特許5835489IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

塩基性アミノ酸塩酸塩(以下、塩基性アミノ酸のHCl塩と記載する)から塩酸(以下、HClと記載する)を除去する方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1の方法は溶離剤であるアンモニア水の回収設備が必要になることと、十分な吸着容量を確保するために所要樹脂量およびそれに伴う樹脂洗浄水量が増大し、コストおよび排水負荷に問題があった。 特許文献2の方法は、装置にコストがかかり、塩基性アミノ酸の生産には不向きである。 非特許文献1の温度を変える方法は、いずれの場合も塩素イオン(以下、Cl又はCl−と記載する)の破過点が非常に早く、リジンの収率は極く僅かであった。 本発明の目的は、簡便な方法で塩基性アミノ酸のHCl塩からHClを効率よく除去し、医薬用、工業用、飼料用、食添用等、各用途に適する塩基性アミノ酸又は塩基性アミノ酸塩の製造方法を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、課題を解決するべく鋭意検討を行い、まず、弱塩基性陰イオン交換樹脂を用いて脱Clを検討した。しかしながら、Clのこの樹脂への吸着はほとんど起こらなかった。これは、脱Clによって塩基性アミノ酸溶液のpHが上昇し、弱塩基性陰イオン交換樹脂のイオン交換機能が発揮しなくなったことによるものと思われる。
【発明の効果】
本発明により、塩基性アミノ酸のHCl塩の溶液から簡便な方法でHClを効率よく除去し、医薬用、工業用、飼料用、食添用等、各用途に適する塩基性アミノ酸及びアミノ酸塩を製造することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の一実施例である、L−リジンHCl塩溶液に酢酸を加えて強塩基性陰イオン交換樹脂に通液したときの破過曲線を示すグラフである。

【図2】同じく弱塩基性陰イオン交換樹脂に通液したときの破過曲線を示すグラフである。

【図3】L−リジンHCl塩溶液に弱酸を加えないで弱塩基性陰イオン交換樹脂に通液したときの破過曲線を示すグラフである。

【図4】L−リジンHCl塩溶液に弱酸を加えないで強塩基性陰イオン交換樹脂に通液したときの破過曲線を示すグラフである。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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