技術分野
鉄酸化物を含む塊成物を還元して部分還元鉄を製造する部分還元鉄製造装置
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、前述した特許文献2,3に記載の従来の部分還元鉄の製造方法には、次のような問題があった。まず、装入された燃焼用炭材が優先的に燃えるため加熱されたペレットから発生する一酸化炭素や石炭中の可燃揮発分は殆ど燃焼されず充填層から排出されて有効利用できないため燃料消費原単位が多くなり、CO
2 の排出量が増加する問題があった。また、燃焼用炭材は炭素分が無くなるまで燃焼が継続するためペレットの冷却速度が遅くなり、還元されたペレット中の金属鉄が高温状態で空気と接触する時間が長くなるため再酸化が進み金属化率が低くなってしまうという問題があった。つまり、従来においては、原料ペレットを着火した燃焼用炭材により着火し燃焼して部分還元鉄を製造しており、燃焼用炭材を使用する分製造コスト増を招いていた。
ところで、上述の部分還元鉄を製造する装置においては、エネルギの有効活用の観点から、還元鉄の製造装置である回転炉床炉内で発生した可燃性排ガスを有効利用することが望まれている。例えば、特許文献4は、回転炉床炉内で発生した炉床排ガス中のダストを除去した後、その一部を循環ダクトにより回収し、ラジアントチューブバーナの燃料の一部として再利用する還元鉄の製造方法を開示している。しかしながら、特許文献4に記載の還元鉄の製造方法では、ガス排出口にタール分解触媒を設け、炉床排ガスを燃焼させて、排気ダクトへのタールの付着を防止しており、タール分解触媒により炉床排ガス中のタールを燃焼除去することから、炉床排ガス中のタール分を有効活用することができず、その分熱エネルギの損失を招いていた。
以上のことから、本発明は、前述した課題を解決するために為されたもので、燃焼用炭材を使用しないにも拘らず、部分還元鉄を製造することができると共に、排ガス中のタール分を有効活用することで熱エネルギの損失を抑制することができる部分還元鉄製造装置を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
上述した課題を解決する本発明に係る部分還元鉄製造装置は、
酸化鉄含有原料および還元用炭材を混合造粒した原料ペレットと同一材料で構成される着火用原料ペレットを所定の高さで無端グレート上に積載する着火用原料ペレット供給手段と、
前記無端グレート上に積載された前記着火用原料ペレットを還元温度域まで加熱する加熱手段と、
前記加熱手段により加熱された前記着火用原料ペレット上に前記原料ペレッ・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明に係る部分還元鉄製造装置によれば、燃焼用炭材を使用しないにも拘らず、部分還元鉄を製造することができると共に、排ガス中のタール分を有効活用することで熱エネルギの損失を抑制することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明に係る部分還元鉄製造装置の主な実施形態を示す概略図である。
【図2】 本発明に係る部分還元鉄製造装置の主な実施形態の説明図であって、図2(a)にそれが具備する還元炉の断面を示し、図2(b)に還元炉における酸素濃度と原料ペレットの充填層高との関係を示す。
【図3】 本発明に係る部分還元鉄製造装置の主な実施形態が具備する還元炉内における原料ペレットを200mmの高さに充填し上向き通風で加熱したときの充填層下面から層高方向における温度変化の一例を示すグラフである。
1 着火用原料ペレット
2 着火用原料ペレット層
3 原料ペレット
4 原料ペレットの充填層
5 部分還元鉄
10 着火用原料ペレット供給装置
20 加熱炉
21 燃焼用バーナ
22 排気管
23 冷却領域ガス排気管
30 還元炉
31 原料ペレット供給装置(給鉱ホッパ)
32 還元炉本体
33a〜33e 風箱
34 フード
35 軌道
36 支持部
37 ローラ
38a,38b 仕切り板
41,43 水封プール
42,44 シール壁
51 第一排気管
52 第二排気管
53 ガス送出管
56 ポンプ
57 O2センサ
58 循環ガス送出管
59a〜59e 第一〜第五分岐循環ガス送出管
60 空気供給装置
61 空気供給源
62 空気送給管
63 流量調整バルブ
64 ポンプ
65 空気送出管
66a〜66e 第一〜第五分岐空気送出管
71a 着火領域
71b 還元領域
71c 冷却領域
100 グレート還元炉
101 無端グレート
105 液状タール分離装置
110A,110B ガス冷却塔
111 塔本体
112 タール分凝縮促進器
113 液状タール排出管
114 液状タール排出管
115 液状タール貯蔵タンク
116 タンク内液状タール送給管
117 一次冷却済み排ガス送出管
118 液状タール連絡管
119 連絡管
121 液状タール循環管
122 循環ポンプ
123 液状タール送給管
124 液状タール噴射管
125 第一液状タール分岐管
126 ヒータ
127 第二液状タール分岐管
128 冷却器
130 ミスト状タール分離装置
131 装置本体
132 液状タール排出管
140 液状タール供給装置
141 液状タール供給管
142 液状タール供給ポンプ
150 バーナ用燃料供給装置
151 バーナ用燃料供給源
152 バーナ用燃料供給管
153 バーナ用燃料
161 液状タール
V21 バルブ
V22 流量調整バルブ
V31,V41,V42,V51 開閉弁
V61 ヒータ切換弁
V62 クーラ切換弁
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