特許5933653IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

温度変化に対する物質の重量変化及び吸発熱を解析するための熱分析装置、及び熱分析方法に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、特許文献1に記載のTG−DSCでは、支持棒に接続されたサンプルホルダ全体の重量を測定しているため、試料を加熱して温度変化させた場合の浮力及び対流等が重量測定値に影響を与える。そのため、試料の正確な重量変化を測定するためには、まず試料と参照物質とを載せない状態で測定を一度行い(ブランク測定)、試料測定の後にブランク測定のデータを差し引いて、浮力及び対流の影響をキャンセルする必要がある。従って、測定手順が煩雑になるという問題があった。 また、特許文献2及び3に記載のTG−DTAは、共に差動型天秤を用いているため、試料側と参照物質側とを機構的に独立させる必要がある。そのため、試料と参照物質との熱流差を測定するためのヒートシンクを設けることができず、DSCの構成とすることが難しいという問題があった。 かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、煩雑な測定手順によらず精度が高いTG−DSC測定が可能な熱分析装置を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するため、本発明に係る熱分析装置は、 試料容器とヒートシンクとを所定の熱抵抗を有する部材で結合した第1の試料容器組立体及び第2の試料容器組立体からなる一対の試料容器組立体群と、 前記一対の試料容器組立体群を等しく加熱する加熱部と、 前記加熱部の温度を制御する温度制御部と、 前記第1の試料容器組立体の試料容器に載せられた試料と、前記第2の試料容器組立体の試料容器に・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明に係る熱分析装置によれば、煩雑な測定手順によらず精度が高いTG−DSC測定を実現することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の第1熱分析装置の機構部分の構成を示す図である。

【図2】本発明の第1熱分析装置を構成する試料容器組立体断面と熱電対素線とを示す図である。

【図3】本発明の第1熱分析装置を構成する試料容器組立体の平面図である。

【図4】本発明の熱分析装置を構成する天秤制御部のブロック図である。

【図5】本発明の熱分析装置を構成する温度測定部の構成図である。

【図6】本発明の第1熱分析装置を構成する試料容器組立体と熱電対素線の材質の組み合わせ例を示す図である。

【図7】本発明の第1熱分析装置を構成する試料容器組立体を加熱炉断面と共に示す図である。

【図8】本発明の熱分析装置を構成する加熱炉の温度制御を行う温度制御部のブロック図である。

【図9】本発明の第1熱分析装置と従来のTG−DTAでの、金の融解における吸熱ピークでの信号比較を示す図である。

【図10】本発明の第2熱分析装置を構成する試料容器組立体と熱電対素線とを示す図である。

【図11】従来のDSCの構成例を示す図である。

【図12】従来のDSCにより得られる、時刻と温度差ΔTとの関係を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1,3 容器ホルダ(試料容器)   2,4 ヒートシンク   5,6 連結部材   7,8 ビーム   9 試料容器   17 比較部   18 電流ドライバ   19 炉温度センサ   20 加熱炉(加熱部)   21 加熱コイル   22 主軸   24 シャッタ   25 発光素子   26 受光素子   27 駆動コイル   28 磁石   31,32 熱電対素線A   33 熱電対素線B   40 差動増幅器   41 位相補償器   42 電流ドライバ   50,51,52 差動増幅器   61,63 容器ホルダ(試料容器)   62,64 ヒートシンク   65,66 連結部材   67,68 ビーム   69,70 試料容器   100,500 熱分析装置   101,102,201,202 試料容器組立体   103 天秤(重量測定部)   200 天秤制御部   300 温度測定部   400 温度制御部

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