技術分野
微小な固定物(例えば細胞、ナノ粒子、インク滴、レジストパターン等)の密着力評価を行うためのプローブ、及び該プローブを具備するプローブ顕微鏡に関するものである。
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら特許文献1に記載の方法では、微細パターンの側面(先端部が接触する面)を探針の先端部で押圧するものであるので、微細パターンと基板との界面における密着力を評価することが困難である。
特に、密着力評価としては、上述したような微細パターンだけではなく、微小な固定物、例えば細胞、ナノ粒子や着弾したインク滴等についても、どの程度の密着力で固定(付着、吸着、接着等)されているかを評価したいニーズがある。しかしながら、特許文献1に記載の方法では、界面における密着力を評価することが困難であるので、正確な密着力評価を行うことが難しい。
また、特許文献1に記載の方法では、微細パターンが基板に対して強固に固定されている場合、探針の先端部で微細パターンの側面を単に押圧するだけであるので、微細パターンが剥離しない可能性がある。そのうえ、探針に強い負荷がかかり、その蓄積による疲労により探針の寿命が短くなるおそれがあった。
さらに、探針の先端部で微細パターンの側面を押圧した際、微細パターンにねじれが生じ易いので、この点においても正確な密着力を評価することが難しかった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、基板上に固定された固定物の密着力を安定且つ正確に評価することができると共に、負荷がかかり難く、寿命を延ばし易いプローブ、及び該プローブを具備するプローブ顕微鏡を提供することである。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を提供する。
(1)本発明に係るプローブは、基板上に固定された固定物を該基板から剥離させるプローブであって、基端部から先端部に向けて一方向に延び、先端部が自由端からなるカンチレバーと、前記カンチレバーの前記先端部に形成され、前記基板に向けて突出すると共に前記固定物に対して接触可能とされた板片状の探針と、前記カンチレバーの前記基端部を片持ち状に支持す・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、基板上に固定された固定物の密着力を安定且つ正確に評価することができると共に、負荷がかかり難く、寿命を延ばすことができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明に係る実施形態を示す図であって、プローブ顕微鏡の構成図である。
【図2】 図1に示すプローブ顕微鏡における探針の拡大図である。
【図3】 図2に示す探針の正面図である。
【図4】 図2に示す探針における爪部を利用してナノ粒子を剥離させている状態を示す図である。
【図5】 図4に示す状態から探針をさらに移動させて、ナノ粒子の試料台から剥離させた状態を示す図である。
【図6】 本発明に係るプローブの変形例を示す図であって、探針における爪部の斜視図である。
【図7】 本発明に係るプローブの別の変形例を示す図であって、探針の正面図である。
【図8】 本発明に係るプローブのさらに別の変形例を示す図であって、探針の側面図である。
N…ナノ粒子(固定物)
N1…ナノ粒子の剥離部分
1…プローブ顕微鏡
2…プローブ
3…試料台(基板)
4…移動手段
5…測定手段
6…計測部(計測手段)
10…カンチレバー
10a…カンチレバーの基端部
10b…カンチレバーの先端部
11…探針
12…ホルダ部
16…爪部
16a…爪部の傾斜面
16A…爪部の先鋭部
17…接続片(支持片)
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