技術分野
この発明は、缶胴の開口端部に缶蓋を二重巻締めにして取り付ける缶蓋の巻締め方法
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、特許文献2に記載された2段チャックウォールの缶蓋においても、下方部の傾斜角度が大きいために、内圧がかかると巻締め部にてこの作用で缶中心方向への力が大きく働き、巻締め部が開く方向に力が働いて密閉性を低下させるという問題点があった。
なお、文献3、4にはチャックウォールの傾斜角度の小さい缶蓋においてシーミングパネルの形状を規定することが記載されている。傾斜角度の小さいチャックウォールでは、巻締め時に缶軸方向、缶径方向へのチャックウォールの動きが少ないため、シーミングパネル形状はこれらの文献で提案された比較的単純な形でよい。また、これらの形状が採用されるミニシームタイプのシーミングパネルでは、比較的シーム全体が短くできるためにシーミングパネル形状も単純なものでよく、円弧形状は先端部が巻込み易くフランジ(51)に付き当たらなければ足りる。しかし、傾斜角度の大きいチャックウォールの缶蓋では、チャックウォールの巻締め部分に巻締めながらの折り曲げ加工が入るため、巻締めとともにシーミングパネルの缶軸方向、缶径方向への動きが入り込む。このため、文献3、4に記載された単純形状のシーミングパネルを適用してもこのような複雑な動きに十分に追従することができず、チャックミスや巻締め不良が生ずる危険性がある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明の缶蓋の巻締め方法は、上述した技術背景に鑑み、チャックウォールの傾斜角度の大きい缶蓋において、巻締め時のチャックミスや巻締め不良を低減し、ひいては巻締め部の密閉性を向上させることを目的とするものである。
【発明の効果】
[1]に記載された発明によれば、チャックウォールの少なくとも環状溝側部分を40〜60°の傾斜角度に形成することで缶蓋材料のブランク径を小さくして材料の節約を図りつつ、シーミングパネルの形状を規定することでチャックミスや巻締め不良を低減し、ひいては缶蓋の密閉性および耐圧性を向上させることができる。
[2]に記載された発明によれば、チャックウォール全体が40〜60°の傾斜角度に形成された缶蓋において効果が得られる。
[3]に記載された発明によれば、2段チャックウォールの缶蓋において効果が得られる。しかも第2チャックウォール部は第1チャックウォール部よりも傾斜角度が小さいために、巻締め時の缶径方向の動きが小さくなりさらに巻締め不良が発生しにくい。
[4][5]に記載された各発明によれば、さらに巻締め不良を低減することができる。
[6][7]に記載された発明によれば、巻締め不良を低減できる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】本発明の巻締め方法に用いる缶蓋の第1実施形態を示す断面図および部分拡大断面図である。
【図2】シーミングパネルの拡大断面図である。
【図3】図1の缶蓋の巻締め工程を示す断面図である。
【図4】巻締め部の拡大断面図である。
【図5】本発明の巻締め方法に用いる缶蓋の第2実施形態を示す断面図および部分拡大断面図である。
【図6】従来の缶蓋と巻締め工程を示す断面図である。
1、2…缶蓋
10…センターパネル
11…環状溝
15、30…チャックウォール
31…第1チャックウォール部
32…第2チャックウォール部
20…シーミングパネル
21…シーミングパネルラジアス部
22…第1シーミングウォール部
23…第2シーミングウォール部
24…カバーフック部
R1…シーミングパネルラジアス部の外面曲率半径
R2…第1シーミングウォール部の外面曲率半径
R3…第2シーミングウォールの外面曲率半径
R4…カバーフック部の外面曲率半径
θ…チャックウォールの傾斜角度
θ1…第1チャックウォール部の傾斜角度
θ2…第2チャックウォール部の傾斜角度
X…缶蓋の最大外周からカバーフック部の先端までの缶径方向の距離
h…シーミングパネルの最上端からカバーフック部の下端までの缶軸方向の距離
L…シーミングパネルの最上端からカバーフック部の最大外周までの缶径方向の距離
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