技術分野
複数の給湯装置をシステムコントローラを介して接続することにより連動させた給湯システム
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
内蔵時計は一般に水晶振動子発信回路を用いて時刻のカウントを行うように構成されているが、各水晶振動子にはそれぞれ固有の誤差があるために、複数のリモコンの内蔵時計間で、1ヶ月で30秒程度の誤差が生じることがあり、同じシステム内であるにもかかわらず、リモコン間で異なる時刻が表示されることとなる。特許文献1の図8に示された給湯システムでは、各リモコンの内蔵時計が示す現在時刻をマニュアル操作で修正したときに、時刻修正後のデータを他の給湯装置のリモコンに送信して時刻合わせを行う技術が開示されているが、ユーザーが長期間現在時刻の修正操作を行わない場合には、各リモコンの内蔵時計が数分単位でずれてしまうことがあった。
さらに、従来の給湯システムにおいて、いずれか一のリモコンでふろ自動運転の設定を行った際に、システムコントローラがすべての給湯装置の給湯器コントローラへふろ自動設定データを送出するように構成することで、すべての給湯装置のふろ自動運転の一括設定を行えるようにすることができるが、各給湯装置ではそれぞれのリモコンの内蔵時計で現在時刻データを個別に管理しているため、これらの個々の現在時刻データが数分単位でずれてしまうと各給湯装置によるふろ自動開始時刻も数分単位でずれてしまい、ふろ自動完了までに時間がかかりすぎてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、複数の給湯装置をシステムコントローラで接続した給湯システムにおいて、各給湯装置の内蔵時計を常時監視して、それぞれの時刻が大きくずれてしまうことを回避することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
目的を達成するために、本発明は、次の技術的手段を講じた。
【発明の効果】
本発明の請求項1
,5,8,10に係る給湯システムによれば、システムコントローラの時刻監視部により、各給湯装置における現在時刻データを監視して所定条件を満たしたときに各内蔵時計に対して時刻補正処理を行わせたので、マニュアル操作による時刻合わせを行わずとも、すべての給湯装置の内蔵時計が大きくずれてしまうことがない。また、システムコントローラに時刻監視部を備えたので、各給湯装置として量産品を用いつつも複数の給湯装置間の現在時刻データのずれを防止でき、システム全体の低コスト化を図ることも可能となる。なお、時刻監視部が監視する現在時刻データは、「時」データ及び「分」データを含み「秒」データは含まないものとすることができる。
また、本発明の請求項
11に係る給湯システムによれば、例えば、各現在時刻データが「時」データ及び「分」データからなり、複数の現在時刻データ間で2分以上の差が生じたときに、いずれか一の内蔵時計に合わせて他の内蔵時計を補正することにより、複数の現在時刻データを一致させることができる。
また、本発明の請求項
12に係る給湯システムによれば、システム全体の現在時刻データの標準時刻からのずれを小さくすることができる。
また、本発明の請求項
1に係る給湯システムによれば、各内蔵時計の標準時刻に対するずれを平均化してシステム全体の現在時刻データが大きく標準時刻からずれてしまうことを防止できる。
また、本発明の請求項
13に係る給湯システムによれば、マニュアル操作による時刻合わせの実施時にすべての内蔵時計を正確な時刻に時刻合わせすることが可能となる。
また、本発明の請求項
2,5に係る給湯システムによれば、必要時にのみ所定の時刻補正処理を行うことで、システムコントローラや各制御手段における通信データ量を可及的に少なくすることができる。
また、本発明の請求項
3,6,8に係る給湯システムによれば、タイマー予約運転がオンに設定されたことをトリガとして、予約開始時にすべての内蔵時計を合わせることが可能となる。
また、本発明の請求項
4,7,9,10に係る給湯システムによれば、例えば特許第4294049号に開示されたエネルギー使用量表示装置のように、給湯装置の制御手段が、時刻0分(所定時刻)にガス、水道または電気の使用量の集計(所定の処理)を行うような場合に、内蔵時計が時刻0分を超えて補正されてしまうとデータを適切に収集できなくなる虞があるが、本発明では、所定の時刻を跨ぐ時刻補正を禁止することによって、所定の時刻に行われる所定の処理に支障を生じることを回避できる。
また、本発明の請求項
14に係る給湯システムによれば、タイマー予約指令信号は、リモコンにより各種の予約運転の設定操作がなされたときに通信線を介して給湯器コントローラへ送出され、給湯器コントローラがふろ自動などのタイマー予約運転制御を行う。現在時刻データは、時及び分のデータからなるものとすることができ、分データが更新されたときにリモコンから通信線に送出され、該通信線に接続された給湯器コントローラやシステムコントローラに供給される。また、各制御手段の通信線に送出された前記指令信号をシステムコントローラが他の制御手段の通信線に送出することで、いずれかのリモコンにより予約運転の設定操作を行うことにより複数の給湯器コントローラの予約運転を一括設定できるようになっている。さらに、システムコントローラが、所定の時刻補正処理として、時刻補正処理の対象となる制御手段の通信線に補正時刻を現在時刻として送出することで、各リモコンに補正時刻を送信することができ、リモコンが通信線を介して当該時刻データを受け取ると内蔵時計を補正時刻に合わせるようにリモコンを構成することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】本発明の一給湯システムの概略構成図である。
1 システムコントローラ
2 第1の給湯装置
21 給湯器
22 台所リモコン
23 給湯器コントローラ
24 通信線
3 第2の給湯装置
31 給湯器
32 台所リモコン
33 給湯器コントローラ
4 大浴槽
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