特許5846680IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

上水道を供給する配管の途中に設けられてスプリンクラーヘッドを接続するヘッド接続用継手の継手固定構造に関する。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、このような従来の継手固定構造にあっては、T形継手の円筒状胴部を巻き出しバンドのボルト締めにより角バーに押し当てて固定する構造としていたため、平面的に見るとT形継手の円筒状胴部と角バーは1点を通る線で線接触しているだけであり、充分な固定強度が得られないという問題がある。 このためT形継手を固定した後に、下向きに開口したヘッド接続口にスプリンクラーヘッドを接続する場合、工具によりT形継手を押さえていないとT形継手が水平回りに回転し、T形継手に接続している合成樹脂管を破損してしまう問題がある。しかし天井裏に配置したT型継手を押さえた状態で天井下からスプリンクラーヘッドを取り付けることは不可能である。 このような問題を解決するため、T形継手のヘッド接続口側の円筒胴部にフラットな当接面を設けるものもあるが、角バーに対し円筒胴部の当接面を当てて固定することからT形継手は配管接続口に対する合成樹脂管の配管方向が角バーに対し平行となる位置しか固定できず、例えば角バーに対し直交する固定配置などができないという問題がある。 また合成樹脂管は巻き出し管であるため、巻き方向に変形する撓みをもっており撓みによる変形が大きい場合には、角バーに対しT形継手の配管方向が斜めになるように取付固定することが望ましいが、角バーに対し円筒胴部の当接面を当てて固定することから斜め方向の固定はできないという問題がある。また合成樹脂管の撓み変形により継手接続部分が緩んで微漏水を起す可能性があり、微漏水による水がスプリンクラーヘッドの感熱板にたまると、火災時に熱気流を受けても作動温度に上昇するまでに時間がかかり、適切に作動しない恐れもある。 更にT形継手の固定構造から配管方向が一方向に制約され、配管損失を考慮した配管レイアウト通りの工事ができない場合が多いという問題もある。 本発明は、角バーに対する継手の固定強度を高めると共に多方向となる配管方向を必要に応じて選択可能として配管レイアウトの自由度を高めたヘッド接続用継手の継手固定構造を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、配管を接続する配管接続口を設けると共にスプリンクラーヘッドを接続するヘッド接続口を設け、ヘッド接続口を設けた立下り胴部の外周に、多角形取付面を形成したヘッド接続用継手を、天井裏面の天井下地材に固定する継手固定構造に於いて、 天井面内のスプリンクラー取付け位置に対応して天井下地材に固定された断面矩形の角バーと、 横長のコ字形に形成され、上下に位置する横辺部位にヘッド接続用継手・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、スプリンクラーヘッドを接続するヘッド接続用継手におけるヘッド接続口を設けた立下り胴部の外周に、多角形取付面(または複数の嵌合突起あるいは複数の嵌合溝)を形成したため、天井下地材に固定した角バーに取付金具を使用して取付固定する場合、取付金具の多角形係合穴にヘッド接続用継手の多角形取付面を形成した胴部が位置するように嵌め入れた状態で、取付金具のボルト部材をねじ込むことにより、角バーにヘッド接続用継手の多角形取付面の任意の一面を押し当てて固定することができ、両者は面接触で固定され、固定強度を高めることができる。 このためヘッド接続用継手を取り付け固定した後に、ヘッド接続口にスプリンクラーヘッドをねじ込み固定する場合、継手側を工具で押さえていなかったとしても、継手側が動いて合成樹脂管を破損したり、緩みを生じて水漏れを起すことを確実に防止でき、スプリンクラーヘッドの取付作業及び取外し作業を効率化できる。 またヘッド接続用継手は多角形取付面のいずれか1面を角バーに押し当てるように選択して取付け固定することから、配管接続口の軸芯線方向(配管方向)を角バーに平行する方向は勿論のこと、角バーに直交する方向、更には角バーに対し斜め方向にも取付け固定でき、ヘッド接続用継手に対する配管方向の自由度を高め、配管損失などを考慮した配管レイアウト通りの工事を容易に行うことができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明によるスプリンクラーヘッドの取付け構造を示した説明図

【図2】図1の取付け構造の側面を示した説明図

【図3】本発明によるヘッド接続用継手の実施形態を示した説明図

【図4】図3のヘッド接続用継手の滞留水防止構造を一部断面で示した説明図

【図5】図3のヘッド接続用継手の固定に使用する取付金具の実施形態を示した説明図

【図6】図3のヘッド接続用継手の角バーに対する取付構造を示した説明図

【図7】図6のヘッド接続用継手の角バーに対する取付構造の側面を示した説明図

【図8】図6のヘッド接続用継手の角バーに対する取付構造の平面を示した説明図

【図9】ヘッド接続用継手の配管接続方向を角バーに対して斜めにした取付構造を平面で示した説明図

【図10】本発明によるヘッド接続用継手の他の実施形態を示した説明図

【図11】図10のヘッド接続用継手の固定に使用する取付金具の実施形態を示した説明図

【図12】図10のヘッド接続用継手の角バーに対する取付構造を示した説明図

【図13】図10のヘッド接続用継手の角バーに対する取付構造の平面を示した説明図

【図14】図10のヘッド接続用継手の固定に使用する取付金具の他の実施形態を示した説明図

【図15】図14の取付金具を用いたヘッド接続用継手の角バーに対する取付構造を示した説明図

【図16】図10のヘッド接続用継手の固定に使用する取付金具の他の実施形態を示した説明図

【図17】図16の取付金具を用いたヘッド接続用継手の角バーに対する取付構造を示した説明図

【図18】本発明によるヘッド接続用継手の他の実施形態を示した説明図

【図19】図18のヘッド接続用継手の固定に使用する取付金具の実施形態を示した説明図

【図20】図19の取付金具を展開して示した説明図

【図21】図18のヘッド接続用継手の角バーに対する取付構造を示した説明図

【図22】従来のスプリンクラーヘッドの取付け構造を示した説明図

【図23】図22のヘッド接続用継手の角バーに対する取付構造を取り出して側面から示した説明図

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10:T形継手   12:天井材   14,15:天井下地材   16:天井穴   18,60,74:取付金具   20:角バー   22,68:ボルト   24:スプリンクラーヘッド   26:シーリングカバー   28:延長ソケット   30:多角形取付面   32:継手本体   32a:継手胴部   34,36:配管接続口  34a,36a、38a:ナット部   38:ヘッド接続口   40:ストレート流路   41:分岐流路   42:隔壁   44:横辺部位   46,56,58:多角形係合穴   48,64:縦辺部位   50,70:ねじ穴   52:軸芯線   54,78:嵌合突起   62:鉤形係合部   72:嵌合溝   80,82:矩形切欠   84:ねじ穴部   86:蝶ボルト    

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