技術分野
例えばNi基超耐熱合金、チタン合金、ステンレス鋼などの難削材及び熱処理後の高硬度鋼等の高速切削、乾式切削等に使用される、耐塑性変形性に優れたWC基超硬合金及びその製造方法、並びにこれを用いた旋削用インサート
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかし、特許文献1の段落0019等には成形体を1000〜1250℃で焼結した後の具体的な冷却速度は記載されておらず不明である。また、焼結体表面のCo富化層の有無についても記載が無い。
また特許文献2及び3の如く、焼結時の加熱保持温度から急冷すると、焼結体表面のCo富化層の生成は抑制される。しかし、本発明者の検討によれば、焼結時の加熱保持温度から急冷すると、耐塑性変形性が顕著に低下して旋削用インサートとして使用した場合に短寿命になることが分かった。
従って、本発明は、超耐熱合金やチタン合金、ステンレス鋼などの難削材及び熱処理後の高硬度鋼等の高速切削、乾式切削等において生じる加工熱によりWC基超硬合金を基材に用いた旋削用インサートの刃先が非常に高温になる場合に、当該刃先部の塑性変形を抑制すると共に皮膜の剥離を低減することができる、耐塑性変形性に優れた新規で高性能なWC基超硬合金及びその製造方法、並びに前記超硬合金製の旋削用インサートを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明のWC基超硬合金は、4.0〜6.5質量%のCoと、Coに対する質量比で7
〜11%のCrと、Coに対する質量比で2〜5%のZrとを含有し、WC粒子をCoに
より結合したWC基超硬合金であって、前記超硬合金の焼結体の表面から内部の鉛直方向
の100μmまでの部分(表層部)のCo含有率(質量%)が、前記表層部から内部の部
分のCo含有率(質量%)の0.97〜1.20倍の範囲内にあり、前記焼・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、以下の有利な効果を奏することができる。
(1)耐塑性変形性に優れた新規で高性能なWC基超硬合金及びその製造方法を提供することができる。
(2)耐塑性変形性に優れた、長寿命の旋削用インサートを提供することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明例1、比較例4−2、比較例5及び比較例16の各WC基超硬合金の焼結体の表面(基準表面)から内部の鉛直方向に向かってEPMAにより線分析した結果(焼結体表面からの深さ方向のCo含有率(質量%) の分布図)を示す。
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