技術分野
この発明は、鼻孔内に点鼻薬を噴霧して投与するときなどに使用する噴霧容器
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
かかる従来技術によるときは、シリンジバレルに薬液を充填するために真空充填設備のような特殊な設備を必要とする上、シリンジバレル内を摺動移動するセンタストッパ、ピストンを介して薬液を封止するので、所要部品点数が多くなり、使い捨ての用途に適用し難くなりがちであるという問題があった。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、液剤を封入した軟質包装剤を使用することによって、特殊な設備を要することなく、所要部品点数を最少に抑え、使い捨ての用途にも好適に適用し得る噴霧容器を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、噴霧孔を有するノズル部を筒部の前端に形成する本体と、筒部に挿入する筒体を備えるプランジャとを備えてなり、筒部の前端部には、後向きの突部と突起とを設け、筒部は、プランジャを保持位置に前進させて軟質包装剤を筒体の前方に保持するとともに突部により支持し、保持位置を越えてプランジャを前進限にまで前進させると、突起により軟質包装剤が突き破られて破裂し、軟質包・・・ 続きを
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【発明の効果】
かかる発明の構成によるときは、本体の筒部には、軟質包装剤を収納してプランジャの筒体を挿入し、プランジャを中間の保持位置に前進させて軟質包装剤を筒体の前方に保持することができる。そこで、プランジャの後端を手指で強く押して一定以上の押圧力を加えると、プランジャは、保持位置を越えて前進限にまで殆ど瞬時に高速前進し、筒部の前端部の後向きの突起により軟質包装剤が突き破られて破裂し、内部の液剤を筒部の前端のノズル部の噴霧孔から外部に霧状に噴出させることができる。すなわち、液剤を封入する軟質包装剤は、格別なストッパやピストンなどの封止部材を要することなく、筒部に安定に収納して保持することができ、したがって、所要部品点数を最少に抑えるとともに、特殊な充填用の設備を使用する必要もない。ただし、軟質包装剤には、1回分の投与量相当の所定量の液剤を封入するものとする。
噴霧孔からの液剤は、プランジャが前進限に到達するときの前進速度や、軟質包装剤が破裂するときの圧力などにより噴霧の状態が変わり得るが、これらのパラメータは、プランジャが保持位置を越えるときのプランジャの所要押圧力や、軟質包装剤の強度などによって決まり、操作者の操作の仕方に大きく影響されることがない。すなわち、液剤は、誰でも一定の噴霧が可能である。また、この発明は、軟質包装剤を筒部に収納してプランジャの筒体を保持位置にまで挿入して全体を包装することにより、単回使用の使い捨ての用途に使用することができる。なお、軟質包装剤を別包装することにより、製剤の安定性を保証することも可能である。ただし、軟質包装剤に封入する液剤は、鼻孔内に噴霧する点鼻薬の他、口腔内に噴霧する口内炎薬や口臭薬、傷口などに噴霧する消毒薬などであってもよい。
中空のノズル部の軸心上にロッドを収納すると、ノズル部の実効断面積を小さく絞り、ノズル部を前向きに流れる液剤の流速を高めて噴霧孔からの液剤を一層良好に霧化して噴霧することができる。一方、このようなロッドは、ノズル部を含む本体と別体、一体のいずれとしてもよく、軟質包装剤を破裂させる突起は、前者の場合、ロッドの後方においてロッドの周囲に配置し、後者の場合、ロッドの後端に形成すればよい。なお、筒部の前端部に設ける後向きの突部は、保持位置にあるプランジャの前方の筒部内の軟質包装剤を支持し、プランジャが保持位置を通過して突部上の軟質包装剤を適切に弾性変形させない限り、突起が軟質包装剤に接触したり、それによって軟質包装剤を不用意に傷付けたりすることがない。
一対の筒部を有する本体と、一対の筒体を有するプランジャとを組み合わせれば、プランジャを前進させることにより、双方の筒部のノズル部から液剤を同時に噴出させ、双方の鼻孔に対する投与を一挙に完了させることができる。ただし、このときの液剤は、点鼻薬である。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 全体分解斜視図
【図2】 全体組立縦断面図
【図3】 本体の構成説明図(1)
【図4】 本体の構成説明図(2)
【図5】 一部破断要部拡大斜視図
【図6】 図2の要部拡大図
【図7】 要部拡大動作図
【図8】 他の実施の形態を示す図5相当図
【図9】 図8のY−Y矢視相当拡大断面図
【図10】 他の実施の形態を示す図6相当図
【図11】 他の実施の形態を示す図7相当図
【図12】 他の実施の形態を示す図1相当図
【図13】 図12の全体組立縦断面図
【図14】 図13のB−B矢視相当断面図
【図15】 図12の本体の構成説明図
【図16】 図13の要部拡大図
【図17】 図13の要部拡大動作図
【図18】 軟質包装剤の斜視説明図
SC…軟質包装剤
10…本体
11…筒部
12…ノズル部
14…噴霧孔
15…突部
16…突起
20…プランジャ
21…筒体
31…ロッド
特許出願人 伸晃化学株式会社
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