技術分野
コバルトフリー合金、即ちコバルト(Co)を含まない摺動部材用合金及び摺動部材を有する機器
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】高面圧・高温環境の下でも、十分な耐摩耗性と耐食性を有するする摺動部材用合金及び、機器の提供。
【解決手段】クロムを7〜17質量%、タングステンを1〜4質量%、ケイ素を3〜7質量%、ホウ素を1質量%以下、炭素を1質量%以下、鉄を3〜15質量%、及び銅を10〜20質量%、それぞれ含有するとともに、残部がニッケルで構成されている摺動部材用合金。少なくとも1組の弁座面を有する仕切弁1において、一方の弁座面を前記摺動部材用合金で形成されている機器。
【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
一般に、大口径の弁の弁座面は高い面圧を受けるので、弁座面の摩耗が激しい。また、温度が高くなると、弁座面の摩耗が激しくなる。確かに、特許文献2,3に開示されたコバルトフリー合金(第1合金材料、摺動部材用合金材料)は、優れた耐摩耗性と耐食性を有するが、600mmを超えるような大口径の弁であって、300℃を超える高温の冷却水を通過させる弁の弁座面に使用する場合は、耐摩耗性と耐食性について満足できなかった。つまり、従来のコバルトフリー合金はCo基合金に比べて見劣りがした。そのため、前記コバルトフリー合金を弁座面の素材に使用して、高面圧・高温環境の下で弁の開閉を繰り返すと、弁座面の粗度が増してシール性が損なわれるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、高面圧・高温環境の下でも、十分な耐摩耗性と耐食性を発揮する摺動部材用合金及び、摺動部材を有する機器であって、耐久性及び信頼性の高い機器を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題を解決するために、本発明に係る摺動部材用合金は、クロムを7〜17質量%、タングステンを1〜4質量%、ケイ素を3〜7質量%、ホウ素を1質量%以下、炭素を1質量%以下、鉄を3〜15質量%、及び銅を10〜20質量%、それぞれ含有するとともに、残部がニッケルで構成されている。
【発明の効果】
クロムを7〜17質量%、タングステンを1〜4質量%、ケイ素を3〜7質量%、ホウ素を1質量%以下、炭素を1質量%以下、鉄を3〜15質量%、及び銅を10〜20質量%、それぞれ含有するとともに、残部がニッケルで構成されている摺動部材用合金は、耐摩耗性及び耐食性に優れている。
少なくとも1組の摺動部材を有する機器において、前記摺動部材の一方を前述の合金で形成すれば、耐摩耗性、耐食性が優れるとともに、摺動部材の摺動面において優れたシール性能を発揮する。
前記摺動部材の他方を、クロムを15〜20質量%、タングステンを1〜4質量%、ケイ素を3〜7質量%、ホウ素を1質量%以下、炭素を1質量%以下、鉄を35質量%以下、及び錫を0.5〜1.0質量%、それぞれ含有するとともに、残部がニッケルで構成されている摺動部材用合金で形成すれば、前記摺動部材の摺動面におけるシール性能がさらに向上する。
弁座面を前述の合金で形成すれば、耐摩耗性及び耐食性が優れた弁であって、優れたシール性能を有する弁が実現される。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】本発明の実施形態を例示する仕切弁の断面図であって、(A)は流路に平行な平面で切断した断面図であり、(B)は(A)のX−X’線で切断した横断面図である。
【図2】仕切弁の弁体回りの部分拡大図である。
1 仕切弁
2 弁箱
3 弁体
4 流路
5 弁座
6 弁棒
7 弁座面
8 弁座面
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