特許6050802IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

ウェット性能を悪化させることなく、耐偏摩耗性能を向上させた重荷重用空気入りタイヤ

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、センターブロック、ミドルブロック及びショルダーブロックの形状を改善しつつ各ブロックの最大幅とサイプの最大長さとを規定することを基本として、ウェット性能を長期に亘って維持しながら、良好な耐偏摩耗性能を発揮しうる重荷重用空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、トレッド部に、タイヤ赤道上でタイヤ周方向にジグザグ状に連続してのびる1本のセンター主溝、前記センター主溝の両側に各1本配されタイヤ周方向にジグザグ状に連続してのびるミドル主溝、及び、前記各ミドル主溝のタイヤ軸方向外側に各1本配されタイヤ周方向にジグザグ状に連続してのびるショルダー主溝が設けられることにより、前記センター主溝と前記ミドル主溝との間に、タイヤ軸方向の幅がタイヤ周方向に増・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明の重荷重用空気入りタイヤでは、センター陸部のタイヤ軸方向の幅が最小となる位置にセンター横溝が設けられることによって、踏面が六角形状のセンターブロックを有する。同様に、ミドル陸部のタイヤ軸方向の幅が最小となる位置にミドル横溝が設けられることにより、踏面が六角形状のミドルブロックが形成される。また、ショルダー陸部のタイヤ軸方向の幅が最小となる位置にショルダー横溝が設けられることにより、踏面が多角形状のミドルブロックが形成される。このようなセンターブロック、ミドルブロック及びショルダーブロックのタイヤ軸方向の幅は、タイヤ周方向の中央部分から両端部に向かって小さくなるため、ブロックの両端部は、ブロックの踏み込み時及び蹴り出し時に適度に変形することにより、路面に対する滑りが抑制される。これにより、センターブロック、ミドルブロック及びショルダーブロックの両端部に作用する摩耗エネルギーが低減される。 センターブロックには、タイヤ軸方向にのびるセンターサイプが設けられている。このようなセンターサイプは、排水し難いタイヤ赤道上のセンターブロックの踏面の水膜を吸収するのでウェット性能を向上し得る。また、タイヤ軸方向にのびるセンターサイプは、センターブロックのタイヤ周方向のブロック縁の接地時、サイプの壁面を閉じる向きに変形するので、センターブロックの剛性を高く確保しうる。このように、センターサイプは、ウェット性能と耐偏摩耗性能とをバランス良く向上する。 一対のセンターブロックの各タイヤ軸方向最大幅、一対のミドルブロックの各タイヤ軸方向最大幅、一対のショルダーブロックの各タイヤ軸方向最大幅、及び、一対のセンターブロックの各センターサイプのタイヤ軸方向最大長さの合計は、トレッド幅の1.05〜1.31倍である。即ち、タイヤ周方向の中央部分の幅が両端部の幅に比して大きい各ブロックでは、そのタイヤ軸方向最大幅が、ブロック縁のタイヤ軸方向成分と相関する。このため、各ブロックのタイヤ軸方向最大幅とセンターサイプのタイヤ軸方向最大長さとを規定することにより、トレッド部全体で、ブロック縁とサイプとのタイヤ軸方向成分による引っ掻き力による水膜除去効果を発揮してウェット性能を向上させるとともに、各ブロックの剛性低下を抑制して、耐偏摩耗性能を維持することができる。 以上のように、本発明の重荷重用空気入りタイヤは、踏面が六角形状に設定されるセンターブロック、ミドルブロックと、踏面が多角形状に設定されるショルダーブロックとを有すること、及び、各ブロックのタイヤ軸方向最大幅及びセンターサイプのタイヤ軸方向最大長さを規定することにより、各ブロックのヒールアンドトウ摩耗差を減らすことができるとともに、各ブロックの踏面と路面との間の水膜を除去することができる。従って、本発明によれば、例えば、ウェット性能の低下を招きやすいタイバーに頼ることなく、又は、タイバーをより小型化しながら、ウェット性能の悪化を抑制しつつ、耐偏摩耗性能を向上させることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の一実施形態を示すトレッド部の展開図である。

【図2】本発明の一実施形態を示すトレッド部の展開図である。

【図3】図1のセンター陸部の拡大図である。

【図4】センター横溝の横断面図である。

【図5】図1の右側のミドル陸部及びショルダー陸部の拡大図である。

【図6】ミドル陸部の側面図である。

【図7】比較例のトレッド部の展開図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 重荷重用空気入りタイヤ   6 センター陸部   7 ミドル陸部   8 ショルダー陸部   11 センターブロック   13 センターサイプ   17 ミドルブロック   23 ショルダーブロック   TW トレッド幅

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります