特許5827095IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

車両に搭載されたカメラの設置に関する設置パラメータを取得する技術

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで近年、キャリブレーション処理において、設置パラメータを取得する精度を向上することが求められている。例えば、近年、複数のカメラで得られた複数の画像を合成して仮想視点からみた車両の周辺の様子を示す合成画像を生成する技術が普及してきている。このような合成画像の生成において設置パラメータの精度が低い場合には、複数の画像が整合なく合成されてしまい、画像同士の接続部分で被写体の像が分断されるなど不適切な合成画像が生成される可能性がある。このため、適切な合成画像を生成するためには、精度の高い設置パラメータが必要となる。 一般に、キャリブレーション処理は、車両の外部に配置された三角形などのマークをカメラで撮影し、得られた画像をディスプレイに表示させ、その画像中に含まれるマークの像の所定部分をユーザ(作業員等)が指定することで行われる(例えば、特許文献1参照。)。 図22は、従来のキャリブレーション処理において、ディスプレイに表示された画像中の三角形のマークの像80の例を示す図である。ユーザは、例えば、このようなマークの像の3つの頂点に、3つのカーソルCをそれぞれ移動させる作業を行うことになる。 しかしながら、図22の領域Aを拡大した図23に示すように、「マークの頂点にカーソルCを移動させる」場合において、ユーザがカーソルCを実際に移動させる位置は、図中の点P1〜点P4の例のように、ユーザによって異なることになる。また、「線の幅方向の中心にカーソルCを移動させる」という条件を加えたとしても、ユーザがカーソルCを実際に移動させる位置は、図中の点P2及び点P3の例のように、ユーザによって異なる。さらに、マークの像80は実際のマークを正面から撮影したものではないため、像80の線の中心と実際のマークの線の中心とは厳密には異なることから、実際のマークの線の中心を特定することは困難である。 このようなことから、従来のキャリブレーション処理で取得される設置パラメータは作業するユーザによってばらつきが生じ、精度の高い設置パラメータを安定して取得することができなかった。 本発明は、課題に鑑みてなされたものであり、設置パラメータを取得する精度を向上する技術を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するため、請求項1の発明は、車両に搭載されたカメラに関するキャリブレーションシステムであって、前記車両の外部に配置される第1標識体と、前記第1標識体を前記カメラで撮影して得られた画像に基づいて、前記カメラの設置に関する設置パラメータを取得するパラメータ取得装置と、を備え、前記第1標識体は、前記画像中において略真円の像として表れる略楕円のマーク、を含み、前記パラメータ取得装置は、・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
請求項1ないし7の発明によれば、マークの略真円の像を含む画像が表示されるため、ユーザはマークの像の位置を正確に指定することができる。このため、設置パラメータを取得する精度を向上できる。また、カーソルがマークの像の円周の少なくとも3点と接する形状であるため、ユーザはカーソルをマークの像の位置により正確に合わせることができる。
また、特に請求項2の発明によれば、互いに異なる位置に配置された複数のカメラそれぞれの設置パラメータを導出することができる。
また、特に請求項3の発明によれば、第1マークと第2マークとがあるため、異なる位置に配置された2つのカメラで得られた画像それぞれにおいて、マークの像を略真円にすることができる。
また、特に請求項4の発明によれば、設置パラメータを利用して、車両の周囲の全体を正しく示す合成画像を生成することができる。
また、特に請求項5の発明によれば、合成画像に含まれる第3マークの像と指標との関係により、設置パラメータが正しく取得できたか否かを確認することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、キャリブレーションシステムの概要を示す図である。

【図2】図2は、車載装置の構成を示す図である。

【図3】図3は、カメラが撮影する方向を示す図である。

【図4】図4は、合成画像を生成する手法を説明する図である。

【図5】図5は、画像中の領域を説明する図である。

【図6】図6は、車両の左前方に配置される第1標識体を示す図である。

【図7】図7は、車両の左後方に配置される第1標識体を示す図である。

【図8】図8は、キャリブレーション処理の流れを示す図である。

【図9】図9は、カメラで取得された画像の例を示す図である。

【図10】図10は、ポイントの位置を指定する手法を説明する図である。

【図11】図11は、ポイントの位置を指定する手法を説明する図である。

【図12】図12は、ポイントの位置を指定する画面の例を示す図である。

【図13】図13は、マークの像とカーソルとの関係を示す図である。

【図14】図14は、ポイントの位置を指定する画面の例を示す図である。

【図15】図15は、合成画像の例を示す図である。

【図16】図16は、基準枠が重畳された合成画像を示す図である。

【図17】図17は、合成画像を表示したディスプレイの画面の例を示す図である。

【図18】図18は、合成画像を表示したディスプレイの画面の例を示す図である。

【図19】図19は、カーソルの一例を示す図である。

【図20】図20は、カーソルの一例を示す図である。

【図21】図21は、カーソルの一例を示す図である。

【図22】図22は、従来技術においてマークの像の部分を指定する様子を示す図である。

【図23】図23は、従来技術においてマークの像の一の部分を指定する様子を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

2 車載装置   5 カメラ   9 車両   10 キャリブレーションシステム   21b キャリブレーション部   23 画像合成部   24a 設置パラメータ   31〜34 第1標識体   41〜43 第2標識体

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