特許5836170IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

発注元企業が、部品の発注時において、末端サプライヤにおける調達リスクを的確・迅速に算出・判定する技術

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

部品の発注業務では、さまざまな状況を考慮し、発注した部品が、目標価格内で、要求する品質基準を満たし、納期通りに確実に納品できる、サプライヤや発注部品を選定する必要がある。考慮すべき状況とは、サプライヤの生産能力や在庫状況、サプライヤの設計や製造方法に起因するリードタイムや品質水準、部品の流通過程における道路・航路網の遮断、関税等での手続き期間、サプライヤの突発的な生産設備のトラブル、自然災害によるサプライヤの製造ライン被災、紛争・テロ等による港湾停止などである。発注担当者は、この様な各種想定される状況を考慮し、過去の取引状況や、サプライヤの立地条件、流通経路状況、天候や政情などを把握し、最適なサプライヤや発注部品の選定を行うことが求められる。本発明は、これらの状況を予め考慮し、調達におけるリスクを的確・迅速に算出し、調達意思決定を支援する技術に関するものである。 発注担当者が部品やサプライヤの選定を行うには、過去の発注実績の情報や取引経験、または発注部品の特性など様々な情報から、検収状況や納期遵守率といった観点を頼りに、発注者の属人的な判断にて行われる。そのため、発注者によって、発注部品に関する知識や、それまでに携わった各サプライヤとの取引経験などによって、判定結果にバラツキが生じる可能性がある。このような、発注担当者による発注内容の意思決定結果の違いによって、発注部品の納期遅延や、品質基準を満たす部品の調達を必ずしも保証できない問題があった。 この問題を解決するための従来手法として、過去の取引情報、部品情報を蓄積し、当該部品や製品もしくは類似する部品の発注時に、これら蓄積情報を参照することで部品の評価を行う方法がある。特許文献1によれば、過去に取引を行った部品や製品毎に性能や耐久性・耐熱性、コスト・納期・与信度の取引情報を蓄積し、発注する部品ごとに、これら複数の評価項目を活用し発注部品の推奨度を計算し、発注担当者に提示することが可能である。 しかし、特許文献1では発注元企業から直接取引を行うサプライヤを対象に部品の性能や品質などを評価することは可能であるが、例えば、同一または同等部品を複数サプライヤに発注した場合、各々のサプライヤの先に位置するサプライヤ(二次サプライヤ以降のサプライヤ)が同じサプライヤであり、前述の要因により二次サプライヤから一次サプライヤへの供給が滞ると、一次サプライヤから発注元企業への供給も滞る恐れがあり、それを予め評価・回避することはできない。 そこで、本発明では、二次サプライヤ以降の調達リスクを的確・迅速に算出し、調達意思決定を支援する方法を提供する。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。 本願は課題を解決する手段を複数組んでいるが、その一例を挙げるならば、ネットワークを介して発注者が発信する部品の発注情報と、部品の構成情報であるBOM情報と、電子商取引情報に含まれる発注明細履歴情報を受付けて、前記発注情報より複社購買を行っている部品を抽出し、前記BOM情報と、発注明細情報から、一次サプライヤそれぞ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
部品発注時において、二次サプライヤ以降の調達リスクを的確・迅速に算出することが可能となり、この算出結果を利用した調達サプライヤや部品等発注内容の意思決定を行うことで、納期遵守率の向上・検査合格率の向上など調達部品の品質向上の効果が期待できる。また、本発明によって調達業務でのリスク検討業務の生産性向上を実現するとともに、さまざまなトラブル発生時においての事業継続が可能となる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】調達リスク判定装置の構成例を示す図である。

【図2】本システムのハードウエアの構成例を示す図である。

【図3】調達リスク判定装置の処理フロー例を示す図である。

【図4】入力画面の構成例を示す図である。

【図5】発注情報の構成例を示す図である。

【図6】複社購買部品情報記憶部の構成例を示す図である。

【図7】末端サプライヤリスク算出事前処理のフロー例を示す図である。

【図8】外部情報記憶装置の構成例を示す図である。

【図9】BOM情報の構成例を示す図である。

【図10】BOM情報記憶部の構成例を示す図である。

【図11】発注明細履歴情報の構成例を示す図である。

【図12】発注明細履歴情報記憶部の構成例を示す図である。

【図13】末端サプライヤ集計情報の構成例を示す図である。

【図14】末端サプライヤリスク情報記憶部の構成例を示す図である。

【図15】出力画面の構成例を示す図である。

【図16】出力画面の構成例を示す図である。

【図17】納期遵守情報記憶部の構成例を示す図である。

【図18】調達リスク情報記憶部の構成例を示す図である。

【図19】調達リスク評価装置の構成例を示す図である。

【図20】調達リスク判定装置の処理フローを示す図である。

【図21】外部情報記憶装置の構成例を示す図である。

【図22】サプライヤシェア集計処理のフロー例を示す図である。

【図23】部品シェア情報の構成例を示す図である。

【図24】部品シェア情報記憶部の構成例を示す図である。

【図25】サプライヤシェエア集計情報の構成例を示す図である。

【図26】末端サプライヤリスク情報記憶部の構成例を示す図である。

【図27】出力画面の構成例を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10:制御部、 20:演算部、 30:記憶部、 40:通信部、50:ネットワーク、    60:外部記憶装置、110:発注情報取得処理部、 120:発注明細履歴情報取得処理部、    130:BOM情報取得処理部、 140:出力処理部、 201:入力装置、 202:出力装置、 203:外部記憶装置、 204:演算装置、 205:主記憶装置、 206:通信装置、    210:複社購買部品抽出処理部、 220:末端サプライヤ集計事前処理部、   230:末端プライヤ集計テーブル作成処理部、   310:発注情報記憶部、 311:発注部品名、 312:発注先企業名、 313:数量、   320:複社購買部品情報記憶部、 321:発注部品名、 322:発注先企業名、323:数量、330:BOM情報記憶部、 331:親部品、 332:子部品、 333:員数、   340:発注明細履歴情報記憶部、 341:発注部品名、 342:発注元企業名、    343:発注先企業名、 350:末端サプライヤ集計情報、 351:部品、352:サプライヤ、353:構成部品、 354:末端サプライヤ、 355:発注数、    360:末端サプライヤリスク情報記憶部、 361:部品、 362:構成部品、    363:末端サプライヤ、 364:数量、 365:依存度、 370:部品シェア情報記憶部、371:部品名、 372:メーカー、 373:シェア、380:サプライヤシェエア集計情報、381:部品、 382:構成部品、 383:サプライヤ、 384シェア、   390:サプライヤリスク情報記憶部、 391:部品、 392:構成部品、393:サプライヤ、394:シェア、 400:入力画面、 410:発注部品名、 420:発注先企業名、   430:数量、 440:注文確定、    540:納期遵守情報記憶部、 541:サプライヤ、 542:納期遵守率、    550:調達リスク情報記憶部、 551:構成部品、 552:サプライヤ、 553:数量、 554:予測数量、 555:充足率、 610:BOM情報、 611:親部品名、    612:子部品名、 613:員数、 620:発注明細履歴情報、 621:発注部品名、    622:発注元企業名、 623:発注先企業名、 630:部品シェア情報、 631:部品名、632:メーカー、 633:シェア

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります