特許6040754IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

画像形成装置、その制御方法、および、その制御プログラムに関し、特に、印字の際のコストに関する情報を表示する画像形成装置、その制御方法、および、その制御プログラム

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

開発メーカーは、開発過程において、市場で使用が想定される複数種類の用紙での通紙性の検証を行い、市場で仕様が想定される用紙でのジャムの頻度やジャム箇所の傾向を把握することにより、用紙のコストを想定することができる。 一方、ユーザーは用紙に掛かるコストを下げるために、のように想定される仕様以外の安い用紙を使用する場合がある。 ここで、用紙の銘柄によっては、含有水分量の違いやコシの強弱などの特性の違いによりジャムしやすい用紙がある。例えば、画像形成装置において利用される銘柄の用紙が薄くコシの弱いものである場合、定着装置での加熱によってバックカールしやすくなる。さらに、このような用紙が両面印刷された場合、反転部にて他の用紙とすれ違う際に、当該他の用紙にバックカールした用紙の先端が当たり、耳折れやジャムが起こりやすくなる。また、画像形成装置において利用される銘柄の用紙が、表面が滑りやすいものである場合、想定以上にローラーがスリップし、搬送部において、後続の用紙との間隔が詰まり、ジャムが起こりやすくなる。 ジャムが発生した場合、発生箇所によっては、機内に残留紙が発生し、一度のジャムの処理のために複数毎の用紙を破棄しなければならない場合もある。例えば、排紙部でジャムが起きた場合、後続用紙はジャム用紙に経路を遮られ、機外に排出することができず機内に残留することになる。その際、後続用紙がトナー未定着の状態で止まった場合は、その用紙は使用することができず、捨てるしかない。また、ジャム処理の際に誤って用紙に傷を付けてしまった場合も、再利用することができず、捨てるしかない。 そのため、一度のジャムで発生する機内残留用紙の枚数を考慮しなければ、正確に用紙コストを計算することができない。 ユーザーは、感覚的にジャムが多くなってきたと感じても、銘柄別にジャムの発生頻度を計測している訳ではないので、使用している用紙銘柄のコストが他の用紙銘柄のコストよりも高くなる境目を正確に判断することはできない。また、複数のユーザーが画像形成装置を共有している場合、ユーザーは、他のユーザーが起こしたジャムまで把握している訳ではないため、個々のユーザーがジャムの傾向の統計を知ることができない。 そして、このように、画像形成装置において多様な銘柄の用紙を使用された場合、従来の技術によっては、銘柄の違いによるコストの差を算出することができなかった。 特許文献1に記載の技術では、用紙コストが、用紙サイズや用紙種類に基づくコストと通常と異なる動作から求めるコストから算出されるが、銘柄の違いによりジャムの発生頻度が異なることが考慮されていないため、ユーザーに、実際の用紙のコストが銘柄によって違うことを知らせることができない。そのため、ユーザーは、用紙の価格は安くても、画像形成装置に使用されると実は高くついていることに気づかず、そのまま高くつく用紙を使い続けてしまう課題が残る。 また、特許文献2に記載の技術では、ジャム箇所毎のジャム発生頻度は分かるが、用紙のコストは考慮されていないため、ユーザーに、ジャムの頻度が上がることで用紙のコストが高くなることを知らせることができない。そのため、この場合も、ユーザーは、用紙の価格は安くても、画像形成装置に使用されると実は高くついていることに気づかず、そのまま高くつく用紙を使い続けてしまう課題が残る。 本発明は係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、複数の銘柄の用紙が利用される画像形成装置について、銘柄ごとの用紙のコストの実質的な差を知らせることができるようにすることである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明に従った画像形成装置は、画像形成動作を実行するための画像形成手段と、画像形成手段による画像形成のために供給される用紙を収納する給紙トレイと、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎に印字枚数を計測する印字枚数計測手段と、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎にジャム発生回数を計測するジャム回数計測手段と、給紙トレイに収納される用紙の銘柄毎の価格を記憶する用紙価格情報記憶手段と、給紙トレイに収納さ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、画像形成装置において、複数の銘柄の用紙が利用される場合に、銘柄ごとの用紙のコストについての実質的な差を、ユーザーに知らせることができるようになる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の画像形成装置の一実施の形態である画像形成装置1を示す概略正面断面図である。

【図2】画像形成装置1のハードウェア構成を模式的に示す図である。

【図3】画像形成装置1の機能構成を示す図である。

【図4】用紙価格情報記憶部108における記憶内容の一例を模式的に示す図である。

【図5】用紙銘柄判定部105における記憶内容の一例を模式的に示す図である。

【図6】印字枚数記憶部103の記憶内容の一例を模式的に示す図である。

【図7】ジャム回数記憶部104における記憶内容の一例を模式的に示す図である。

【図8】画像形成装置1において画像形成の際に実行される処理のフローチャートである。

【図9】ステップS20のサブルーチンのフローチャートである。

【図10】ステップS50のサブルーチンのフローチャートである。

【図11】表示部111に表示される画面の一例を示す図である。

【図12】画像形成装置1の第2の実施の形態の機能構成を模式的に示す図である。

【図13】機内残留枚数記憶部121の記憶内容を模式的に示す図である。

【図14】本実施の形態における用紙コストの算出のためのフローチャートである。

【図15】図10の用紙コストの表示のフローチャートの変形例である。

【図16】画像形成装置1の操作パネル110に、警告のメッセージが表示されている状態を示す図である。

【図17】図8のフローチャートについての変形例である。

【図18】ステップS51とステップS81における、おすすめ印字モードを表示するためのサブルーチンのフローチャートである。

【図19】片面の印字モードをすすめる表示の一例を示す図である。

【図20】印字枚数の記憶テーブルの変形例の一例を示す図である。

【図21】図8のフローチャートについてのさらに他の変形例である。

【図22】ステップS52とステップS82における、用紙のコストとおすすめの給紙トレイを表示するためのサブルーチンのフローチャートである。

【図23】ステップSD40における表示の一例を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 画像形成装置、20 印字装置、30 用紙搬送装置、70 給紙部、71〜74 給紙トレイ、76 ピックアップローラー、79 レジストローラー、80 定着装置、82 両面ユニット、87 パンチユニット、88 折りユニット、89 ステープラー、90 排紙ユニット、91〜93 排紙トレイ、100 中央制御装置、101 基準用紙コスト情報記憶部、102 ジャム検出部、103 印字枚数記憶部、104 ジャム回数記憶部、105 用紙銘柄判定部、106 印字枚数計測部、107 ジャム回数計測部、108 用紙価格情報記憶部、109 用紙コスト算出部、110 操作パネル、111 表示部、112 操作部、121 機内残留枚数記憶部、150K,150Y,150M,150C イメージングユニット、152 RAM、153 ROM、154 記憶部、155 出力制御部、700,710,720,730 画面、701〜704 ソフトウェアボタン、705,725,735 画像、716 メッセージ表示欄。

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