特許6033100IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

直流電力用の電気ケーブルの正極線と負極線とを対応位置に接続するに際してその極性の接続間違えを防止する端子台装置と、この端子台装置を備える電気機器に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

例えば太陽電池を用いたシステムでは、太陽電池から出力される直流電力の供給を受ける装置に正極線と負極線とが一対となっているケーブルを用いて配線工事する必要があり、その際、極線の極性(正極及び負極)を正しく接続する必要がある。しかし、この配線工事では現場調達されるケーブルにターミナル端子を取り付けるケーブル端末加工が行われるが、正極線と負極線とのいずれにも同じ形状のターミナル端子がかしめ固定されるため、この正極線と負極線とを、端子台装置の隣り合った正極線接続部と負極線接続部とに止め付ける作業で間違った極性側に正極線のターミナル端子と負極線のターミナル端子をネジ止めしてしまう誤接続を起こす可能性があった。 この対策として特許文献1に示されている如くのものが考えられたが、正極線接続部と負極線接続部とのそれぞれに配される導電板は、ターミナル端子のネジ止めに際しても変形することのないように厚みのある導電金属板からなるものであるため、上述したように板厚み方向で凹んでなる凹部や板厚み方向に盛り上がってなる凸部を形成するとコスト高になるという問題があり、導電板の小型化を図る場合での前記凹部、凸部の形成自体が困難なものとなる。このため、現状において導電板それぞれのターミナル端子を受ける上面部分は平坦であり、ターミナル端子も同一形状としており、誤接続の可能性を無くすことが難しかった。 そこで本発明は事情に鑑み、正極線と負極線とを極性が適合した状態で各接続部に確実に電気的な接続が行なえるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

(請求項1の発明) 本発明は課題を考慮してなされたもので、電気回路の正極に接続されている正極線接続部と負極に接続されている負極線接続部とを並設して有し、直流電力供給側での正極線と負極線とを対としたケーブルにおける前記正極線が前記正極線接続部に電気的に接続し、前記ケーブルにおける前記負極線が前記負極線接続部に電気的に接続される端子台装置であって、 互いに着脱可能に結合する凸コネクタと凹・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
(請求項1の発明の効果)
請求項1の発明の端子台装置によれば、直流電力供給側の正極線と負極線とは対となった状態の接続具を有しており、その接続具には正極線接続部に対応する取付部と負極線接続部に対応する取付部とを対として設けられているので、対の正極線接続部と負極線接続部とにケーブルの対の正極線と負極線とを電気的に接続する作業では、前記接続具の取付部それぞれを前記接続部に当てがうという簡単な操作で、正極線が正極線接続部に、そして負極線が負極線接続部に対応することとなって、誤接続を防止しながら正極線と負極線との前記接続部への接続が行なえ、締結ネジを使用していないため接続不備も防げるという優れた効果を奏する。 (請求項2の発明の効果)
請求項2の発明の端子台装置によれば、取付部それぞれを正極線接続部と負極線接続部とにネジ止めした接続具については、凸コネクタと凹コネクタとは分離することができるので、手による抜き差し操作にて前記接続部に対する正極線と負極線との電気的な接続を簡単に絶つことができるとともに、再接続もネジ止め操作無しに容易に行なえる。さらに、前記両コネクタは極性が合う場合のみに結合するものとして、再接続の操作において誤接続を防止する構成とすることが容易になる。 (請求項3の発明の効果)
請求項3の発明の端子台装置によれば、取付部のネジ止め部分それぞれがターミナル端子であるので、前記取付部を正極線接続部と負極線接続部とに取り付ける作業をネジ止めにて確実なものとすることができる。 (請求項4の発明の効果)
請求項4の発明の端子台装置によれば、取付部それぞれを正極線接続部と負極線接続部とに合わせる作業が頗る簡単となり、その取付部の前記接続部への取付作業が簡単になる。 (請求項5の発明の効果)
請求項5の発明の電気機器によれば、端子台装置を有しているので、その端子台装置に直流電力供給側のケーブルにおける正極線と負極線とを接続するに際し、接続具にて正極線と負極線との極性を適正に対応付けした状態で接続部に接続でき、また、接続具の凸コネクタと凹コネクタの抜き挿しでは、誤った極性が相対する状態では接続具の凸コネクタと凹コネクタとは結合できないようになり、作業者は誤接続であることを簡単に知ることができて、誤接続を未然に防止することができるという優れた効果を奏するものである。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明に係る電気機器の一例を概略的に示す説明図である。

【図2】本発明に係る端子台装置の一例を上方から見た状態で示す説明図である。

【図3】一例を分解状態で示す説明図である。

【図4】接続具の凸コネクタと凹コネクタとが分離した状態を示す説明図である。

【図5】端子台装置の他の例を分解状態で示す説明図である。

【図6】端子台装置の他の例における導電板を示す説明図である。

【図7】端子台装置の他の例を上方から見た状態で示す説明図である。

【図8】従来における接続箱を示す説明図である。

【図9】端子台装置における配線状態を示す説明図である。

【図10】端子台装置における接続部への配線を分解状態で示す説明図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1…端子台装置   2…ケーブル   3…正極線   4…負極線   5…正極線接続部   6…負極線接続部   17…電力変換装置   20…ターミナル端子   21…ターミナル端子   22…立壁   23…接続具   24…凸コネクタ   25…凹コネクタ   26、27…差し込み筒   26a、27a…接触端子   28、29…受け穴   28a、29a…柱状接触端子   30、31…取付部   32…凹溝   33…突条   34…ガイド溝   35、36…雄ネジ   37、38…立板   39…ナット

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