技術分野
酸素燃焼ボイラの微粉燃料供給方法及び酸素燃焼ボイラシステムに関するものである。
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
前記したように、一次再循環ガスを搬送ガスとして粉砕装置に供給して石炭の乾燥粉砕を行うと、一次再循環ガス中には水分が含まれているために、微粉燃料が湿り気を帯びることになって微粉燃料の輸送を妨げる、即ち、例えば湿り気で微粉が固まって流れを妨げる懸念がある。又、一次再循環ガスに同伴する酸性ガス、例えば二酸化硫黄(SO
2 )や三酸化硫黄(SO
3 )などの硫黄酸化物(SO
X )が水分と共に凝縮して、粉砕装置や配管を腐食する懸念があり、更には湿り気によって燃焼性が悪化するなどの懸念がある。
従って、前記一次再循環ガスは乾燥したガスにする必要があり、このために、一次再循環ガスを冷却して水分を除去した後、再び加熱することで一次再循環ガスを乾燥させることが一般的に行われるが、冷却部では、一次再循環ガス中に共存する硫黄酸化物(SO
X )によって酸性のドレンが発生して機器・配管等を腐食させることになるため、機器・配管等を耐食性の材料で構成する必要が生じて設備が高価になる問題がある。
一方、近年では燃料事情の問題などから、石炭の中でも低品位とされる褐炭を原料として用いることが多くなってきており、特に褐炭は乾燥すると自然発火し易いという性質を有している。従って、褐炭を粉砕装置に供給して予熱した一次再循環ガスにより乾燥粉砕を行う場合には、一次再循環ガスには酸素が含まれているために発火を生じる可能性がある。又、木材の端材や廃棄物を前記石炭と一緒に粉砕装置に供給して粉砕する方法、或いは、木材等を供給して粉砕する専用の粉砕装置を備える方法も提案されているが、これらの木材も粉砕時に発火を生じる可能性がある。
従って、前記したような褐炭等の発火し易い原料を粉砕する際には、発火を防止するために一次再循環ガスの温度はあまり上げることができず、そのために、前記と同様に一次再循環ガスを冷却することが必要になって設備が高価になる問題がある。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなしたもので、粉砕時に発火し易い原料も安定して粉砕することができ、乾燥した微粉燃料をボイラに供給できるようにした酸素燃焼ボイラの微粉燃料供給方法及び酸素燃焼ボイラシステムを提案することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、搬送ガスにより原料を乾燥粉砕して搬送ガスと微粉燃料の混合流体を送出する粉砕装置と、空気を導入して酸素と窒素ガスとに分離する酸素製造装置と、前記粉砕装置で粉砕した微粉燃料をバーナに供給すると共に前記酸素製造装置からの酸素を導入して燃焼を行うボイラ本体と、該ボイラ本体下流の排ガスの一部を抜き出し、抜き出した排ガスの一部を一次再循環ガスとして前記バーナに供給し、他部を二次再循環ガスとして・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、酸素製造装置で分離した窒素ガスを搬送ガスとして粉砕装置に導入して原料の乾燥粉砕を行うようにしたので、粉砕装置内を窒素ガスによる不活性雰囲気に保持することができ、よって、発火し易い原料においても安定した粉砕を行うことができ、且つ、前記窒素ガスは水分を含まないために乾燥した微粉原料が得られるという優れた効果を奏し得る。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の酸素燃焼ボイラシステムの一実施例の概略を示す全体構成図である。
【図2】 図1における微粉燃料供給装置の詳細を示す側面図である。
【図3】 図2の微粉燃料供給装置の他の例を示す側面図である。
【図4】 図2の微粉燃料供給装置の更に他の例を示す側面図である。
【図5】 図1の酸素燃焼ボイラシステムの他の実施例の概略を示す全体構成図である。
1 酸素製造装置
2 空気
3 酸素
4 窒素ガス
5 粉砕装置
6 原料
7 ボイラ本体
8 バーナ
11 排ガス
16 一次再循環ガス
17 二次再循環ガス
21 微粉燃料
22 混合流体
24 微粉分離装置
25 微粉流動補助系統
26 微粉燃料供給装置
30 サイクロン
37 シール手段
51 バグフィルタ
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