特許6003814IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

この発明は、同期電動機の駆動システムに関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

このように、特許文献1に示された従来における同期電動機の駆動システムの角度位置検出装置は、レゾルバ信号について、コイルの温度変化によって生じる温度ドリフトに対する補償を行うことができる。 しかしながら、レゾルバ信号の精度に対して影響を与え得る要因はコイルの温度だけではなく、例えば、経年変化、初期設定の時期やケーブルロス等の要因によってもレゾルバ信号は影響を受け、結果として、レゾルバ信号によって検出された主磁束位置が真の主磁束位置からずれてしまうことがある。 ところが、特許文献1に示された従来における同期電動機の駆動システムの角度位置検出装置によっては、温度ドリフトを補償することはできても、経年変化、初期設定の時期やケーブルロス等に起因するドリフトに対しては補償することができない。 このため、レゾルバにより検出された主磁束位置が真の主磁束位置からずれてしまい、実際の発生トルクがトルク基準からずれ、所望の発生トルクを満足することができない場合が発生し得る。所望の発生トルクを満足することができない場合、例えば圧延設備においては、圧延時にストール等が発生してしまうおそれがある。 また、所望の発生トルクを満足している状況であっても、レゾルバにより検出された主磁束位置が真の主磁束位置からずれてしまうことで、フィードバックされる発生トルクの値が実際よりも過小なものとなってしまう場合もあり得る。このように発生トルクが過小評価された場合には、駆動装置に対して所望のトルクよりも過大なトルクを発生させるような指令が入力されることとなるため、結果として駆動装置が過電流となりトリップしてしまう可能性がある。 この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、レゾルバにより検出された主磁束位置を適切なものに補正することができ、より正確に同期電動機の駆動を制御することが可能である同期電動機の駆動システムを得るものである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

この発明に係る同期電動機の駆動システムにおいては、同期電動機を駆動するインバータと、前記同期電動機の回転角を検出するレゾルバと、前記回転角に基づいて、前記同期電動機の実速度を検出する速度検出器と、速度基準と前記実速度とに基づいて、トルク基準を演算する速度制御器と、前記トルク基準を第1の内部相差角に変換する電流制御器と、前記回転角を用いて、前記同期電動機に流れる一次電流の、前記同期電動機の二次・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
この発明に係る同期電動機の駆動システムにおいては、レゾルバにより検出された主磁束位置を適切なものに補正することができ、より正確に同期電動機の駆動を制御することが可能であるという効果を奏する。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】この発明の実施の形態1に係る同期電動機の駆動システムが適用される圧延機の構成図である。

【図2】この発明の実施の形態1に係る同期電動機の駆動システムの全体構成を示すブロック図である。

【図3】電動機駆動用のインバータ装置の負荷率に対する効率特性を示す図である。

【図4】同期電動機の負荷率に対する効率特性を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 加熱炉   2 粗圧延機   2a 同期電動機   3 仕上圧延機   4 巻取り機   5 切断機   6 インバータ   6a 変成器   7 レゾルバ   8 速度検出器   9 速度制御器   10 有効電流制御器   11 3相/dq軸変換器   12 磁束演算器   13 極/3相変換器   14 電圧制御器   15 出力トルク演算器   16 ΔT回路   17 ΔTリミット制限回路   18 演算回路   19 Δθ補正器

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