特許5833973IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

容器に飲料を充填する充填バルブに用いられる充填バルブ用整備治具

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、この種の充填バルブには種々な形態のものがある。具体的には、充填バルブが、フィラーの径方向に張り出す支持腕と、その支持腕の先端部にフィラーの上下方向を向く姿勢で連結されるバルブ本体と、充填バルブ先端と容器の開口部との密接および離隔をする充填用パッキン部とを備えるものがある(以下、「本発明対象例の充填バルブ」ともいう)。そして、この本発明対象例の充填バルブは、バルブ本体が、複数のブロックが自身軸心方向に積層されるとともに、複数のブロック相互間にパッキンがそれぞれ介装され、前記支持腕の基端部の端面がフィラーへの装着面とされ、その装着面にエア等を給排するための配管接続部が突設される。さらに、充填用パッキン部が、バルブ本体と同軸に且つバルブ本体に対して周方向に所定角度傾けて装着される構成をもつ。なお、充填用パッキン部の所定角度は、フィラーに対して周方向に等間隔に充填バルブが配置されており、充填バルブが回転駆動されるときに、フィラー周囲の他の部材(例えば位置検出センサ等)に干渉するおそれがあるため、退避角度として設定されている。 これに対し、例えば特許文献2に開示された技術は、充填バルブを縦置きにして整備する縦置き型とされたバルブ組み立て用治具なので、充填バルブが垂直姿勢である。充填バルブが垂直姿勢であると、本発明対象例の充填バルブのように、バルブ本体が複数のブロックが自身軸心方向に積層され、複数のブロック相互間にパッキンがそれぞれ介装されているような構成に適用する場合、バルブ本体が上向きであれば、取り外す部品が下側に位置するので重力に抗して作業することにより作業性が悪くなるし、また、バルブ本体側を下にすると、部品の取り外しは容易になるが、ねじの着脱性が悪くなるという問題がある。 特に、本発明対象例の充填バルブでは、上述の充填用パッキン部が、バルブ本体と同軸に且つバルブ本体に対して周方向に所定角度傾けて装着されるように組み付ける構成を有する点をも含めれば、例えば特許文献2に開示された技術を単純に転用できるものではない。そのため、本発明対象例の充填バルブにおいて、従来は適切な治具はなく、床の上に当該充填バルブを置いた状態で整備をしていたのが実情であった。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、上述したような仕様の本発明対象例の充填バルブにおいて、その整備を行うに際し、分解および組立を容易に行い得る充填バルブ用整備治具を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するために、本発明の一態様に係る充填バルブ用整備治具は、容器に飲料を充填するための充填バルブに用いられる充填バルブ用整備治具であって、前記充填バルブは、フィラーの周方向に沿って複数配置され、各充填バルブが、前記フィラーの径方向に張り出す支持腕と、該支持腕の先端部に前記フィラーの上下方向を向く姿勢で連結されるバルブ本体と、前記充填バルブ先端と前記容器の開口部との密接および離隔をす・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、本発明に規定する構成をもつ充填バルブに対し、その整備を行うに際し、支持台が、充填バルブの支持腕の端部を収容可能に上部に向けて開口する凹部と、この凹部の底面により装着面を載置可能とされた載置面が形成され、凹部に充填バルブの支持腕を収容し且つ載置面上に装着面を当接させた整備姿勢のときに、バルブ本体の軸心が水平に載置されるように形成され、固定ハンドルが、固定ハンドルを回動させることにより充填バルブの整備姿勢の保持および解除が可能とされ、センタリング治具が、充填バルブが整備姿勢のときに、ポスト部材の上部に自身を装着したときに、バルブ本体および充填用パッキン部を同軸に保持しつつ所定角度の位置出しが行えるようになっているので、本発明に規定する構成をもつ充填バルブの分解および組立を容易に行うことができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の充填バルブ用整備治具を使用する充填バルブが装備される飲料充填ラインの一例を説明する概略平面図である。

【図2】図1のA部拡大図である。

【図3】図2のB矢視図である。

【図4】本発明の充填バルブ用整備治具を使用する充填バルブの一例の説明図であり、同図(a)は同図(b)の左側面図、(b)は図3に示す充填バルブを拡大図示するとともに、一部を軸線に沿った断面で示す図(飲料充填時)、(c)は(b)での飲料非充填時の充填バルブの先端部を示す図である。

【図5】本発明の充填バルブ用整備治具の一実施形態を説明する図であり、同図(a)はその正面図、(b)は(a)の平面図、(c)は(a)でのC矢視図である。

【図6】図5の充填バルブ用整備治具の使用方法を説明する図であり、同図(a)は整備治具に充填バルブを装着した状態を示し、同図(b)は、装着した状態の充填バルブのパッキン等の交換や調整後に、最終工程にて、センタリング治具を更に装着して、充填バルブの芯出しおよび所定角度の位置出しを同時に行っている状態を示している。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 ベース板   2 把持部   3 支持台   4 固定ハンドル   5 ポスト部材   6 センタリング治具   9 アンカー   10 整備治具(充填バルブ用整備治具)   11 (支持台の)凹部   12 (支持台の)載置面   13 (支持台の)ピン穴   14 (支持台の)逃げ穴   31 支持台上面   41 ハンドル本体   42 ロック部材   43 ねじ部下面   50 充填バルブ   51 支持腕   52 装着面(支持腕の基端部の端面)   53 配管接続部   54 支持腕端部(充填バルブの支持腕の端部)   55 位置決めピン   61 上ブロック   62 下ブロック   63 渡し板   64 締付けハンドル   70 充填用パッキン部   71 パッキン動作シリンダ   72 パッキン本体部   73 連結ボルト   74 固定ボルト   75 ピストンロッド(バルブ本体に沿ってスライド移動する側)   76 連結アングル   77 シリンダチューブ   78 (センサ用の)検出板   81 バルブ本体   82 先端ブロック   83 中間ブロック   84 本体ブロック   91 バルブ開閉シリンダ   92 供給弁   93 供給配管   100 飲料充填ライン   101〜5 受渡装置   106 薬液リンサー   107 Fリンサー   108 フィラー   109 キャッパー   P 容器   θ (フィラーでの装着姿勢に合わせた)所定角度

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