特許6035487IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

スロットマシン(回胴式遊技機)に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

映像による演出、音による演出、光による演出等は、遊技の進行状況や内部当選の状態に応じて変化し、一定のストーリーを持つように構成されている。このため、一連の複数の演出は予め定められた順番で実行される必要がある。例えば、演出A、演出B、演出C、・・・という演出がこの順番で一定の意味をもつ場合には、演出A、演出C、・・・のように途中の演出Bが実行されないことは避けなければならない。 演出には、スタートスイッチ(以下の説明及び図面において「スタートレバー」あるいは単に「レバー」と表記することもある)の押下、メダルの投入などの所定の契機(以下の説明で契機を「タイミング」とも表記する)で実行されるものがある。ここで、メダルの投入で実行される演出を「BET演出」(第1演出)、スタートスイッチの押下で実行される演出を「レバー演出」(第2演出)と呼ぶことにする。レバー演出とBET演出の実行タイミングの例を図18のタイミングチャートに示す。 図18の上段に示すように、スタートスイッチの押下でレバー演出が実行され、メダルの投入にBET演出が実行される。メダルの投入の際に実行されていた演出XはBET演出により上書きされ、当該演出Xは停止する(キャンセルされる)。 上述のように、演出の切り替え(あるいは開始)は、遊技者による何らかの操作(例えばストップボタンの押下など)を契機とすることが望ましい。 ところで、入賞の一態様として、次回の遊技に関して遊技者の所有するメダルの投入を要さずに前回の遊技と同じ準備状態に設定するリプレイ(再遊技)がある。リプレイ入賞の場合は次回遊技を行うためのメダルの投入がなく、自動的にメダルが投入される(このとき、「自動投入信号」が投入受け付け手段に入力される)。これにより、本来遊技者によるメダルの投入(手投入、ベット投入)によって発生する「メダル投入信号」がなくなるため、「メダル投入信号」を契機として行うBET演出を実行する機会がなくなってしまう。しかし、BET演出の開始契機が存在しないからと言ってBET演出が実行されないことは、遊技者に違和感を与え、演出の破綻を招きかねない。上述のように、演出A、演出B、演出C、・・・という演出がこの順番で一定の意味をもつ場合に、演出A、演出C、・・・のように途中の演出Bが実行されないことは避けたいのが一般的である。 そこで、スタートレバー操作による「スタートレバー操作信号」を契機としてBET演出を行うようにした。これによりBET演出が実行されないといったことがなくなり、演出が行われないことによるストーリーの破綻を避けることができる。 しかし、レバー押下の契機で同時にレバー演出も実行する場合には、BET演出がレバー演出により上書きされてしまい、このため遊技者がBET演出の内容をはっきり確認できないおそれがあった。 以下、課題について図17と図18を参照して説明を加える。なお、図3及びその説明、並びに図6及びその説明も参照されたい。 演出は、メイン基板10からのコマンドに基づき、サブ基板20が、演出を行うためのデバイス(例えば液晶表示装置LCD)を制御するデバイス制御基板(周辺基板、例えば図3の液晶制御基板200)へ演出のデータを送信することで実行される。デバイス制御基板は受けた演出のデータを自身のメモリに書き込み、書き込まれたデータに基づき所定の処理を行う。別の演出データを受けてこれがメモリに上書きされると、デバイス制御基板は当該別の演出データに基づき処理を行う。このように演出データの上書きにより演出が切り替わる。 図17は、サブ基板20からデバイス制御基板への演出のデータ送信を模式的に説明したものである。図18は、リプレイ非入賞時の演出に係るタイミングチャート、及び、リプレイ入賞時の演出に係る従来のタイミングチャートである。図18において、(N+1)遊技目は、リプレイが入賞した「次の遊技(ゲーム)」を示す。 図17(a)は、前回遊技でのリプレイ非入賞時を示す。リプレイ非入賞時はメダル投入契機があるので、当該メダル投入の契機に基づきサブ基板20はBET演出のデータをデバイス制御基板へ送信し、レバー押下の契機に基づきサブ基板20はレバー演出のデータをデバイス制御基板へ送信する。このタイミングでレバー演出のデータが上書きされる。図17(a)の場合、図18の上段のようにBET演出とレバー演出が行われるが、メダル投入の契機からレバー押下の契機の間を遊技者が十分に取ることが可能であり、には一定の時間があるので、遊技者はその間に行われるBET演出を十分に認識することができる。 図17(b)は、前回遊技でのリプレイ入賞時を示す。リプレイ入賞時はメダル投入契機がないので、レバー押下の契機に基づきサブ基板20はBET演出のデータをデバイス制御基板へ送信するとともに、これに引き続いてレバー演出のデータをデバイス制御基板へ送信する。このため、BET演出のデータはレバー演出のデータによりすぐに上書きされ、BET演出が実行されている時間τは非常に短い(例えば0.1秒程度)。この程度の演出時間では遊技者はBET演出の内容をはっきり確認できない。 要するに、レバー押下契機に対応する演出(スタートレバー演出、レバー演出のこと)が存在する場合において、BET演出は一瞬表示されるのみであり、そのすぐ後にレバー演出に表示がされるようになり、画面のちらつきが生じてしまった。 本発明は、課題を解決するためになされたもので、前回遊技でのリプレイ入賞時においても、遊技者が第1演出(BET演出)の内容を確認することのできる遊技機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

