特許6053563IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

2流体間で熱交換を行う熱交換器を有する熱交換換気装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

前述の如く、給気タイプの換気扇においては、この換気扇内部への霧の侵入によって、換気扇製品内部で霧が凝縮して水が発生し、この水が機外へ流出して製品の周囲を濡らす等の不具合が生じていた。特に、換気扇が天井埋込タイプの場合は、天井を濡らすため、問題があった。これらについては、のように、野外フード部材によって霧を落とすという方法によって、霧の除去は可能であるが、この従来技術は、風路を急激に折り曲げて、風路内で空気を衝突させることにより霧を除去する方式であるため、野外フード内部における圧損が高くなるという問題があった。 また、製品を設置した後に、その設置場所が霧の発生が多い場所であることが判明した場合には、屋外フードを、霧の除去を可能とする野外フードに交換する必要があるが、例えば、ビルの3階以上の場所等においては、この屋外フードの交換は困難であった。 更に、近年、24時間換気のニーズが高まっていることに伴い、早朝及び深夜において、この早朝及び深夜に多く発生する霧等の高湿度空気が給気されてしまう可能性が高まってきているため、製品内への霧の侵入は大きな課題となっていた。 この課題を解決するため、特許文献4においては、給気通路内に設けた結露センサが所定値以上の外気湿度を検知した場合に、給気送風機が停止又は間欠運転する。これにより、この特許文献4は、換気装置内部への霧の侵入を抑制している。 しかし、この特許文献4のように、給気送風機の運転又は停止を、外気の湿度で判定する場合、外気の湿度上昇は、霧のような高湿度空気が発生した場合だけでなく、昼間の降雨のような場合でも起こるため、このような昼間の降雨による湿度上昇においても、換気が停止してしまうという課題が指摘されるようになってきた。 また、特許文献4のように、給気送風機の停止又は間欠運転時に、排気送風機の運転を継続する場合、室内が室外に対して負圧になるため、給気送風機を停止又は間欠運転していても、給気風路から室内へ外気が流入してしまう。これにより、給気送風機を停止又は間欠運転することにより、外気の侵入を抑制するという効果が低下してしまう。 本発明は、のような課題を背景としてなされたもので、外気の侵入を抑制すると共に、24時間換気においても、霧等の高湿度外気の取り込みによる不具合を解消しつつ不必要な換気の停止を抑制して24時間換気における運転継続を可能とする熱交換換気装置を提供するものである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明に係る熱交換換気装置は、室外側吸込口から吸い込まれた室外空気が、室内側吹出口から室内に給気される通路となる給気風路と、室外空気を室内側吹出口から室内に給気する給気用送風機と、室内側吸込口から吸い込まれた室内空気が、室外側吹出口から室外に排気される通路となる排気風路と、室内空気を室外側吹出口から室外に排気する排気用送風機と、給気風路を通過する室外空気と排気風路を通過する室内空気との間で熱・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、室外湿度が湿度閾値以上であり、且つ室内CO2濃度がCO2濃度以下である場合に、給気用送風機及び排気用送風機のいずれもが最大風量よりも低い低風量運転を行う。このため、必要最低限の換気量を確保しつつ、高湿度外気のような不要な外気の取り込み量を低下させることができる。また、給気用送風機と共に排気用送風機も低風量運転を行うため、室内が負圧状態になることを軽減することができるので、室内の負圧により、給気風路から霧等の高湿度外気が室内へ侵入することを抑制することができる。更に、CO2センサにより、CO2濃度を検出して、CO2濃度が高い場合は、給気用送風機及び排気用送風機が低風量運転しないため、室内のCO2濃度が高くなることを抑制することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】実施の形態1に係る熱交換換気装置1において、上蓋3を開いた状態を示す斜視図である。

【図2】実施の形態1に係る熱交換換気装置1を、開口13が設けられた側面からみた場合の断面図である。

【図3】実施の形態1に係る熱交換換気装置1の動作を示すフローチャートである。

【図4】(a)は、実施の形態2に係る熱交換換気装置1が熱交換換気を行う場合におけるダンパ装置15の動作及び空気の流れを示す断面図、(b)は、熱交換換気時の給気流及び排気流の経路を示す模式図である。

【図5】(a)は、実施の形態2に係る熱交換換気装置1が普通換気を行う場合におけるダンパ装置15の動作及び空気の流れを示す断面図、(b)は、普通換気時の給気流及び排気流の経路を示す模式図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 熱交換換気装置、2 本体箱体、3 上蓋、4 室内側吸込口、5 室外側吸込口、6 室内側吹出口、7 室外側吹出口、8 排気風路、8a 第1経路、8b 第2経路、9 給気風路、10 排気用送風機、10a 羽根、10b 電動機、10c 羽根ケーシング、11 給気用送風機、11a 羽根、11b 電動機、11c 羽根ケーシング、12 熱交換器、13 開口、14 メンテナンスカバー、15 ダンパ装置、21 湿度センサ、22 CO2センサ、23 制御部、24 リモコン。

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