技術分野
半導体装置およびその製造方法に関し、特にSiC(Silicon Carbide、炭化シリコン)やGaN(Gallium Nitride、窒化ガリウム)等のワイドバンドギャップ半導体を用いたパワー半導体素子を搭載し、樹脂で封止された半導体装置およびその製造方法
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところで、近年、Siに代えて、SiC等のワイドバンドギャップ半導体を用いた半導体素子を搭載した半導体装置の開発が進められている。
SiC等のワイドバンドギャップ半導体はSiに比べて優れた電気的特性を有しており、SiC等を用いた半導体素子は、Siを用いた場合に比べて高温での動作特性に優れ、半導体素子に流す電流の密度を高くすることができるという利点を有している。
しかしながら、電流密度を高くすると、半導体素子近傍では面積あたりの発熱量も増大し、半導体素子を封止する封止材も局所的に高い温度にさらされることになる。したがって、SiC等を用いた半導体素子を使用する場合、素子で発生した熱を効率よく放熱できる、高温での動作領域において安定な性能をもつ封止材を適用する必要がある。
また、SiC等のワイドバンドギャップ半導体からなるウェハは、Siに比べると欠陥密度が高い。このため、半導体素子の歩留まりを確保しようとして、2mm〜5mm角程度の比較的小さな半導体素子を複数並列接続して実装する技術が検討されている。しかしながら、複数の小さな半導体素子を並べて配置すると、半導体素子間の隙間が小さくなり、封止材を十分充填できないという問題があった。加えて、図5に示した半導体装置のように、半導体素子に金属ピンを介してプリント基板を接続する場合は、複数の金属ピンの間、および半導体素子とプリント基板の隙間に封止材を十分均一に充填できないという問題もあった。このような問題は、封止材がその熱伝導率向上や熱膨張係数調整のためフィラーを含有する場合に特に顕著となっている。
そこで、本発明の目的は、前記の課題を解決して、SiC等のワイドバンドギャップ半導体を用いた半導体素子を備える、耐熱性能の高い半導体装置、およびその製造方法を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明の半導体装置は、問題を解決するために、絶縁基板と、前記絶縁基板に固着された金属ブロックと、前記金属ブロックに固着され電気的に並列に接続された、同じ機能を有する複数の、ワイドバンドギャップ半導体を用いた半導体素子と、前記半導体素子に固着された複数のインプラントピンと、前記インプラントピンに固着され、前記半導体素子に対向して配置されたプリント基板と、を備え、前記金属ブロックと前記プリン・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、半導体素子とプリント基板の間に最大粒径が100μmの充填材を含む封止材を備えるので、半導体素子、金属ブロックおよびプリント基板の間の熱抵抗の増大を防止でき、信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 図1は、本発明の実施の形態の半導体装置の構成図であり、(a)は要部断面図、(b)は同図(a)のA部拡大図である。
【図2】 図2は、図1に示す半導体装置の製造工程を順に示す要部断面図である。
【図3】 図3は、本発明の他の実施の形態の半導体装置の要部断面図である。
【図4】 図4は、従来の半導体装置の要部断面図である。
【図5】 図5は、他の従来の半導体装置の構成図であり、(a)は要部断面図、(b)は同図(a)のB部拡大図である。
1 絶縁基板
1a 第1金属層
1b 第2金属層
2 第1銅ブロック
3 第2銅ブロック
4 半導体素子
5,6 導電接合層
7 インプラントピン
8 プリント基板
9 コレクタ端子
10 エミッタ端子
20,23 封止材
21 金具
100,200 半導体装置
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