10】コンテナクレーン係数αを計算するためのフローチャートである。

【図11】従来の走行制御において、逆風がある場合の一例を示すタイミングチャートである。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 岸壁、 2 エプロン、 3 走行用レール、   4 コンテナクレーン、 5 コンテナクレーン脚部、6 走行モータ、   7 ブーム、 8 トロリ、 9 運転室、   10 巻上用ロープ、 11 スプレッダ、 12 機械室、   21 風速計、 22 風向計、 23 走行速度指令装置、   24 走行制御装置、 25 記憶装置、 26 走行モータ制御装置、   Vg 走行方向の風速、 T 走行モータトルク、 α コンテナクレーン係数

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります