特許5867751IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

転写箔

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、自己治癒性樹脂塗料を塗布する際には周囲に塗料が飛散するため環境上問題があることや、塗布面の鏡面化が困難であることから、利用範囲は限定されていた。 ところで、樹脂成形品等の被転写体に接着層を介して熱転写やインモールド成形により転写する加工法に用いられる転写箔というものが知られている。この転写箔によれば、被転写体の表面を保護したり、帯電防止機能を付与したり、任意の色や模様で加飾したりできることから、家電製品、自動車内・外装品、音響製品、家具調度製品等に広く用いられている。 本発明者らは、上述の自己治癒性樹脂塗料を転写箔化できれば、塗料の飛散や鏡面加工の困難性などといった問題を解決することができ、かつ用途も一層拡大するものと期待して、自己治癒性樹脂塗料の転写箔化を検討した。しかしながら、従来知られている転写箔化の方法では、自己治癒性樹脂塗料を転写箔化することはできなかった。 そこで、本発明は、自己治癒性樹脂塗料を転写箔化した転写箔を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、ベースフィルム上に、離型層、自己治癒性樹脂層、アンカー層及び接着層が順次積層されている転写箔であって、離型層は、転写移行せず、ベースフィルムに密着し、かつ自己治癒性樹脂層とは離型する性能を有し、アンカー層は、アクリルウレタン樹脂、塩酢ビ樹脂(塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂)、ポリエステル系樹脂又は熱硬化性樹脂からなる転写箔を提供する。
【発明の効果】
本発明の転写箔によれば、自己治癒性樹脂層が転写箔化されているので、被転写体に転写することにより容易に表面に塗料を載せることができ、塗料が周囲に飛散するような心配がない。さらに、本発明の転写箔をインモールド成形用に用いた場合には、金型の表面を鏡面処理することで自己治癒性樹脂の表面層を容易に鏡面化できる。
さらにまた、本発明の転写箔は、従来の転写箔と同様に加飾用のインク等を積層させることができるので、従来の転写箔と同様に用いることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の一転写箔の模式断面図である。

【図2】本発明の一転写箔の製造装置である。

【図3】インモールド成形品に付いた擦り傷の消失経過を示す写真である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1…転写箔、3…ベースフィルム、5…離型層、7…自己治癒性樹脂層、9…アンカー層、11…接着層、13…帯電防止層、14…転写箔製造装置、15,17…ローラ、19…塗料の収容容器、21a〜21f…乾燥炉、23…電離放射線等の照射部、25…コロナ処理部、27…コーティングローラ、29a〜29e、31a〜31e…搬送ローラ。

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