この発明は、遊技を開始するためのスタートスイッチと、メダルの投入を受け付けるメダルセレクタと、遊技機にメダルがクレジットされた状態において当該クレジットされたメダルを投入状態に設定するためのベットスイッチと、前記メダルセレクタの出力に基づきメダルの投入数を計数し、当該投入数が所定数になったこと又は前記ベットスイッチの出力によって、前記クレジットされたメダルからの前記投入数が前記所定数になった・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
この発明によれば、リプレイが入賞した次のゲームにおいてウエイトが所定時間以上ある場合に、BET演出(第1演出)の実行時間を確保するようにしたので、遊技者は当該演出を十分に認識することができる。画面がちらついてその内容を理解できないといったことはない。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図である。

【図2】前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図である。

【図3】スロットマシンのブロック図である。

【図4】スロットマシンの遊技処理のフローチャートである。

【図5】サブ基板と周辺基板の通信系統の説明図である。

【図6】リプレイ入賞時のタイミングチャートである。

【図7】発明の実施の形態1に係る遊技機の概略ブロック図である。

【図8】発明の実施の形態1に係るリプレイ入賞時のタイミングチャートである。

【図9】発明の実施の形態1に係る演出切替信号発生処理のフローチャートである。

【図10】発明の実施の形態1に係るリプレイ入賞時の演出処理のフローチャートである。

【図11】発明の実施の形態2に係るリプレイ入賞時のタイミングチャートである。

【図12】発明の実施の形態2に係る演出切替信号発生処理のフローチャートである。

【図13】発明の実施の形態2の変形例に係るリプレイ入賞時のタイミングチャートである。

【図14】発明の実施の形態2の変形例に係る演出切替信号発生処理のフローチャートである。

【図15】発明の実施の形態2の他の変形例に係るリプレイ入賞時のタイミングチャートである。

【図16】発明の実施の形態2の他の変形例に係る演出切替信号発生処理のフローチャートである。

【図17】図17(a)はリプレイ非入賞時における送信タイミングと演出のデータの関係を示す説明図であり、図17(b)はリプレイ入賞時における送信タイミングと演出のデータの関係を示す説明図である。

【図18】リプレイ非入賞時の演出に係るタイミングチャート、及び、リプレイ入賞時の演出に係る従来のタイミングチャートである。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 メダルセレクタ   10 メイン基板   20 サブ基板   50 演出切替信号生成部   134 スタートスイッチ   140 ストップボタン   203 リールユニット   1050 投入受付手段   1200 内部抽選手段   1300 リール制御手段   200 液晶制御基板(デバイス制御基板)   201 スピーカ基板(デバイス制御基板)   202 LED基板(デバイス制御基板)   LCD 液晶表示装置(デバイス)

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