特許6046666IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

走路境界推定装置及び走路境界推定方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、従来技術では、例えば、縁石などの立体走路境界が、車両の出入り等の為に途切れていたり、電柱などの他の立体構造物の影になっていたりするなどの理由で、当該立体走路境界を空間的に連続的なものとして検出し難い場合がある。そのような場合、従来技術においては、段差検出に基づく立体走路境界の検出、及び、テンプレート照合に基づく立体走路境界の検出が中断され、遠方の領域における立体走路境界の推定が出来なくなる可能性がある。 一例として、遠方の領域における立体走路境界の推定が出来なくなる可能性が高い状況を図1を参照して説明する。図1は、テンプレート照合による遠方探索が困難となるシーンの一例を示す。図1(a)は縁石境界が途切れ途切れの状態にあるシーンであり、図1(b)は陸橋の影が縁石境界上に落ちているシーンである。 ここで、テンプレート画像は、高さやエッジを手掛かりに、画像の一部を切り出す形で設定される。例えば、図1(a)の点線枠(i)がテンプレート画像として設定されたとする。それを基に、隣接する遠方領域を探索しても、実線枠(ii)内の縁石境界は、縁石が途切れている部分であるため、テンプレート照合では良好に検出できなくなる。また、一般にテンプレート照合は輝度情報に基づくため、図1(b)のように陸橋などの周辺構造物の影が縁石境界上に落ちている点線枠の領域(iii)では濃淡変化が乏しくなり、テンプレート照合が不安定になり正しい位置が検出できなくなることがある。 そのため、従来技術では、図1(a)に示すように縁石が途切れていたり、図1(b)に示すように路面に他の周辺構造物(陸橋など)の影が落ちていたり、その他側溝の蓋が有ったり無かったりする場合には、切り出したテンプレートでは必ずしも精度よく一致する場所が見つけられず、遠方探索が中断してしまう。ここで、テンプレート画像の明度を操作したり、幾何変換により予測テンプレートを生成したりすることも考えられるが、このような局所的なテクスチャ変化は予測が難しいため困難である。仮にそのように生成されたテンプレートと照合する場所が見つかった場合であっても、それが正しい道路境界であることが確認できない。 本発明は、の事情に鑑みてなされたものであって、走路境界推定技術において、遠方の領域における立体走路境界の推定が出来なくなる状況が発生することを低減可能な走路境界推定装置及び走路境界推定方法を提供することが目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の走路境界推定装置は、車両周囲の交通環境を撮影した画像データを取得する画像取得手段と、前記画像データに基づいて距離画像を生成する距離画像生成手段と、前記距離画像に基づいて高さ変化がある位置を抽出する段差検出を実施することで、立体的な走路境界である立体走路境界を車両近傍側から遠方側に向かって検出する段差検出手段と、前記段差検出手段によって検出された前記立体走路境界上において前記車両から最・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明にかかる走路境界推定装置及び走路境界推定方法は、走路境界推定技術において、遠方の領域における立体走路境界の推定が出来なくなる状況が発生することを低減できるという効果を奏する。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、テンプレート照合による遠方探索が困難となるシーンの一例を示す図である。

【図2】図2は、実施形態1に係る走路境界推定装置の構成を示す図である。

【図3】図3は、入力画像と距離画像の一例を示す図である。

【図4】図4は、立体走路境界の検出処理の一例を示す図である。

【図5】図5は、路面領域の設定例を示す図である。

【図6】図6は、探索領域の設定例とスキップ探索の一例を示す図である。

【図7】図7は、境界候補点群への直線あてはめ処理の一例を示す図である。

【図8】図8は、スキップ探索の効果例を示す図である。

【図9】図9は、実施形態1に係る走路境界推定装置の基本処理の一例を示すフローチャートである。

【図10】図10は、テンプレート切替えロジックAの一例を示す図である。

【図11】図11は、テンプレート切替えロジックAの処理の詳細を示すフローチャートである。

【図12】図12は、テンプレート切替えロジックBの一例を示す図である。

【図13】図13は、テンプレート切替えロジックBの処理の詳細を示すフローチャートである。

【図14】図14は、実施形態2に係る走路境界推定装置の構成を示す図である。

【図15】図15は、実施形態2に係る走路境界推定装置の基本処理の一例を示すフローチャートである。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 ECU   1a 画像取得部   1b 距離画像生成部   1c 段差検出部   1d 基準画像設定部   1e 探索領域設定部   1f 照合判定部   1g 道路境界検出部   1h 車両制御部   1i 基準画像格納部   1j 照合位置格納部   2 撮像装置   2a 右カメラ   2b 左カメラ   3 アクチュエータ

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