特許6048850IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

医薬品等の中間体の原料となるD−アミノ酸の製造に利用できる、N−サクシニル−D−アミノ酸を脱アシル化してD−アミノ酸を生成する活性を有するタンパク質(以下、D−サクシニラーゼと呼ぶ)に関する。また、本発明は、かかるD−サクシニラーゼと、N−サクシニルアミノ酸ラセマーゼを組み合わせて使用することにより、N−サクシニル−DL−アミノ酸からD−アミノ酸を効率的に製造する方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、かかる従来技術の現状に鑑み創案されたものであり、その目的は、N−サクシニル−D−アミノ酸の加水分解活性が高く、サクシニルアミノ酸ラセマーゼと組み合わせることにより、工業的な規模、時間においてD−アミノ酸を高収率で製造することができる新規なD−サクシニラーゼを提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、目的を達成するために、N−サクシニル−D−アミノ酸加水分解能力を指標として様々な土壌微生物をスクリーニングした結果、N−サクシニル−D−アミノ酸を加水分解する能力に優れる新規な微生物(クプリアビダス(Cupriavidus)・エスピー.P4−10−C)を見出し、該新規な微生物が新規なD−サクシニラーゼを産生していることを見出した。さらに、該新規なD−サクシニラーゼ遺伝子のクロ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明のD−サクシニラーゼは、従来の酵素に比べてN−サクシニル−D−アミノ酸の加水分解活性が格段に高いため、公知のサクシニルアミノ酸ラセマーゼと組み合わせて使用することにより、N−アシルアミノ酸の効率的なラセミ化と加水分解が可能となる。従って、本発明によれば、医薬品原料などとして有用なD−アミノ酸を、工業的な規模、時間において高収率で得ることが可能となる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、クプリアビダス・エスピー.P4−10−C株の生産するD−サクシニラーゼの電気泳動法による電気泳動像を示す図である。

【図2】図2は、クプリアビダス・エスピー.P4−10−C株の生産するD−サクシニラーゼの温度安定性測定時の残存相対活性を示す図である。

【図3】図3は、クプリアビダス・エスピー.P4−10−C株の生産するD−サクシニラーゼの至適温度測定時の相対活性を示す図である。

【図4】図4は、クプリアビダス・エスピー.P4−10−C株の生産するD−サクシニラーゼの至適pH測定時の相対活性を示す図である。

【図5】図5は、各種D−サクシニラーゼのD−サクシニラーゼ活性を示す図である。

【図6】図6は、形質転換体の生産するD−サクシニラーゼの温度安定性測定時の残存相対活性を示す図である。

【図7】図7は、形質転換体の生産するD−サクシニラーゼの至適温度測定時の相対活性を示す図である。

【図8】図8は、形質転換体の生産するD−サクシニラーゼのpH安定性測定時の残存相対活性を示す図である。

【図9】図9は、形質転換体の生産するD−サクシニラーゼの至適pH測定時の相対活性を示す図である。

【図10】図10は、N−サクシニル−DL−フェニルアラニンに対するD−サクシニラーゼ反応時の加水分解率を示す図である。

【図11】図11は、N−サクシニル−DL−フェニルアラニンに対するD−サクシニラーゼとサクシニルアミノ酸ラセマーゼ反応時の加水分解率を示す図である。

【図12】図12は、N−サクシニル−DL−トリプトファンに対するD−サクシニラーゼとサクシニルアミノ酸ラセマーゼ反応時の加水分解率を示す図である。

【図13】図13は、N−サクシニル−DL−ビフェニルアラニンに対するD−サクシニラーゼとサクシニルアミノ酸ラセマーゼ反応時の加水分解率を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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