技術分野
この発明は、ガードリングにESD保護素子などのサージ保護素子を形成した半導体装置
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかし、前記の図7〜図9の半導体装置500ではサージ保護素子66は各セル54aに形成される寄生ダイオード65であり、製造バラツキがあると、各セル54aでアバランシェ電圧にバラツキが生じる。ESDなどのサージが印加された場合、各セル54aが一斉に動作せずに、アバランシェ電圧の低いセル54aにサージ電流が集中し、図10に示すように、寄生トランジスタ70が微小面積でスナップバックして破壊する。
また、各セル54aが形成される活性領域68ではガードリング32に比べて占有面積が大きいため、活性領域68では拡散濃度および拡散深さの面内バラツキ(製造バラツキ)が大きくなる傾向にある。このように製造バラツキがあると、サージ保護素子66の動作抵抗と動作電圧にバラツキが生じて、動作抵抗と動作電圧が低い寄生ダイオード65にサージ電流が集中してサージ保護機能が低下する。つまり、従来の半導体装置500ではサージ保護機能の高低は製造バラツキの影響を受け易い。
また、前記の特許文献1では、同一チップ上の別の場所に保護用サイリスタを形成するため、チップ面積が大きくなる。また、別の領域に形成されるため製造工程のバラツキにより、保護用サイリスタと集積回路を構成するMOSFETのブレークダウン電圧が逆転して、MOSFETの保護が困難になる場合が生じる。
また、特許文献2では、MOSFET部とサイリスタ部でドリフト長が異なるため、電流が不均一に流れ、さらにMOSFET部の横方向幅Wが狭くなるため、MOSFETのオン電圧が大きくなるという不都合が生じる。
また、前記の特許文献3では、ESD保護素子であるpnpトランジスタをp型分離領域に接して形成していることは記載されているが、MOSトランジスタを構成するガードリングに寄生バイポーラトランジスタを形成することについては記載されていない。
また、前記の特許文献4では、各セル毎に保護用サイリスタが形成されているため、各セル間に製造バラツキがあるとそのバラツキの影響で特定のセルにESDサージによるサージ電流が集中して破壊し易くなる。
また、特許文献1〜4では、出力段MOSFETのガードリング形成箇所にESD保護素子を一括形成することについては記載されていない。
この発明の目的は、前記の課題を解決して、確実にサージ保護ができる小型で製造バラツキの影響を受け難いサージ保護素子を有する半導体装置を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
前記の目的を達成するために、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明によれば、第1導電型の半導体基板の表面層に配置された第2導電型の第1半導体領域と、該第1半導体領域の表面層に配置された活性領域と、該活性領域を取り囲み前記第1半導体領域と前記半導体基板に跨り該両者に接して配置された前記半導体基板より高濃度の第1導電型の第2半導体領域と、該第2半導体領域の表面層に配置された該第2半導体領域より高濃・・・ 続きを
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【発明の効果】
この発明によると、ガードリングに寄生バイポーラトランジスタを形成し、この寄生バイポーラトランジスタをサージ保護素子とすることで、サージ保護素子を有する小型の半導体装置を提供することができる。
また、寄生バイポーラトランジスタをサージ保護素子とすることで、寄生ダイオードのサージ保護素子に比べて動作抵抗を小さくすることができて、サージ保護機能を向上できる。
また、サージ保護素子を各セル毎に設けずにガードリングに一つのサージ保護素子を設けることで、サージ保護機能に対する製造バラツキ(面内バラツキ)の影響を受け難くくすることができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 この発明の第1実施例に係る半導体装置100の要部平面図である。
【図2】 図1のA部拡大図であり、(a)は出力段MOSFETの要部平面図、(b)は(a)のX−X線で切断した要部断面図である。
【図3】 図1の半導体装置100の電極配線の要部平面図である。
【図4】 出力段MOSFET101の電流(Id)−電圧(Vd)特性図である。
【図5】 この発明の第2実施例に係る半導体装置200の要部平面図である。
【図6】 この発明の第3実施例に係る半導体装置300の要部断面図である。
【図7】 従来の半導体装置500の要部平面図である
【図8】 図7のB部拡大図であり、(a)は出力段MOSFET501の要部平面図、(b)は(a)のX−X線で切断した要部断面図である。
【図9】 図7の半導体装置500の電極配線の要部平面図である。
【図10】 出力段MOSFET501の電流(Id)−電圧(Vd)特性図である。
1 p半導体基板
2 nウェル領域
3 pウェル領域
4 pウェル領域
4a セル
5 nドレイン領域
6 nソース領域
7 pコンタクト領域
8 n+領域
9 p+領域
10 LOCOS
11 ゲート電極
11a ゲート配線
12 ドレイン電極配線
13 ソース電極配線
14 グランド電極配線
15,15a 寄生トランジスタ
16 サージ保護素子
17 ガードリング
18 活性領域
20 p+領域
21 nウェル領域
100,200,300 半導体装置
101 出力段MOSFET
102 集積回路
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