特許6028753IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

画像形成装置に関し、特に、その定着部材の温度制御

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

電気製品全般に対する省エネルギーの要求は、近年、ますます高まっている。画像形成装置に対しても、消費電力の更なる削減が要求されている。この要求に応えるには、のとおり、定着部の消費電力の更なる削減が効果的である。
不完全な熱定着に起因する印刷品質の低下を防ぎつつ、定着部の消費電力を更に削減するには、たとえば昇温曲線の推定の正確性を更に向上させることにより、昇温動作を更に的確な時期に再開させればよい。 しかし、特許文献1、2に開示された技術では、昇温曲線の推定の正確性を更に向上させることは難しい。なぜならば、昇温速度の予測に利用する実験等には、定着部材に出入りする熱量に影響を与える定着部そのものの状態、すなわち定着部にとって内的な条件までは反映されていない。
本発明の目的はの課題を解決することであり、特に、実際の印刷時における定着部の状態を定着部材の昇温速度の予測に反映させてその予測の正確性を向上させることにより、不完全な熱定着に起因する印刷品質の低下を防ぎ、かつ、定着部の昇温動作に要する消費電力を更に削減することのできる画像形成装置を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の1つの観点における画像形成装置は、給送部、作像部、定着部、測定部、および制御部を備えている。給送部は複数枚のシートを1枚ずつ給送する。作像部は、給送部によって給送される各シートの上にトナー像を画像データに基づいて形成する。定着部は、作像部から通紙される各シートに接触して加熱する定着部材を含み、作像部によって各シートの上に形成されたトナー像を定着部材で熱定着させる。測定部は定着部材の温・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明による画像形成装置のうち、のものは、定着部の昇温動作が停止したことによって定着部材の温度が降下ている期間中、測定部によって測定された定着部材の実際の温度から定着部材の降温速度を算定し、算定された降温速度から、定着部に昇温動作を再開させた場合における定着部材の昇温速度を予測する。降温速度の算定値には、定着部材の実際の温度変化を通して、実際の印刷時における定着部の状態が反映されている。したがって、降温速度の算定値が昇温速度の予測に利用されることにより、その予測の正確性が向上する。こうして、この画像形成装置は、不完全な熱定着に起因する印刷品質の低下を防ぎ、かつ、定着部の昇温動作に要する消費電力を削減することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の実施形態による画像形成装置の構造を示す模式的な正面図である。

【図2】図1に示されている画像形成装置の制御系統の構成を示すブロック図である。

【図3】図1に示されている定着部材の温度の経時的変化の一例を示すグラフである。

【図4】(a)は、昇温速度の基準値をシートの種類と環境温度との値の組み合わせ別に規定するテーブルの一例であり、(b)は、降温速度の算定値と昇温速度の予測値との間の関係を模式的に示すグラフである。

【図5】図3に示されている経時的変化を実現させる定着部材の温度制御のフローチャートである。

【図6】図5に示されているステップS501、すなわち定着部材の温度制御の目標値をシートごとに決定する処理のフローチャートである。

【図7】図5に示されているステップS506、すなわち定着部に昇温動作を再開させるか否かを判断する処理のフローチャートである。

【図8】図7に示されているステップS701、すなわち実質的な白紙と見なされたシートの次のシートが定着部に通紙され始める時刻における定着部材の温度を予測する処理のフローチャートである。

【図9】図1に示されている定着部材の温度の経時的変化の別例を示すグラフである。

【図10】図9に示されている経時的変化を実現させる定着部材の温度制御において、図5に示されているステップS506、すなわち定着部に昇温動作を再開させるか否かを判断する処理のフローチャートの前半部分である。

【図11】図10に示されているフローチャートの前半部分に続く後半部分である。

【図12】図1に示されている定着部材の温度の経時的変化の更に別の例を示すグラフである。

【図13】図11に示されている経時的変化を実現させる定着部材の温度制御において、図5に示されているステップS506、すなわち定着部に昇温動作を再開させるか否かを判断する処理のフローチャートの主部である。

【図14】図13に示されているフローチャートの主部を補う部分である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

100 画像形成装置   10 給送部   20 作像部   30 定着部   31 定着ローラー   32 加圧ローラー   34 温度センサー   50 制御部   511 降温速度算定部   512 昇温速度予測部   513 指示部   514 画像解析部   70 環境温度測定部   TN-1 第(N−1)シートについて決定された定着部材の温度制御の目標値   TN+1 第(N+1)シートについて決定された定着部材の温度制御の目標値   TDL 定着部の昇温動作が停止している期間における定着部材の降温曲線   TUL 定着部の昇温動作が再開された時点以降における定着部材の昇温曲線   ΔTD 定着部材の降温速度の算定値   ΔTDR 降温速度の基準値   ΔTU 定着部材の昇温速度の予測値   ΔTUR 昇温速度の基準値   CR 昇温曲線と降温曲線との交点

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