特許5995955IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

天然植物繊維の有効利用を図ることができる不織布の製造方法に関する。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、竹繊維のような剛直な天然繊維では、ニードルパンチ加工を施しても繊維相互間の絡み合いが不十分で、高い曲げ剛性が得られないという問題がある。しかも、のようなニードルパンチ加工による軽量化には限界がある。すなわち、目付量を下げすぎると、剛性は要求性能を満たさなくなる。
一方、剛性が低い天然植物繊維に代えて、カーボン繊維などの高剛性繊維を用いたのでは、コスト的に実用的でない。 本発明は、事情に鑑みて、竹繊維などの剛直な天然繊維を用いることができて環境にやさしく、しかも、軽量化のために繊維の目付け量を減らしても、十分な曲げ強度や曲げ剛性を確保することができる不織布の製造方法を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するために、本発明にかかる不織布の製造方法は、竹繊維とポリプ口ピレン繊維とを混合比が重量比で竹繊維:ポリプ口ピレン= 50〜80 : 50〜 20 となるように解繊混合する解繊混合工程と、竹繊維とポリプ口ピレン繊維とからなる解繊混合繊維に、ポリビニルアルコール水溶液を含浸させてポリビ二ルアルコールを竹繊維に担持させるポリビニルアルコール担持工程と、前記解繊混合工程後、あるいは、・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明の不織布は、のように、天然植物繊維と、熱可塑性樹脂繊維とを絡み合わせた状態に混合する工程と、熱プレス工程を経て得られる不織布であって、前記天然植物繊維に対して接着力を有する水溶性高分子が前記天然植物繊維に担持されて、繊維と繊維との交絡部が前記水溶性高分子によって固着されているとともに、ニードルパンチ加工されているので、竹繊維などの剛直な天然繊維を用いることができて環境にやさしく、しかも、軽量化のために繊維の目付け量を減らしても、十分な曲げ強度や曲げ剛性を確保することができる。
特に、竹繊維を用いることによって、国内外を問わず持続的再生産可能な天然資源である竹の有効利用が図れ、より環境にやさしく、コストの低いものとすることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の不織布に用いる竹繊維と、ポリプロピレン繊維の1例をあらわしている。

【図2】図1の竹繊維と、ポリプロピレン繊維とを解繊混合して得られる第1解繊混合物の1例をあらわしている。

【図3】図2の解繊混合物をカード機に通して得られる第2解繊混合物としてのウエブの1例をあらわしている。

【図4】本発明の不織布の製造方法のニードルパンチ加工工程を説明する図である。

【図5】本発明の不織布の製造方法の熱プレス成形工程を説明する図である。

【図6】実施例に用いたニードルパンチ装置のニードルを説明する図である。

【図7】4点曲げ試験方法を説明する図である。

【図8】実施例10及び比較例5で得られた不織布の曲げ強度を対比してあらわすグラフである。

【図9】実施例10及び比較例5で得られた不織布の曲げ剛性を対比してあらわすグラフである。

【図10】参考例1〜4で得られた不織布の曲げ強度を対比してあらわすグラフである。

【図11】参考例1〜4で得られた不織布の曲げ剛性を対比してあらわすグラフである。

【図12】参考例1及び参考例3で得られた不織布の4点曲げ試験時の試験片の変位に対する荷重の変化を対比してあらわすグラフである。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 竹繊維(天然繊維)   2 ポリプロピレン繊維(熱可塑性樹脂繊維)   3 第1解繊混合物   4 ウエブ(第2解繊混合物)   41 ポリビニルアルコールが担持されたウエブ   42 ニードルパンチされたウエブ   5 ニードルパンチ装置   5a 上型   5b 下型   6 熱プレス成形装置   6a 上型   6b 下型

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